【ユピテルATLAS ASG-CM12レビュー】旧型GPSナビは今でも使える?GPX活用&STRAVA連携で復活させたログ管理術

「古いGPSナビ、まだ使えるのかな…?」
そんな疑問から始まったのが、ユピテル製『ATLAS ASG-CM12』の再活用チャレンジ。
この記事では、地図サービス終了後の使い方・GPXデータの取り出し方・STRAVA連携・マウントのサイズ感・DIYログ管理のコツなどを実体験ベースで紹介します。
この記事でわかること
- ATLAS ASG-CM12の基本スペックと現状の制限
- 地図サービス終了後でも使えるログ管理方法
- GPXデータの抽出とSTRAVAへのアップロード手順
- 本体サイズとマウントの大きさ・装着感
- Garmin Oregonとの比較と使い勝手の印象
サイクリングにGPSは必要か?
友人にもらった古いGPSナビを有効利用できないか?と検討しておりました。
ユピテル「ATLAS ASG-CM12」
GPS搭載の自転車用ナビゲーション
Windowsアプリケーションは使えない
管理用ツールは、ユピテルのサイトからダウンロードできるのですが、アプリケーションは有料でシリアルコードを購入しないといけません。
スマホが普及する前の製品なので、スマホ対応していません
地図サービスが終了している
必要なら買うのですが、アプリケーションを起動させてみると地図が正しく動きません。
Google Map連携ができない
ネットの情報を調べてみると、Google Mapとの連動が正しく行われていないようです。
アプリ開発の知り合いが困っていましたが、GoogleやAppleは、システムのレギュレーションがコロコロ変わるので、対応が大変らしいと聞いておりました。
GoogleやAppleのシステムは、定期的に変更されるので、古いものは動かなくなる
改善は期待できない
多分、売れもしないアプリケーションの対応はやってられないのでしょう
この製品の後継も廃盤になっています
使えないかな?
管理ツールが使えないと、ルートを作成して登録したり、ログを管理はできないのかと思っておりました。
PCでアクセス可能
macに繋いで確認したところ、本体データエリアに、GPXを発見しました
GPXデータ:位置情報ログ(座標位置を時間と共に記録している)
ログファイル認識
起動して、ログファイルを確認しました
STRAVAでデータを読める
データをSTRAVAに、読み込ませてみたら、2014年に友人と行った時の阿蘇行きのルートが読み込めました。

GPX形式のルートは読める
先に作っておいた予定ルートと、その日の走行ログの二つを見つけたので、これは、GPXを別のソフトで扱えば問題なく使えることになります。
- 走行予定ルート(事前作成したもの)
- 当日走行ルート(大分港~阿蘇まで)
ルートを書き込む手順
ルート作成は、地図サービスやストラバなどのトレーニングアプリで作成可能です
- ルートを作成(Google Mapなど)
- GPXエキスポート
- 本機のルート用エリアに書き込む
ログ管理
本機から取り出したデータは、トレーニングアプリにインポート可能です
- PCでGPXデータフォルダを開く
- STRAVAにログデータをアップロード
- STRAVA上でデータを確認
以上で、問題なく使えることが判明しました。
使い勝手悪くない
販売当時の2010年くらいには、連動するアプリケーション(Windows版のみ)のインターフェイスが使いにくかった
現在の方がデータ連携は簡単になっている(2022年現在)
自転車にマウント
自転車にマウントを取り付けてみました。
ステムマウント
本体は、それほど大きくはないのです。
マウントが大きい
マウントを含めると大きい。
固定用マウントが、超デカイ!
Garmin Oregonと同じくらい
メインで使用しているOregonと同じくらいのサイズ
サイズが大きいので、好みは分かれますが、使える
結論
現在でも十分使用できる自転車用ナビゲーションシステムだと思います
操作性は悪くない
日本人が設計しているので、日本人には使いやすい気がします(ガーミンは少し分かりにくいインターフェイスだと思っています)
地図は古い
発売された当時から更新ができないので、新しい道路などは表示できませんが、それは現場で臨機応変に対応すればいいと思っています
試す
MTBかシクロバイクに取り付けて、ポタリングの時に試してみようと思います。
【まとめ】“GPSナビは、使い方次第で今も現役”——ATLAS ASG-CM12で味わうログ管理の楽しさと復活術
今回の検証では、地図サービスやアプリ連携が終了していても、GPXデータを活用することでATLAS ASG-CM12を十分に使えることがわかりました。
STRAVAとの連携や事前ルート作成など、現代のツールと組み合わせることで“旧型でも現役”を実現。
マウントのサイズや操作性にクセはあるものの、日本人設計ならではの使いやすさも健在。
“古いから使えない”ではなく、“工夫すれば使える”という視点で、サイクリングログ管理の楽しさを再発見できる一台でした。