ロードバイク乗りの「機材マウント」、疲れてませんか?|穏やかに受け流すための対処法

「そのホイール、まだ使ってるの?」
「え、ガーミンじゃなくて○○使ってるんだ?」
「105?最低でもアルテにしないと、登りキツいでしょ」
どれかひとつでも「それ、俺言われたやつだ…」と感じたあなた。
それ、機材マウントされてます。
ロードバイクの世界に足を踏み入れると、なぜか現れるこの「マウント文化」。
今回は、その機材マウントにどう向き合うか、どう対処すべきかを、実体験やネット上の声から紐解いていきます。
なぜ“機材マウント”は起こるのか?
まず前提として、「マウント=自慢」ではありません。
多くの場合、それは“自分が正しい”という価値観の押しつけです。
- 高いコンポを使うことが正義
- 軽いホイールは速さの証
- サイクルコンピュータはこのブランド一択
本人に悪気がないことも多いですが、それを受けた側が疲れてしまうのが現実。
特に初心者や、ゆるく楽しんでいる人にとっては、
「お金をかけてない=やる気がない」と受け取られてしまう空気があること自体が、居心地の悪さにつながります。
「マウントを取られた」と感じたときの対処法
① スルー力を身につける(これは大人の技)
マウントを取ってくる人は、“自分の評価を上げたい”だけ。
つまり、あなたの評価を下げたいわけじゃないんです。
「へ〜、そうなんですね!」と一歩引いた対応でOK。
まともに相手をすると、心が消耗するだけです。
② 自分の価値観を持つ(趣味は自由)
ロードバイクは“機材を語る趣味”でもありますが、それが全てじゃない。
- 通勤の相棒として使ってる人
- ダイエットや健康管理目的の人
- 景色を楽しむライドをしたい人
目的が違えば、必要な装備も違うのが当たり前。
「俺はこういう楽しみ方をしてる」という軸を持っていれば、
周囲の評価に振り回されなくなります。
③ 本当に必要な機材は、マウントじゃなく“共感”で見極める
たとえば、「105で十分」と言われることもあれば、
「アルテグラに変えたら世界が変わった!」という声もあります。
それ、どっちも正解です。
ただし、自分の走り方・用途に合っているか?が判断基準。
- 「山が好き → 軽量ホイールは正義」
- 「通勤メイン → 耐久性とメンテナンス性が優先」
- 「週末ライダー → コスパのいいミドルグレードが最適」
“自分にとってベスト”を、自分で選ぶことが正解なんです。
SNSでも「マウント疲れ」は共通の悩み
Yahoo!知恵袋やブログでも、こんな声があふれています:
「趣味でやってるだけなのに、いちいち比較されて面倒くさい」
「誰かと競いたいわけじゃないんだけどな…」
「そもそも、人の装備に口出す人が苦手」
その通りです。
「レースに出たい」「速くなりたい」と思っている人は、性能の話が役に立ちます。
でも、そうじゃない人にとって、機材マウントはただの圧力でしかありません。
それでも疲れたら、こう考えてみてください
- ロードバイクは“競争”じゃなくてもいい
- 自分が快適に、安全に、楽しく乗れればOK
- 「機材を語る」のと「人を下げる」は別物
そして、最後に。
機材を語る=悪ではない
問題は、相手を下に見ようとする「話し方」や「意図」です。
まとめ:機材マウントに勝つ必要はない。受け流して、自分のスタイルを貫こう
- 「自分のロードバイクライフを守ること」が最優先
- 不快なマウントは、正面から受け止めず“スルー”でOK
- 情報交換は“共感ベース”がベスト
- 機材のグレードよりも、“あなたの楽しみ方”が一番大事
あなたの楽しみ方に、正解がある
どんなバイクに、どんなウェアで、どんなコンポで走っても、
あなたが「今日のライド、最高だった」と思えたなら、
それが一番の正解です。
機材マウントに疲れたら、一度立ち止まって、自分にとっての「正しい楽しみ方」を思い出してみてくださいね。