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【衝撃】ロードバイクの再塗装、プロが「不可能」と断るケースとは?カーボンフレームの純正色再現は無理なのか

みぞお
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愛用してきたハイエンドなカーボンロードバイク。性能は申し分ないものの、長年の使用で塗装が剥がれたり、色が褪せてきたりしていませんか?

「これを機に、プロの業者に依頼してリペイントしたい」 「どうせなら、購入時に欲しかった別の純正カラーに塗り替えたい」

そう考えるサイクリストは少なくありません。しかし、ロードバイク、特に「ロゴが複雑なカーボンフレーム」の再塗装は、あなたが想像する以上に困難な道かもしれません。

この記事では、実際にハイエンドバイクの再塗装を検討したオーナーの悩みと、専門家、そして複数の塗装業者が下した「意外な結論」についてご紹介します。

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始まりは「塗装剥がれ」

憧れの別カラーへリペイントしたい

あるロードバイクオーナーは、愛用するフルカーボンフレームの塗装剥がれがひどくなってきたため、プロによる再塗装を検討し始めました。

彼は以前、アルミフレームの自家塗装(DIY)に挑戦したものの、「同じ白のはずが、元の色と微妙に違う…」と、色の再現性に失敗した苦い経験があります。

「白って200色ある」という言葉が頭をよぎる中、今回のバイクは以下の理由から、DIYは早々に諦めていました。

  • デリケートな「フルカーボン」素材であること
  • 塗り替えたい色が、メーカーロゴがこれでもかと散りばめられた複雑なデザインであること

そこで彼は、「プロの業者なら、同モデルの別カラー(例:赤色のモデルを、白黒の純正カラー)に完璧に塗り替えてくれるのではないか?」という疑問を持ちました。

プロは純正デザインを「瓜二つ」に再現できるのか?

メーカーの純正塗装、特にハイエンドモデルの「白」などは、独特の上品さやパール感があり、非常に高い技術で塗装されています。

果たしてプロの塗装業者は、この複雑な塗り分けやロゴ配置まで含めて、既製品と「瓜二つ」に再現することが可能なのでしょうか?

この疑問に対し、自身もカーボン修理や塗装を手がけるという専門家からは、非常に厳しい意見が寄せられました。

専門家の指摘:「自転車を分かっていない業者が多すぎる」

「正直なところ、『自転車の塗装を請け負います』とうたう業者の大半は、任せられません」

そう語る専門家によれば、カーボンフレームの塗装は、アルミやクロモリとは全く異なる特殊な知識が必要だと言います。

  • カーボンの知識が必須
    • そのフレームがどのような製造方法で作られ、どこでパイプを継いでいるかなど、素材を熟知していないと、下地処理(塗装剥離)の段階でフレームを傷めてしまうリスクがあります。
  • リペイントは新品より難しい
    • 一度塗装されたものを剥がし、デリケートなカーボンの地肌を整えてから再塗装するのは、新品のフレームに塗装するより遥かに気を遣う作業です。
  • 問題はロゴではない
    • ロゴデータを作成してデカールを作ることは可能です。本当の問題は、そのデリケートな下地をどう作り、どう塗装するかという「塗装の根本的な技術と知識」にあります。

彼は「中途半端なプロに頼むくらいなら、自分で徹底的に勉強してDIYした方がマシなレベル」とまで言い切ります。

あらゆる業者に連絡した結果…「全部お断りされました」

この専門家の意見を受け、質問者(オーナー)は覚悟を決めました。

「もし再現したいなら、自分でやるしかない」という現実を受け入れつつも、彼は推奨された業者も含め、あらゆる自転車塗装の専門業者に「純正の別カラー(複雑なロゴデザイン)へのリペイント」を依頼しました。

しかし、その結果は衝撃的なものでした。

連絡したすべての業者から、「(その内容では)できません」と断られてしまったのです。

プロの塗装業者ですら、「メーカーの複雑な純正デザインを完璧に再現すること」は「不可能」というのが、今回の結論でした。

なぜプロは「純正デザインの再現」を断るのか?

「プロなのにどうして?」と思うかもしれませんが、業者側が「不可能」と判断するのには、技術以外の現実的な理由も含まれています。

  1. リスクが高すぎる
    • 塗装を剥がす際、カーボンの積層を傷つけてしまうリスクがゼロではありません。数十万円もするハイエンドフレームを破損させた場合、責任問題になります。
  2. コストが非現実的になる
    • 複雑な塗り分けや無数のロゴをマスキングと塗装で再現するのは、天文学的な作業時間(工数)がかかります。仮に可能だとしても、その工賃は「新品のフレームが買える」ほどの金額になりかねません。
  3. 「瓜二つ」の保証ができない
    • オーナーが「瓜二つ」を求める場合、「思っていた白と違う」「ロゴの位置が数ミリずれている」といったクレームに繋がりかねません。「200色ある白」を完璧に合わせるのは、塗料のデータがない限り至難の業です。

これらのリスクとコストを天秤にかけた結果、多くの業者が「(採算が合わない・リスクが高すぎるため)実質的に不可能」と判断するのです。

現実的なリペイントの選択肢とは?

では、愛車のリペイントを諦めるしかないのでしょうか? いいえ、道は残されています。

  1. 単色(ソリッドカラー)で依頼する
    • 「純正デザインの再現」は不可能でも、「単色(ロゴ無し、またはシンプルなロゴのみ)」での塗り替えなら、多くの業者が引き受けてくれます。
  2. オリジナルデザインで依頼する
    • 純正にこだわらず、塗装業者と相談して「世界に一台だけのオリジナルデザイン」にするのも一つの手です。これなら「再現度」を気にする必要がありません。
  3. 自家塗装(DIY)に挑戦する
    • 専門家の言葉通り、もし強いこだわりがあり、「純正カラーの再現」をどうしても目指したいのであれば、残された道は「自己責任」でのDIYしかありません。膨大な時間と労力、そして失敗のリスクを承知の上で、知識と技術を学ぶ覚悟が必要です。

愛車の再塗装は、単なる「塗り替え」ではありません。特にカーボンフレームの「純正デザイン再現」は、プロが揃って匙を投げるほど困難な道だということを、覚悟しておく必要がありそうです。

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おっさんサイクリスト
自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。
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