用事ついでに“訓練機で空を飛ぶ”——八尾空港で味わったリアルな空の世界

「ちょっと八尾空港に用事があって…」
そんな何気ない予定が、まさかの“訓練機に同乗して空を飛ぶ”展開になるとは思ってもみませんでした。
今回は、大阪・八尾空港で実施されているパイロット訓練の現場にお邪魔し、
セスナ訓練機に同乗させてもらった貴重な体験の記録です。

お世話になったのは、八尾空港を拠点に操縦訓練を行っている航空会社の訓練機。
この日は、実際の訓練生が操縦するセスナ機に、後部座席から同乗させてもらうという特別な機会をいただきました。
遊覧飛行とは違い、離陸から着陸までの一連の訓練内容を間近で見られるという、
“空の現場”を体感できるフライトとなりました。

八尾空港

あ〜やんの物欲祭りの内容が決まり、この方面に行くのなら、八尾空港へ荷物を取りに行きたいとの話で、銀行へお金をおろしに行くついでに八尾空港へ向かいます。

彼は空を飛ぶ免許を持っております。

事件です

このあと起こる事件により、あ〜やん自転車衝動買い事件は、霞むのでした。

空港に着き、荷物を取りに行くのを待っていると、あ〜やんが走ってきます。

「今からナイトフライトで飛ぶけど、ねぇ〜ちゃん達乗る？」
（あ〜やんは相方さんの弟です。）

『へ？今から？？？」

相方さんは悩んでおります。自分は遊園地より安全だと思っているので大丈夫だと思いましたが、怖いなら止めときましょうと言う気持ちです。

相方さんのお父さんに電話したら、乗ったらいいのにってことで、乗るの決定。
祭りが盛り上がって参りました。

遊覧飛行

機長さんに挨拶と自己紹介と話をして、誓約書にサインをして、ルートの概要を少し聞いて搭乗です。

あれ？ヘリじゃないよ？
（あ〜やんの免許はヘリコプター）

安全確認をしてテイクオフです。

あ〜やんもしっかり点検に付き合ってくれて、十分に準備はできています。
彼は見送り。

前略、空の上より

空の上ってすごいです。

仁徳天皇陵

グリーンフロント（シャープ堺工場）

WTC

海遊館／USJ

神戸ハーバーランド

神戸の１００万ドルの夜景

とっくり氏から良いカメラを借りてくれば良かったと心から後悔しました。

って、５分で決断をしないといけない突然の話だったので、無理ですけどね。

乗り物酔い

前半騒ぎすぎて、後半はやや酔いかけになってしまいましたが、素人が１時間も乗ったら酔うものらしいです。

空港への帰還前に、機長の横の教官から
教「大丈夫ですか？酔ってないですか？」
み「はい！大丈夫です」
教「じゃあ、すごいのをいきますよ」
み「え？」

ぐお〜〜〜〜んっと、機体が左右へ60度のバンク飛行！！！！

横の窓をみたら、真横にしか見えません！！！！

アクロバティック飛行のおかげで、やや酔いかけの気持ちが一瞬でさめました。

追記、土の上です

その後、無事帰還し、土を踏むのでした。

あ〜やんは、にこやかにお出迎えをしてくれています。

多分、一生のうちにそうそう経験は出来ないだろうっていう神戸・大阪ナイトフライトでした。

面白かった。乗った後の今も思い出すと興奮します。

訓練フライト

ちなみに、このフライトはただ乗りです。機長さんが練習で乗るのに同乗させてもらったので、通常の航空会社でのサービスではあり得ない時間の長さらしいです。

練習をしていたのと、お荷物が2人乗っていたので、通常よりも遅いスピードで飛んでくれたり、観光名所の真上で旋回をしてくれたりと、自分と相方さんは楽しい思いをさせてもらいました。

“空の現場”に触れる——訓練機同乗で感じたリアルと感動

訓練機は“遊覧とは違う緊張感”がある

離陸前のブリーフィングから、教官と訓練生の真剣なやり取りが始まり、
「これは本物の現場だ」と背筋が伸びる空気感。
飛行中も無線交信や操作の確認が続き、
“空を飛ぶ”という行為の奥深さを実感しました。

景色は“ジオラマのような大阪”

訓練ルートは市街地を避けつつ、大阪平野や河川、山並みを見下ろすコース。
「あれがPLの塔」「あの川は大和川かな？」と、
地上とは違う視点で街を見る楽しさもありました。

“また乗りたい”と思える理由

遊覧飛行とは違い、訓練の緊張感とリアルな空気感がクセになる。
「次はもっと長い訓練ルートに同乗してみたい」と思える、
貴重な体験となりました。

みぞお

おっさんサイクリスト

自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。