愛車を守り、輝きを保つ!自転車フレーム ガラスコーティングの全て[2025年度版]

大切な自転車は、いつもピカピカに、そして傷一つなく保ちたいもの。しかし、日常の走行や保管環境、そして洗車を繰り返すうちに、どうしても細かい傷がつき、汚れも落ちにくくなってきます。そんな悩みを解決し、愛車を新車のような輝きで守り続けるための頼もしい味方が「ガラスコーティング」です。
この記事では、自転車フレームのガラスコーティングについて、そのメカニズムから選び方、施工方法、そして具体的なおすすめ製品まで、詳しく解説します。

ガラスコーティングとは?なぜ自転車に効果的?
ガラスコーティングとは、特殊な液剤を車体表面に塗布することで、硬質なガラス質の被膜を形成する技術です。主に車のボディ保護で普及していますが、自転車にもその効果は絶大です。
ガラスコーティングがもたらす効果
- 傷からの保護: 走行中に付着する小石や砂、あるいは日常の取り扱いによる微細な擦り傷から、塗装面を強力に保護します。
- 汚れの付着防止・清掃性向上: 表面が非常に滑らかになるため、泥や砂、油汚れなどが付きにくくなります。付着しても水洗いで簡単に汚れが流れ落ちるようになり、日常のメンテナンスが格段に楽になります。
- 優れた撥水性/疎水性: 水滴がコロコロと転がり落ちる撥水性や、水が薄く広がり流れ落ちる疎水性により、水垢の発生を抑え、雨天走行後の清掃も容易になります。
- 深みのある光沢と艶: 塗装本来の色合いが際立ち、新車時のような美しい光沢が長期間持続します。マット塗装の場合は、質感を損なわずに保護膜を形成する製品もあります。
- 紫外線(UV)からの保護: 紫外線による塗装の色褪せや劣化を防ぎ、フレームの美しさを長く保ちます。
- 防錆効果: 金属パーツへの施工で、錆の発生を抑制する効果も期待できます。
DIY vs. プロ施工:どちらを選ぶ?
ガラスコーティングには、自分で施工するDIYキットと、専門店に依頼するプロ施工があります。
- DIYキット:
- メリット: コストを抑えられる、自分の手で愛車をケアする楽しみがある。
- デメリット: 施工に時間と手間がかかる、ムラになりやすい、下地処理の知識や技術が必要。
- プロ施工:
- メリット: 専門知識と設備で最高の仕上がりが期待できる、耐久性が高い、手間がかからない。
- デメリット: DIYキットに比べて費用が高額になる。
新車購入時やオーバーホールのタイミングで、完璧な仕上がりを求めるならプロ施工も有力な選択肢です。
ガラスコーティングの施工手順と成功のコツ
DIYでガラスコーティングを行う場合、最も重要なのは「下地処理」です。これが仕上がりの大半を左右すると言っても過言ではありません。
- 徹底した洗車と脱脂:
- まずは自転車を隅々まで丁寧に洗車し、泥や砂、油汚れ、古いワックスなどを完全に除去します。中性洗剤を使用し、泡で優しく洗いましょう。
- その後、ガラスコーティング剤の性能を最大限に引き出すために、専用の脱脂クリーナーやシリコンオフスプレー、IPA(イソプロピルアルコール)などでフレーム表面の油分を完全に拭き取ります。
- 完全な乾燥: 水分が残っているとムラの原因になるため、タオルやマイクロファイバークロスで完全に拭き取り、自然乾燥させます。ブロワーなどがあれば効率的です。
- マスキング: ゴムパーツ、稼働部(変速機、ブレーキなど)、ベアリング部、ロゴのデカールなど、コーティング剤が付着してはいけない箇所は、マスキングテープなどでしっかり保護します。
- コーティング剤の塗布:
- 付属のスポンジやクロスに少量ずつ液剤を取り、フレームの小さな範囲(例:トップチューブの一部)からスタートします。
- 薄く均一に塗布し、すぐに乾いた別のマイクロファイバークロスで拭き上げます。これを繰り返しながら、少しずつ作業範囲を広げていきましょう。
- 一度に広範囲に塗布すると、液剤が乾いてムラの原因となるため注意が必要です。
- 硬化(キュアリング):
- 製品ごとに指定された硬化時間を守ることが非常に重要です。この間は、水に濡らしたり、汚れたりしないように静かな場所で保管しましょう。温度や湿度も硬化に影響するため、各製品の指示に従ってください。
メンテナンスと耐久性
ガラスコーティング後の日常的な清掃は格段に楽になります。基本的には水洗いでほとんどの汚れが落ちるようになります。定期的に水拭きを行うだけでも、効果の持続に繋がります。
コーティングの耐久性は、製品の種類、自転車の使用頻度、保管状況、そして施工品質によって大きく異なりますが、数か月から長いものでは数年間効果が持続するものもあります。効果が薄れてきたと感じたら、再度施工を検討しましょう。
おすすめのガラス(セラミック)コーティング製品
市場には様々なガラス(およびガラス系、セラミック系)コーティング剤がありますが、自転車におすすめの製品をいくつかご紹介します。
1. プロも愛用する定番・高性能品
- WAKO’S(ワコーズ) バリアスコート:
- 自動車用としても有名ですが、自転車ユーザーにも絶大な人気を誇るガラス系コーティング剤です。簡単に施工でき、深いツヤと高い撥水性、防汚性を実現します。金属や樹脂にも使用でき、これ一本で多様なパーツを保護できます。
- WAKO’S Webサイト
- MUC-OFF(マックオフ)コーティングシリーズ:
- 英国発の自転車用ケミカルブランド。用途に応じた多様なコーティング剤があります。
- BIKE PROTECT: 洗車後のフレーム保護に。汚れの付着を防ぎ、ツヤも出ます。
- SILICON SHINE: フレームの保護だけでなく、サスペンションのインナーチューブなどに塗布することで動きを滑らかにする効果も。
- MIRACLE SHINE: カルナバワックス配合で、深いツヤと高い撥水性、耐久性を実現します。
- HCB-1: 強力な防錆効果が特徴。金属パーツの長期保護に。
- MUC-OFF 公式サイト
- 英国発の自転車用ケミカルブランド。用途に応じた多様なコーティング剤があります。
- GTECHNQI BIKE(ジーテクニックバイク):
- 世界的に認められた英国のセラミックコーティングブランドが手掛ける自転車専用ライン。非常に高耐久で、プロ級の保護性能を求める方におすすめです。
- Bike Ceramic: フレーム全体に強固なセラミック被膜を形成。
- Ceramic Quick Coat: 手軽に施工できるスプレータイプ。
- GTECHNIQ BIKE 日本公式サイト
- 世界的に認められた英国のセラミックコーティングブランドが手掛ける自転車専用ライン。非常に高耐久で、プロ級の保護性能を求める方におすすめです。
2. コストパフォーマンスに優れたDIY向け製品
- AZ(エーゼット) BCT-001/BCT-002 アクアシャインコート:
- ホームセンターやオンラインストアで手軽に入手でき、コストパフォーマンスに優れています。スプレータイプで簡単に施工でき、ガラス系のツヤと撥水性を得られます。日常的なケアにおすすめです。
- AZ 公式サイト
- EVERS(エバーズ) ガラス系コーティング剤:
- こちらも自転車用として人気の高いブランド。スプレー式で手軽にガラス光沢や撥水効果を得られる製品が豊富です。
- EVERS 公式サイト
3. 専門店で人気の製品
- ガラスの鎧(カラスノヨロイ):
- 記事の筆者も言及している、自転車業界では非常に有名なプロ施工向けのガラスコーティング剤です。非常に硬質な被膜を形成し、その防汚性や光沢は多くのプロショップで支持されています。個人での購入は難しいですが、施工可能なショップを探してみる価値はあります。
- ガラスの鎧 Webサイト(ブリス・ジャパンカンパニー)
【注意点】 車用のコーティング剤も自転車に使えることが多いですが、自転車のフレーム素材(特にカーボンやマット塗装)によっては相性があります。使用前に必ず製品の注意事項や適用素材を確認しましょう。
まとめ
自転車のガラスコーティングは、愛車を傷や汚れから守り、その輝きを長く保つための非常に効果的な手段です。DIYキットを使えば手軽に挑戦でき、プロに依頼すればより高い品質と耐久性を享受できます。
新車のような輝きを維持し、日々のメンテナンスを楽にすることで、あなたのサイクリングライフはより快適で楽しいものになるでしょう。ぜひ、この記事で紹介した情報を参考に、あなたの愛車に最適なガラスコーティングを見つけて、その効果を実感してみてください。
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考察
![愛車を守り、輝きを保つ!自転車フレーム ガラスコーティングの全て[2025年度版]](https://bike-memo.com/wp-content/uploads/2010/12/bike-blog-320x180.jpg)
これ良いですね。
ロードバイクに欲しいです。
> tsun様
大事な自転車を傷等から守るのにはいいと思います。プロにやってもらうと、オーバーホール代+5千円くらいみたいですよ。