”自転車で痩せるは幻想”についての持論と解説を書きます
自転車で痩せる?
自転車趣味歴20年で、一般的に言われていることとは違うなと感じます
- 自転車で痩せる
- スポーツバイクに乗ったら足が太くなる
今まで自分で感じた経験・失敗の持論(結論)を先に書きます(理由は後から)
自転車で痩せません
ロードバイクブームの到来で、趣味仲間が増えて、少し走りこんだ時期は、少し体重が減ったように感じますが、年々増加していました
自転車に乗ることで起こる問題
サイクリングに出かけるようになると、ごはんが大変美味しくなる
自転車に乗ると食べることが増える
痩せる理由を認識する
太る理由は食べる事以外ありませんし、痩せる理由も食べた以上に動くしかありません
自転車に乗る行為でカロリー消費しない
自転車に乗ったとしても、カロリー消費は大きくありません
効率のよいエネルギー摂取が正義だと勘違い
自転車に乗った翌日に疲れを残さないように、エネルギー(カロリー)になるものを摂るようになる
スポーツバイクに乗ったら足が太くならない
筋肉隆々に鍛えるボディビルダーは大変な努力を重ねているのに、少し自転車に乗った程度で足が太くなるはずがありません
筋肉がつけば細くなる
もともと太っている人がサイクリング程度で筋肉がつけば、脂肪が減り、筋肉が付くので、足は細くなります
筋肉は簡単には膨らまない
先に書いたボディービルダーは、筋肉を膨らませるため、適度な運動と食事で管理しています
趣味・週末サイクリスト程度では筋肉を膨らませるのは難しい
- 軽いサイクリング程度では、膨らむほどの筋肉はつかない
- 激しいトレーニングをすると筋肉を減らす場合が多い
- 足が喜んでいるぜ!と痛みを感じる位だと、筋肉を燃やしている
- 筋肉に変わる食事を続けるのはストイック
自転車で痩せない理由
自転車に乗ると、とにかく食べ物の誘惑がすごいし、運動しているから食べてもOK!と思考が都合のよいものに変わります
ごはん(ビール)が美味しい
サイクリング後のごはんや晩酌は、運動をした後なので、とても美味しい
サイクリング程度で消費するカロリーは決して高くないのに、普段以上に食べる場合が多く、明らかな食べ過ぎになります
失敗が泥沼になる
自転車に乗ったら、好きなものを食べても良いと考えるようになる
失敗ストーリー(仲間とツーリング)
自転車関係で知り合った友人たちと初サイクリングから失敗が泥沼化した場合を、話にまとめました
いつもより早起きして、車に自転車を積み準備万端・出発し、待ち合わせの公園で仲間と無事合流してから、1時間ほど走ると急に体から力が抜けたようになります(ハンガーノック)
サイクリング仲間の経験豊富な先輩に、「朝ごはんはしっかり食べたか?無理しすぎているから、コンビニでしっかり補給しよう」とコンビニに案内される
ダイエット目的で自転車を始めているので、あまり食べなかったのに、先の先輩から「カロリーあるものをしっかり食べろ」と、菓子パンコーナーへ案内され、我慢していた甘いパンを買う(呪いの言葉1)
美味しいパンを食べている姿を見ていた先輩から「次から無理したらダメだよ。朝はしっかり食べて、サイクリング中も補給食を食べないと、走れないよ」と魔法の言葉(呪いの言葉2)をかけられます
そして、無事目的地の有名な食事処でのランチで、再び「帰りも走らないといけないから、大盛とか食べたほうがいいのじゃないか?」とごはん・おかずが豪華になります(呪いの言葉3)
帰りのサイクリング中、先輩から「走った後もしっかり食べて回復させないと明日にツケが回るよ」とアドバイスをもらい、帰ったら何を食べるか考える(呪いの言葉4)
サイクリングも終わり解散前に、仲間たちから「次は、〇〇が美味しいあの店へ行こう」と次の誘いを受けて、走り切った満足感と次回の期待で家路につく(呪いの言葉5)
自宅に戻り、数キロ減った体重計の目盛りを確認し、長距離を走り切った達成感と、仲間から言われた「これだけ走ったから、今日の食事は実質0だね」が次のモチベーションになる(呪いの言葉6)
親切で優しい先輩たちの言葉が、痩せない理由(呪いの言葉)になっています
エネルギー切れで体に大きな負担をかけた危険な状態
- 全身から力が抜ける
- 体が動かなくなる
- 視界が狭くなる
- 思考が停止する
① コンビニ利用が当たり前
ダイエットの大敵であるコンビニへ当たり前のように行くようになります
- 自転車に乗ったら、コンビニに行くことは正しいことだと思うようになる
- 運動中は補給(食べ物を摂る)が正しい行動になる
それが習慣になっていくので、日常生活でも当たり前になる
② 自転車に乗ると食べないといけない
自転車歴がある人なら、何度も失敗して必要な食事量を把握していますが、初心者で食べろと言われると、次も迷惑をかけたらいけないと、食べ過ぎます
食べることが当たり前になり、最初に沢山食べないといけないと思い込んでいるので、自転車に乗る(運動する)時は、食べてもいいと思うようになる
③ 我慢しなくていい
ダイエットを始めると、大盛・油物は避けようと考えますが、仲間のススメで我慢していたものを忘れ、しっかり食べてします
自転車に乗ると食事内容で、我慢する必要がないと勘違いが始まる
④ 食べるのは回復するため
サイクリング前・中・後と、しっかり食べるようになり、次のサイクリングの時は体が楽になったように感じます
※一度、ハンガーノックになっているので、翌日体が重い(だるい)
回復できないと、私生活にも影響が出るので、今まで以上に食べるようになる
また、明日サイクリングだから、しっかり補給しておこうと大食いする場合も増える
⑤ サイクリングの目的が食べることになる
長距離サイクリングのモチベーションが、目的地の食事になってしまい、ダイエットを忘れる
「走る楽しみ=食べる楽しみ」になってしまい、自転車は食べることになる
⑥ 自転車に乗ると謎のゼロカロリー理論を始める
しっかり食べても長距離サイクリングで、チャラになると思うようになる
摂取カロリーと消費カロリーの計算が雑になる
- 長距離サイクリング直後の体重測定では2~3kg減っている場合が多い
- 水分が抜けているだけ
- 翌日には戻っているか、少し減っているかもしれない
- 翌々日には着実に増加している
- 先輩の走行距離は、半分間違っている
- 仲間と一緒に走った距離以外の距離がある
- 集合場所まで自走が当たり前(キツイ坂道を数本走っている)
- 解散後、食べ過ぎたからと、遠回りをして帰って調整している
- 帰宅後、ローラー台に乗っている
効率よくエネルギー摂取が正義
疲れをとるためには、エネルギー摂取(カロリー摂取)が必要だと感じ、カロリーの高い食事だけではなく、水あめを粉にしたような補助食品にも手を出すようになります
カロリーお化け
自転車趣味じゃない人が聞いたら、正気を疑われるものが、エネルギー補給食品
見た目は小物、中身は化け物
新商品続々
色々なメーカーから、エネルギー量・食べやすさなどが改善させて発表される
痩せるわけない
先に書いたように、カロリーお化けなので、これを食べるだけでも、結構な運動をしないとエネルギーを消費しない
痩せると思われるサイクリング
では、自転車で痩せるにはどうしたらいいのでしょうか
高強度サイクリング
摂取カロリー以上の消費カロリーをするためには、心拍数150以上(息が上がって苦しい程度・個人差あり)の運動を長時間続ければ、体の中の脂肪が燃えていきます
サイクリングの楽しさなし
息が上がって苦しい程度の運動を続けて、自転車の楽しさがあるのか疑問です
坂を上り続ける
投稿者の近くにあるヒルクライム(坂を上るサイクリング)で有名な和泉葛城山を、息を切らしながら走るのが自分のスタイルになったら、可能性あり
補給しないサイクリング
サイクリング中は水以外飲まない(食べない)・その他の食事もダイエットメニューを続けられたら痩せる可能性は高い(翌日の疲労は無視)
実体験
仕事の用事(数件)で、往復70㎞自転車で走って、タイミング悪く何も食べられなかったことがあります(ボトルの水のみ)
- 家へ帰る直前に意識が朦朧としていた
- 少しソファに座ったら意識を失った
- 夜ごはんを食べた時に味を感じなかった
- 味を感じる余裕なく、ただ必死に食べ物を摂った
- 翌日、体がだるかった(翌々日の午前中も)
オススメしない
仕事で乗ったらブログには書かないのですが、これだけは記事にした方がいいのか悩むくらい危険な行為
※自転車関係の仕事ではなく、自転車で行ける範囲の営業周りは交通費削減で乗っている
規則正しい生活
自転車は関係なくなりますが、痩せるためには規則正しい生活と暴飲暴食を避け、適度な運動をつづけるしかありません
自転車で痩せないのは食べるから
運動して気分よく夕食を沢山食べたり、お酒を飲めば、だれでも太ります
スポーツバイクで足が太くならない理由
痩せない理由とほぼ同じ理由で、足は太くなりません
イメージの問題
自転車に興味のない日本人が考えるのは、”スポーツバイク=競輪選手”だと思うので、太く逞しい足になると考えそうです
しかし、あの足にするのは、並大抵の努力では叶いません
それがスポーツバイク(ロードバイクに)に乗る程度で出来るのなら、日本の自転車競技レベルは世界最高峰で、オリンピックでメダルの常連になっているでしょう
足が太いのは競技者であって、普通の人が到達できるレベルじゃない
太っているだけ
先の痩せない理由で書いている”食べてもOK”が最大限発揮され、自転車に乗るとごはん(スイーツ)が美味しくて、食べて太っているだけです
全身太くなっている
足の太さが増すのは、体重増加とセットになっているけど、言わないだけ
太ったと言いたい人は少ないので、「自転車のせいで足が太くなった」自嘲ネタ
細くなる理由
スポーツバイクを、一般人(社会人)レベルで頑張っている人は、足が細くなります
軽い有酸素は体に良い
軽い有酸素運動でも、続ければ必要な筋肉が付くので、体には良い作用があり、少しずつ脂肪を燃焼しやすくなる
極まれに太くなる
もともと痩せていて、食も細かった人の場合のみ、運動を続けて健康的な食事を食べるようになり、エネルギーを取り入れて、筋肉で膨らむ場合あり
この場合、太ももが膨らむので、「足が太くなる」と言ってしまう人(チャリダーには羨ましい人)
足を太くする方法
そんなことを望む一般人はいないので、専門家に聞いてください
分からない
投稿者も、簡単に足を太くする(自転車競技が強くなる)方法があるのなら、知りたい
無理だからネタになる
サイクルモードライドのトークショーで、タレントさんがレースに勝てないから、長く番組に出演し続けられると話しておりました
簡単にできる事だと、だれも見ません(他人が出来ないことを、面白く感じているだけ)
まとめ
自転車に興味のない人が抱く印象は、単なる勘違い・思い込み
自転車では痩せない
有酸素運動は、長く続ければ痩せやすい体になっていきますが、自転車だけでは痩せるほど無理
食事大事
体に良い食事と有酸素運動では痩せます
競技者レベル
プロの競技者(ヨーロッパ圏のプロサイクリスト)が行うレベルまでの高強度競技・練習を行えば痩せるとは思います
翌日以降ポンコツ
競技者レベルの運動を行えば、一般人では数日間回復が追い付かないので、その翌週の仕事・勉強に身が入らず、ポンコツ認定されるので、大変危険
自転車で足は太くならない
痩せない理由と同様、競技者レベルまで運動強度を高めないと無理
食べ過ぎ
普通の人が太くなる理由は、ほぼ100%食べ過ぎているから
サイクリストの憧れ
スポーツバイク趣味の人が、簡単に足を太く(強く)出来る方があるなら知りたいと、YouTube・SNS・雑誌などで調べている
ここでもポンコツ
足だけが逞しくなるレベルまでの運動を短期的に行ったら、翌日以降体に異常をきたし、会社・学校では変人扱いかポンコツと呼ばれると思いますので、やめることをオススメします