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第2回:ロードバイク購入後の“沼出費”を簿記で可視化!PL・BSで見る自転車趣味のリアルな財務状況

みぞお
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「ロードバイク買ったら、終わりじゃなかった…」
そんな“あるある”を簿記で可視化してみたのが今回のテーマ。
この記事では、ヘルメット・ライト・空気入れ・Garmin・ホイールなど、
ロードバイク購入後に発生する“必要&欲しい”出費を仕訳し、
PL・BSに反映した財務シミュレーション
を紹介します。

この記事でわかること

  • 消耗品費・車両運搬具・交際費などの仕訳ルール
  • ホイール購入と減価償却の考え方
  • サイクリング旅行の費用を仕訳してみたら…?
  • PL・BSで見る“自転車社”の2年目の財務状況
  • キャッシュレス管理とマネーフォワード活用のヒント
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簿記でおこずかい財政を見る

前回、ロードバイクを購入(自転車社を設立した)を決算し、財務諸表を作成しました(旅行の話は含まない)

ボーナス50万円支給され、憧れだったBianchiのロードバイク(30万円)を購入しました

第1回:簿記初心者がロードバイク購入を仕訳してみた!PL・BSで見る“自転車社”の財務シミュレーション
第1回:簿記初心者がロードバイク購入を仕訳してみた!PL・BSで見る“自転車社”の財務シミュレーション

財務諸表

自転車社の1年後のお金の成績表

PL(貸借対照表)

売上高売上500,000変動費0
固定費減価償却費60,000
納税額0
当期純利益440,000
合計500,000合計500,000

BS(損益計算書)

資産現金及び預金200,000負債0
車両運搬具300,000純資産資本金0
減価償却費累計額△60,000利益余剰金440,000
合計440,000合計440,000

他にもお金を使っているはず

ロードバイクを購入したら、必要なものや欲しくなって買ってしまうものがあるので、その項目を足していこうと思います

これはシミュレーション

以下の仕分け項目は、分かりやすくするために経費にならないものも計上しています(自転車社はサイクリングが仕事と仮定しています)

自転車関連グッズ購入

必要だから・欲しいから買っていくと思われるものを仕分けしていきます

ヘルメット購入

ロードバイク購入時に店員に勧められて購入

安全確保のために、1万円のヘルメットを購入しました

自転車に乗るために身に着けるものだから、「消耗品費」に仕分けます

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
消耗品費10,000現金10,000

ライトなどの安全装備

ヘルメット同様、安全装備類(ライト・鍵など)を購入

安全確保のために、1万円の安全装備類を購入しました

自転車に乗るための道具なので、「消耗品費」に仕分けます

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
消耗品費10,000現金10,000

メンテナンス用品類

空気入れなどのメンテナンス用品も店員のすすめるまま購入しました

メンテナンス用品を1万円分購入しました

「消耗品費」に仕分けします

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
消耗品費10,000現金10,000

おこづかい

ロードバイク趣味を続けるため、毎月のおこづかいから捻出した1万円を使うことにします

毎月1万円をおこづかいから自転車資金にする(12か月分)

毎月締めをしていないので、12か月分を「売上」で仕分けします

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
現金120,000売上120,000

サイクリングは毎週

サイクリングに出かけた時にかかる費用を計算します

自転車を始めて知り合った友人たちと月2回サイクリングにでかけるので、食事代などに2千円使います

それ以外の週末は1人でサイクリングに出かけて500円かかっています

※1ヵ月4週間で考えます

個人の飲食代は経費にはできないのですが、自転車社はサイクリングが仕事だとします

仕分け先は、仲間とサイクリングは交際費・1人の時は取材費にします

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
接待交際費48,000現金60,000
取材費12,000

大きな買い物

自転車で知り合った友人たちとサイクリングを楽しんでいると、必ず話題に上がり欲しくなってくるものがあります

それを買っていった場合の財務の影響を考えます

サイクルコンピュータ購入

走行中の記録を残せて、他にも色々楽しいことができる「Garmin Edge」シリーズを仲間が持っているのを羨ましく思い購入しますよね?

自転車を始めて3か月後、Garmin Edge xxxを、5万円で購入

PCのようなものですが、10万円以下なので、「消耗品費」に仕分けします

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
消耗品費50,000現金50,000

ホイール購入

友人とサイクリングをしていると、自分だけ遅れているのは機材が悪いと思い、おこづかいの範囲で買いやすいホイールを買いますよね?

自転車を始めて6か月後、カンパニョーロのホイールを、15万円で購入

資産計上できるので、「車両運搬具」で仕分けします

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
車両運搬具150,000現金150,000

減価償却費を計算する

決算時に仕分けする項目なのですが、ここで計算しておきます

15万円のホイールを5年で償却します

購入が期中(6か月)なので、月割りで減価償却費を計算します


150,000円 ÷ 5年 = 30,000円(資産を5年で償却する)

30,000円 × 6か月 ÷ 12ヶ月 = 15,000円(6か月分の減価償却費)

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
減価償却費15,000車両運搬具15,000

減価償却費累計額も仕分けしておきます

借方項目借方金額貸方項目貸方金額
減価償却費累計額15,000減価償却費15,000

財務諸表(決算)を作成する

自転車趣味を始めて、必要・欲しいものを買い続けた場合の財務諸表を作成していきます

PLを作成する

売上・消耗品費などが発生しているので、反映していきます

売上高売上620,000変動費取材費12,000
消耗品費80,000
接待交際費48,000
固定費減価償却費75,000
納税額0
当期純利益405,000
合計620,000合計620,000

BSを作成する

車両運搬具が増えているので、反映していきます

資産現金及び預金30,000負債0
車両運搬具450,000純資産資本金0
減価償却費累計額△75,000利益余剰金405,000
合計405,000合計405,000

財務諸表を見て

会社とすれば「当期純利益」「利益余剰金」が大きいので、優良な成績(税金払ってませんからね)に見えますが、個人で考えると、自由に使えるお金(現金)が大幅に減っているので先行きが不安です

可視化の重要性

簿記3級程度の知識があれば、自分のおこづかい状況を可視化することが出来るので、今後の見通しなどが見られるようになります

収入・支出の可視化

おこづかい帖をつけるのも面倒なのに、と思う人は、支払いを出来るだけキャッシュレスにして、マネーフォワードなどのアプリと連動すると、ほぼ自動的にお金の流れを反映してくれて、可視化できます

大きな差になる

自転車は趣味だから、赤字にならなければ大丈夫だとか甘く考えてしまいがちですが、お金を雑に計算していると、毎月・毎年知らないうちに無駄な支出をし続けてしまいます

それを少しでも減らせば、より欲しいものが買えますし、無駄な買い物もしなくなります

【まとめ】“趣味の出費も財務管理すれば怖くない”——簿記で見るロードバイク沼の可視化術

今回の財務諸表では、消耗品費・交際費・減価償却費などが積み重なり、
現金残高が大幅に減少していることが明らかに

「赤字じゃなければOK」ではなく、「どこにお金が流れているか」を把握することが、
趣味と家計の両立に役立ちます

簿記3級レベルの知識でも、趣味の支出を“見える化”できるのは大きな武器
次回は、ロードバイク買い替え・資産売却・借入金など、さらに深い財務シミュレーションへ進みます。

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おっさんサイクリスト
自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。
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