トラブル対処法
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【海外報道】折れたピナレロが物語る危機。ロードレースで相次ぐ車両接触事故

みぞお
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イタリアで開催された秋のクラシックレース「トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ」にて、コース上に進入した車両(またはオートバイ)と選手が正面衝突する深刻な事故が発生しました。

被害に遭ったマルセル・カンプルビ選手(ピナレロQ36.5)は、真っ二つに折れたバイクのフォーク画像をSNSに投稿し、命の危険と隣り合わせのレース環境に対して悲痛な声を上げています。

本記事では、海外自転車メディア『Cyclingnews』の報道をもとに、チームメイトであるトム・ピドコック選手の証言や、悲劇的な死亡事故後も相次いでいる「コース上への車両進入問題」の現状について客観的に解説します。

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トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネでコース上の車両と接触

ピナレロQ36.5所属のマルセル・カンプルビ選手が、火曜日に北イタリアで開催されたトレ・ヴァッリ・ヴァレジーネでの落車後、破損したバイクの様子をインスタグラムに公開した。コース上の車両によって引き起こされた事故だったという。

この記事のポイント
  • スペインナショナルチャンピオンのカンプルビ選手が、逆走してきた警察のバイクと接触
  • 同じくピナレロQ36.5のトーマス・グローグ選手も同様の事故に巻き込まれる
  • 幸い両選手とも大きな怪我はなかった模様
  • チームメイトのトム・ピドコック選手(今大会2位)も、SNSでこの問題に強く言及
  • 先月のフィンレイ・ターリング選手の死亡事故以降、同様のコース上車両に関する事案が相次いでいる

本人の投稿 ― 「レースに命を懸けなければならないのは、悲しいことだ」

カンプルビ選手はインスタグラムへの投稿で、折れた自身のピナレロのフォークの写真を公開。「トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ ― 悲劇的な事故からわずか1か月後、レースに命を懸けなければならないのは悲しいことだ」とキャプションを添えた。

さらに「レースの中の車」と、親指を下に向けた絵文字とともに綴っている。カンプルビ選手が触れた「悲劇的な事故」とは、ほぼ間違いなく、8月に起きたNSNデベロップメントチーム所属フィンレイ・ターリング選手の死亡事故(ヴォルタ・ア・ポルトガル第8ステージ)を指しているとみられる。

事故の経緯 ― ピドコック選手の証言から発覚

今回の事故は、今大会で2位に入ったチームメイトのトム・ピドコック選手がレース後の取材に応じた際、カンプルビ選手ともう一人のピナレロQ36.5所属選手トーマス・グローグ選手が、レースとは逆方向に走行してきた警察のバイクに接触したと明かしたことで、初めて明らかになった。

カンプルビ選手の投稿では「車」という表現が使われていたが、実際にぶつかったのがバイクだったのか車だったのかは、本記事執筆時点では確認が取れていない。Cyclingnews誌はチームおよび大会主催者に問い合わせているとのことだ。

ピドコック選手の反応

ピドコック選手は、カンプルビ選手のインスタグラムストーリーを再投稿し、「ありがたいことに(カンプルビ選手)と(グローグ選手)は無事だ。しかし、レースの最中に警察のバイクが集団へ向かって正面から走ってくるようなことは、決してあってはならない。こうした事故は止めなければならない」とコメントしている。

相次ぐ「コース上の車両」問題

今回の件は、ここ数か月で続いている、レースコース上に車両が入り込む一連の事故の最新事例となった。中でも最も深刻だったのが、ヴォルタ・ア・ポルトガルでのフィンレイ・ターリング選手の死亡事故だ。

残念ながら、こうした事例は他にも発生している。直近のイタリア秋季クラシックシリーズだけでも、土曜のジロ・デッレミリアではレース終盤の高速下り区間でコース上に車両が目撃され、月曜のコッパ・ベルノッキでは、逃げ集団の背後から配達用のバンが進入してくる場面があった。

選手の安全性、UCIも「最優先事項」と明言

選手の安全性というテーマは以前から大きく取り上げられてきたが、特に8月中旬のターリング選手の死去以降、その重要性は一段と高まっている。プロサイクリング改革をめぐる関係者協議の結果を発表した際、UCIのダヴィド・ラパルティアン会長は、安全性は「交渉の余地がなく、改革の他の部分よりもさらに速いペースで前進させる」と述べていた。

まとめ

以前の記事でお伝えしたGPSトラッカー導入をめぐる議論とも関連する今回の一件は、選手の安全確保がいまだ道半ばであることを改めて浮き彫りにした。両選手に大きな怪我がなかったことは不幸中の幸いだが、コース上の車両という同様の問題が繰り返し発生している以上、業界全体での対策強化が急務と言えそうだ。

出典
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みぞお
みぞお
おっさんサイクリスト
関西在住の自転車DIY愛好家。 「自転車組立はプラモデルみたいで面白そう」という直感をきっかけに、ロードバイクの世界へ。 現在は、自転車の組立(バラ完)・メンテナンス情報のほか、10年以上続くフェリー輪行旅の記録、さらに家電修理などのライフハックも発信中。 「自分の手で直して楽しむ」をモットーに、初心者でも真似できる等身大のDIY記録を綴っています。
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