「止まらない!?」と思ったらリムを疑え——ブレーキ不調の原因と“磨きの快感”

「なんかブレーキの利きが悪いな…」
そう感じたら、**まず疑うべきは“リムの汚れ”**かもしれません。
今回は、山登りの帰り道にブレーキの効きが急に悪くなり、
確認してみたら“リムが真っ黒”だったという実体験をもとに、
リム清掃の重要性と“磨く気持ちよさ”を再発見した記録です。
ブレーキシューの摩耗や位置ズレも原因になりますが、
意外と見落としがちなのが“リムにこびりついたゴム汚れ”。
特に雨上がりや長距離ライドのあとには、
「え、こんなに汚れてたの!?」と驚くほど黒ずんでいることもあります。
今回は、専用のラバー砥石(リム消しゴム)を使って、
フロントリムを部分的に磨いてみた結果と、
そのときの“手応え”や“汚れの落ち具合”をレポートします。
🧽 この記事でわかること
- ブレーキの効きが悪くなる“意外な原因”とは?
- リムの汚れを落とすと、どれくらい変わるのか
- ラバー砥石の使い方と注意点
- 清掃後の“手触り”と“達成感”
- 汚れたウエスと真っ黒な手が語る“戦いの痕跡”
リムを紙やすりで磨く
ホイールのリム面が汚れていたので、紙やすりで削ってみました
【山登りの帰りに発覚】ブレーキの違和感とリム清掃
久しぶりに山登りを楽しんだ帰り道、ブレーキの効きが悪いことに気づきました。さらに、フロントに何か引っかかるような違和感も…。
「もしかしてブレーキシューがすり減った?」
そう思いながらキャリパーとホイールを確認すると、なんとフロントリムの周りだけゴム汚れがびっしり! これほど一気に汚れるものなのかと驚きましたが、放っておくと危険なので、すぐに対処しなければなりません。
【リム消しゴムを買いに行くつもりが…】
いつもお世話になっている自転車屋に「リム消しゴム」が売っているのを知っていたので、帰宅後に買いに行くつもりでした。しかし、昼寝をしてしまい、いざ出かけるのが面倒に…。
そこで、家にあった 1500番の紙やすり を使ってリムを磨くことにしました。
「たぶん、これでも十分綺麗になるはず!」
作業前に新聞紙を下に敷き、いざスタートです。

【実際に磨いてみた】
外は寒かったので、室内で作業することにしました。
写真ではわかりにくいですが、左側が磨いた後、右側が磨く前の状態です。リムには多少の凹凸があり、完全につるつるにはなりませんが、あまり磨きすぎるとブレーキの効きが悪くなりそうだったので、 汚れを落とす程度にとどめました。
小一時間かけて、フロントリムの両側をしっかり磨きました。

【達成感のある作業! でも手は真っ黒…】
磨いていると、手触りで汚れが落ちていくのがわかり、なんだかテンションが上がります。ただし、その代償として 手は真っ黒 になり、ウエスは再利用できないほど汚れてしまいました…。
試走はしませんでしたが、ブレーキパッドの位置調整をしているときに、 明らかにブレーキの効きが良くなっているのを実感!
【専用クリーナーを使うのもアリ】
今回は紙やすりで対応しましたが、リムの汚れをしっかり落としたい場合は MAVIC SOFT STONE RIM CLEANER などの専用クリーナーを使うのも良いですね。
次回は、より簡単&効率的な方法も試してみようと思います!
“磨く”というメンテナンスがくれる安心感と快感
リムの汚れは“見た目以上にブレーキ性能に影響する”
黒ずみはただの見た目の問題ではなく、制動力の低下や異音の原因にも。
「止まらないかも」という不安を抱えたまま走るより、
一度しっかり磨いておく方が安心です。
ラバー砥石は“地味だけど最強の相棒”
紙やすりよりもリムに優しく、ゴム汚れをピンポイントで落とせるのが魅力。
ただし、削りすぎには注意!
リムの寿命を縮めないよう、“汚れを落とす程度”にとどめるのがコツです。
手は真っ黒、でも気分はスッキリ
磨き終わったあとのリムは、まるで新品のような輝き。
「これでまた安心して下れるな」と思える瞬間が、
メンテナンスの醍醐味かもしれません。
サンドペーパーでできちゃうんですねえ。今度やってみよう。
> moumou様
耐水ペーパーの1500番か2000番でもいいと思います。
落ちていく感じが楽しくなりますよ。
雨の日に乗ると次の人かそんな感じになることがあります。
サンドペーパーで落とすのは意外でした。
今度ためしにやってみます。
> tac-phen様
この方法が最善なのか分かりませんが、自分は良い感じになったと思っています。
汚れを削り落としますからリムを多少痛めるかもしれないで、やり過ぎに注意だと思います。