【保存版】ロードバイクの色を変えたい!塗装からラッピングまで、愛車を生まれ変わらせる4つの方法
「新車に買い替えるお金はないけど、気分を一新したい!」 そんな時、最も効果的なのが「フレームのカラーチェンジ」です。
色はバイクの印象の9割を決めます。 しかし、ロードバイクの色を変えるのは、プラモデルを塗るのとは訳が違います。分解・組立の工賃や、メーカー保証の問題など、知っておかないと後悔するポイントがいくつかあります。
今回は、予算と本気度に応じた4つの方法を解説します。

【お試し】カッティングシート・ステッカーチューン
まずは一番リスクが少ない方法です。 元の塗装の上から、ロゴやラインのステッカーを貼ることで印象を変えます。
- 費用: 数百円〜3,000円程度
- 難易度: ★☆☆☆☆(簡単)
- メリット: 失敗しても剥がせる。飽きたら戻せる。
- デメリット: ベースの色(地色)は変えられない。
Amazonなどで売っている「自動車用カッティングシート」を帯状に切り、トップチューブやシートチューブに巻くだけで、チームジャージのような「差し色」を入れることができます。
【流行】カーラッピング(フルラッピング)
最近、車やスーパーカーで流行している「ラッピング」は、自転車でも可能です。 専用のフィルムをドライヤーで温めながらフレーム全体に貼り付けます。
- 費用:
- DIY: 材料費 5,000円〜1万円
- プロ依頼: 5万円〜10万円
- 難易度: ★★★★☆(DIYはかなり難しい)
- メリット:
- 元の塗装を傷めない(剥がせば元通り)。
- 「カーボン柄」「迷彩柄」「マジョーラカラー」など、塗装では難しい表現ができる。
- 飛び石による傷防止(プロテクション)になる。
- デメリット:
- ロードバイクはパイプの繋ぎ目(溶接痕や曲面)が複雑で、DIYだとシワになりやすい。
- プロに頼むと、塗装と同じくらいの金額がかかる場合がある。
【DIY】缶スプレーで自家塗装(Spray.Bike)
「とにかく安く、自分だけの色にしたい!」というDIY派には、自転車専用塗料がおすすめです。 特にイギリス発の「Spray.Bike(スプレーバイク)」は、垂れにくく、面倒な下地処理が最小限で済むため、世界中で人気です。
- 費用: 1万円〜2万円(スプレー缶代 + ヤスリ・マスキング代)
- 難易度: ★★★☆☆(根気がいる)
- メリット: 圧倒的に安く全塗装ができる。マットな質感がおしゃれ。
- デメリット:
- 分解・組立のスキルが必要(コンポを全て外して「ドンガラ」にする必要がある)。
- プロの塗装に比べると耐久性が低い。
- 失敗しても誰も助けてくれない。
【本気】プロショップでのリペイント
「新品以上のクオリティにしたい」「一生モノにしたい」なら、塗装専門業者への依頼一択です。 有名なのは「カドワキコーティング」などのパウダーコート(粉体塗装)です。塗膜が非常に強く、傷がつきにくくなります。
- 費用: 8万円〜15万円(+ショップでの分解組立工賃 2〜3万円)
- 難易度: ★☆☆☆☆(お任せなので簡単だが、財布には厳しい)
- メリット:
- メーカー純正以上の美しさと耐久性。
- 世界に一台だけのオリジナルカラーが手に入る。
- デメリット:
- 納期が長い(人気店だと数ヶ月待ち)。
- メーカー保証が消滅する(※最重要)。
絶対に知っておくべき「2つのリスク」
色を変える前に、これだけは覚悟してください。
1. メーカー保証が「無効」になる
トレック、スペシャライズド、キャノンデールなど、多くの大手メーカーは「再塗装したフレーム」を保証対象外と定めています。 特にカーボンフレームの場合、「塗装時の研磨でカーボンを削りすぎたのではないか?」という疑いを持たれるため、クラックが入っても補償されません。 ※「ラッピング」や「ステッカー」なら保証は継続する場合が多いです。
2. 売る時に「値がつかない」
有名なペイントショップ(カドワキなど)の証明書があれば別ですが、基本的に「自家塗装されたバイク」は、中古買取店ではジャンク扱い(買取不可または二束三文)になります。 「一生乗り潰す」覚悟がないなら、自家塗装はやめておきましょう。
まずは「ラッピング」か「ステッカー」から!
いきなり全塗装はハードルが高いです。まずは「カッティングシート」で差し色を入れてみるか、プロテクション効果も兼ねて「部分ラッピング」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
それでも満足できなければ、オーバーホール(分解整備)のタイミングに合わせて、プロに再塗装を依頼するのが最も賢い順序です。
愛車の色が変われば、走るモチベーションも爆上がりしますよ!
本記事の執筆にあたり、以下の専門サービスおよび製品情報を参考にしています。
- カドワキコーティング(Kadowaki Coating):
- 自転車塗装(パウダーコーティング)
- 日本を代表する自転車塗装のパイオニア。粉体塗装(パウダーコート)の耐久性や、依頼の流れ(ショップ経由が基本であること)などが確認できます。
- Spray.Bike(スプレーバイク):
- Spray.Bike公式サイト(英語)
- 自転車専用に開発されたスプレー塗料。垂れにくい成分、下地処理(サンディング)の方法、カラーバリエーションなどが掲載されています。
- TREK / Specialized 保証规定:
- トレックの保証(Limited Warranty)
- 多くのメーカーにおいて「製品の改造(再塗装を含む)」は保証の無効事由となることが明記されています。

