【自転車15kmは何分?】通勤はきつい?都会と田舎で「所要時間」が激変する理由を解説
「会社のオフィス移転で、自転車通勤を検討している」 「運動不足解消に、15km先の職場まで自転車で行けるか知りたい」
地図アプリで距離を調べると「15km」。 これ、自転車通勤としては「初心者が安易に手を出すと挫折するギリギリのライン」と言われています。
同じ15kmでも、あなたが走るのが「信号だらけの都内」なのか「信号の少ない地方道」なのかで、かかる時間も疲労度も全く違います。
今回は、「自転車で15kmは何分かかるのか?」を、都市圏と田舎のリアルな事情を含めて徹底解説します。
結論:15kmの所要時間は「40〜60分」
結論から言うと、自転車で15kmを走るのにかかる時間は約40分〜60分です。 しかし、この20分の差は「脚力」ではなく「信号の数(止まる回数)」で決まります。
都市圏(東京・大阪など)
- 目安時間:50〜70分
- 平均速度:時速13〜18km
都市部では「信号待ち」「渋滞のすり抜け」「交差点での減速」が頻発します。ロードバイクで時速30km出しても、次の信号ですぐに捕まるため、トータルの平均速度は上がりません。
計算例: 15km ÷ 時速15km = ジャスト1時間
田舎・郊外(信号が少ないエリア)
- 目安時間:35〜55分
- 平均速度:時速17〜25km
河川敷や郊外のバイパス沿いなど、信号が少なくノンストップで走れる環境です。一度スピードに乗れば巡航(一定速度で走り続けること)できるため、都市部より圧倒的に早く着きます。
計算例: 15km ÷ 時速20km = 45分
なぜここまで差が出る?「ストップ&ゴー」の罠
15kmの通勤において、最大の敵は「距離」ではなく「ストップ&ゴー(発進と停止)」です。
- 都市圏の15km
- 信号の数:10〜20箇所
- ロス時間:1回の信号待ち(約1分)×15回=15分のロス
- 疲労:止まるたびに漕ぎ出す「筋力」を使うため、距離以上に疲れます。
- 田舎の15km
- 信号の数:0〜5箇所
- ロス時間:ほぼ無し
- 疲労:一定のリズムで漕げるため、有酸素運動として快適です。ただし「風」の影響をもろに受けます。
【自転車の種類別】15kmの所要時間目安
「ママチャリでも行けますか?」という質問が多いですが、15kmをママチャリで毎日通うのは苦行に近いです。
| 自転車の種類 | 都市圏 (目安) | 田舎 (目安) | コメント |
| ママチャリ | 60〜80分 | 45〜65分 | 車体が重く、1時間以上の運動になるため夏場は汗だく必至。おすすめしません。 |
| クロスバイク | 45〜65分 | 35〜50分 | 【最適解】 通勤用として最もバランスが良い。タイヤが少し太めならパンクの心配も減ります。 |
| ロードバイク | 40〜60分 | 30〜45分 | 信号のない田舎なら最強。都市部では信号待ちが多く、性能をフル発揮できません。 |
| 電動アシスト | 45〜65分 | 35〜50分 | 【都市部最強】 信号での「漕ぎ出し」が楽なため、信号が多くても疲れにくいのがメリット。 |
まとめ:15km通勤は続くのか?
最後に「現実的に続けられるか?」の判定です。
判定:ギリギリ現実的だが、覚悟が必要
- 都市圏の人へ
- 時間は「ドアtoドアで1時間強」見てください。
- 信号待ちのストレスと、車・歩行者への注意で精神的に疲れる可能性があります。
- 電動アシスト自転車が最も「続く」選択肢です。
- 田舎・郊外の人へ
- 時間は「45分前後」と読みやすいです。
- 敵は「信号」ではなく「自然環境(雨・風・冬の暗さ)」です。
- 街灯が少ない道15kmは夜かなり怖いため、高輝度のライトが必須です。
これから始める方は、いきなり毎日走るのではなく、「まずは天気の良い週末に一度走ってみる」ことから始めて、自分の体力とコースの信号事情を確認することをおすすめします。
本記事の数値算出にあたっては、以下の一般的な自転車走行基準を参照しています。
- 国土交通省・自転車の走行環境に関するデータ
- https://www.mlit.go.jp/pri/houkoku/gaiyou/pdf/kkk58.pdf
- 市街地における自転車の平均旅行速度(信号待ち含む)は約15km/h程度とされています。
- NAVITIME(自転車ルート検索)
- https://www.navitime.co.jp/bicycle/
- 自転車の標準速度設定(ママチャリ12~15km/h、クロスバイク18~20km/h前後)に基づく算出ロジック。
- METs(メッツ)表
- https://kennet.mhlw.go.jp/tools/wp/wp-content/themes/targis_mhlw/pdf/mets.pdf
- 自転車通勤(ほどほどの労力)の運動強度は約4.0〜6.8METs。15km(約1時間)の走行は、体重60kgの人で約250〜350kcalの消費に相当し、毎日続けるには相応の体力が必要です。
