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DT SwissとWahooが提携。ハブ内蔵型スピードセンサー「Trackr Speed」の詳細と価格

みぞお
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山間部やトンネルなど、GPS信号が届かない場所でのデータ欠落は、サイクリング中の記録においてよくある課題です。

こうしたGPSの通信ロスト対策として、スイスのホイールメーカーであるDT Swissが、Wahooと提携して独自のハブ内蔵型スピードセンサー「Trackr Speed」を発表しました。

本記事では、海外の自転車メディアの報道をもとに、ハブと完全に一体化するスタイリッシュなデザインや内蔵バッテリーの性能、そしてWahoo純正の既存センサーとの価格や汎用性の比較など、新製品の詳細な仕様について客観的に整理して解説します。

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ハブ内蔵型スピードセンサー「Trackr Speed」

GPS搭載のサイコンやスマートウォッチを使ってライドを記録している人は多いはずだが、切り立った谷、トンネル、木々の生い茂ったエリアなどで信号がロストしてしまう経験をした人も少なくないだろう。心拍数やパワーは記録できていても、GPS衛星を見失ってしまえば、走行データの大部分が欠落してしまうこともある。この問題への対策として、スイスのホイールメーカーDT Swissが、Wahooとの提携により独自のハブ内蔵型スピードセンサー「Trackr Speed」を発売した。

この記事のポイント
  • DT Swissの「SPLINE」「DICUT」シリーズハブに装着可能、新型1800シリーズホイールにも対応
  • ANT+・Bluetooth両対応、内蔵バッテリーは最大94時間持続、マグネット式充電に対応
  • 単体価格は約14,300円(米国価格ベース)、ホイールとのバンドル価格は約68,000円
  • Wahoo自社ブランドの「Trackr Speed」(旧RPM Speed)と比べ、汎用性は劣るが一体感のある見た目が特徴

※価格は米国での参考価格($89.80/バンドル$427.90)をもとに、2026年9月時点のレート(1ドル=約159円)で円換算した参考値です。欧州価格(€59.90/€280.90)、英国価格(単体£54.99、バンドルは英国価格未発表)も記事内で紹介しています。

ハブと一体化したデザイン、GPS途切れ時も走行データを記録

正式名称「DT Swiss Trackr Speed by Wahoo」は、DT Swissの「SPLINE」「DICUT」シリーズハブに巻き付けるように装着する設計。ハブハウジングを完全に覆う形状になっており、後付けパーツというより、ハブに統合された一部であるかのような見た目に仕上がっている。同社が最近発売した1800シリーズホイールにも対応しており、同社のグラベル・ロードホイールの大半をカバーする互換性を持つ。

ANT+・Bluetoothの両方式でスマートフォン、サイコン、スマートウォッチと接続可能。DT Swissによれば、デバイスへの接続、そしてリアホイールのハブへの取り付けも迅速かつ簡単に行えるという(編集部ではまだ実機を試せていないとのこと)。内蔵バッテリーは最大94時間持続するとされ、マグネット式充電器でハブに装着したまま充電できる仕組みだ。

DT Swissのプレスリリースには、やや詩的な表現でこう記されている。「山々がシグナルを飲み込むとき、トンネルが接続を遮るとき、このスリムなリアハブ最適化パートナーは、それでもカウントを続ける。Wahooとのパートナーシップにより、私たちは衛星が届かない場所でも、車輪の一回転一回転を正確なデータに変換するスピードセンサーを作り上げた。ドロップアウトなし。言い訳なし」。

「3軸加速度センサー」で速度を計測

DT Swissの発表資料によれば、Trackr Hubは「3軸加速度センサー」を用いてホイールの回転を計測し、速度を正確に測定するという。ただし、当然ながら正確な位置情報までは分からない。つまり、GPS信号が途切れた区間はStravaの記録上は直線でつながってしまう可能性があるものの、少なくとも実際に走行した距離と速度は把握でき、パワー・心拍数データと組み合わせれば、ライドの全区間を漏れなく記録できるというわけだ。

価格・購入方法

価格
  • 単体:約14,300円(米国参考価格$89.80)/ 欧州参考価格59.90ユーロ(約11,100円)/ 英国参考価格54.99ポンド(約11,900円)
  • G1800 SPLINEリアホイールとのバンドル:約68,000円(米国参考価格$427.90)/ 欧州参考価格280.90ユーロ(約52,200円)、英国価格は未発表

気になる点 ― Wahoo純正センサーとの比較

見た目の作り込みは間違いなく優秀で、DT Swiss製ホイールとの一体感は申し分ない。DT Swiss製ホイールのみを使っている、あるいは所有する各ホイールセットにそれぞれ専用のスピードセンサーを付けておきたいという場合には、これまで見た中でも最もエレガントで見栄えの良いスピードセンサーだと言えるだろう。

ただし、一つ気になる点も

Wahoo自社ブランドのスピードセンサー(旧「Wahoo RPM Speed」、現在は同じく「Trackr Speed」という名称)は、防水性能も同等、加速度センサーの技術も同じ、あらゆるホイールブランドに対応し、バイク間での付け替えもしやすそうな見た目で、しかも10g軽い。価格は29.99ポンド(約6,500円)と、DT Swiss版よりも手頃だ。その代わり、DT Swiss版のような一体成形風の見た目にはならない、というのが違いになる。

まとめ

DT Swiss製ホイールユーザーで、見た目の一体感・統合感を重視するなら、Trackr Speedは有力な選択肢になりそうだ。一方、汎用性や価格、軽さを優先するなら、Wahoo自社ブランドのTrackr Speed(旧RPM Speed)も引き続き検討する価値がある。GPS信号が届きにくい環境を走る機会が多いサイクリストにとって、こうしたハブベースのバックアップ計測手段は今後さらに注目されそうだ。

出典

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ABOUT ME
みぞお
みぞお
おっさんサイクリスト
関西在住の自転車DIY愛好家。 「自転車組立はプラモデルみたいで面白そう」という直感をきっかけに、ロードバイクの世界へ。 現在は、自転車の組立(バラ完)・メンテナンス情報のほか、10年以上続くフェリー輪行旅の記録、さらに家電修理などのライフハックも発信中。 「自分の手で直して楽しむ」をモットーに、初心者でも真似できる等身大のDIY記録を綴っています。
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