【海外報道】ヴィスマ・リースアバイクが消滅危機?UCI登録リストから名前が消えた真相

みぞお
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ロードレース界に激震が走っています。UCI(国際自転車競技連合)が公表した2027年シーズンのライセンス申請チーム一覧に、世界最強の一角である「Team Visma | Lease a Bike(チーム・ヴィスマ・リースアバイク)」のチーム名が掲載されず、「チーム消滅か?」と世界中のファンの間で大きな波紋を呼んでいます。

結論から言えば、チームは直ちに消滅したわけではなく、運営会社名である「Yellow B. Cycling」として暫定的に登録手続きが進められています。しかし、メインスポンサーの撤退・減額方針や、年間数十億円に及ぶ巨額の資金集めに苦戦している現実は極めて深刻です。

本記事では、海外メディアの報道をもとに、なぜヴィスマの名前が書類から消え「Yellow B.」となったのか、そしてチーム消滅の噂が囁かれる背景にある過酷なスポンサー獲得事情と今後のタイムリミットについて客観的に解説します。

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27年シーズン登録に向けた必須書類提出チームを発表

UCI(国際自転車競技連合)は、2027年シーズンの登録申請に向けて、必須書類を提出した女子・男子のプロロードチームの一覧を公表した。対象は、UCI女子ワールドチーム、UCIワールドチーム、UCI女子プロチーム、UCIプロチームの4カテゴリーだ。

この記事のポイント
  • 申請は4カテゴリー合計で54チーム。このうち、10月15日の期限までに必須書類をそろえて一覧に掲載されたのは48チーム
  • UCIは現在、会計監査法人PwCと協力し、倫理面・財務面・運営面の基準で審査を進めている
  • 書類が未提出のチームも、登録手続きの終了までに是正すれば、2027年の登録が可能
  • 最終的な登録チームの一覧は、12月8日に発表される
  • 一覧には、ヴィスマ・リースアバイクが運営会社名の「Yellow B. Cycling」として掲載されている

審査の枠組みとスケジュール

登録を希望するチームの提出期限は2026年10月15日だった。UCIは現在、各チームの申請がUCI規則の要件を満たしているかどうかを、PwCと協力して審査している。審査では、倫理面、財務面、運営面など複数の基準が検討される。UCI女子ワールドチーム、UCI女子プロチーム、UCIワールドチームについては、これらに加えて「組織面」の基準も評価の対象となる。

申請数と一覧掲載数
  • UCI女子ワールドチーム:申請14チーム/一覧掲載12チーム
  • UCIワールドチーム(男子):申請18チーム/一覧掲載16チーム
  • UCI女子プロチーム:申請8チーム/一覧掲載8チーム
  • UCIプロチーム(男子):申請14チーム/一覧掲載12チーム

一覧に載っていないチームについて

期限までに必須書類をすべて提出できなかったチームは、上記の申請数には含まれているものの、一覧には掲載されていない。ただし、登録手続きが終わるまでに状況を是正すれば、2027年シーズンの登録は可能だ。UCI規則に基づき、これらのチームの選手は契約を早期に解除できるが、そのチームが後に登録された場合、この権利は失効する。

必須書類を提出したチームの一覧

UCIワールドチーム(男子、16チーム)

  • アルペシン・プレミアテック
  • バーレーン・ヴィクトリアス
  • デカトロンCMA CGMチーム
  • EFエデュケーション・イージーポスト
  • グルパマ・FDJユナイテッド
  • リドル・トレック
  • ロット・インターマルシェ
  • モビスター・チーム
  • ネットカンパニー・イネオス
  • NSNサイクリングチーム
  • レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ
  • スーダル・セーフティジョガー
  • UAEチームエミレーツ-XRG
  • ウノ-Xモビリティ
  • XDSアスタナチーム
  • Yellow B. Cycling(イエローB・サイクリング)

UCI女子ワールドチーム(12チーム)

  • AG Insurance – Soudal Team
  • Canyon//SRAM Scalable Capital
  • EF Education
  • FDJ United – SUEZ
  • Fenix-Premier Tech
  • Human Powered Health
  • Lidl-Trek
  • Movistar Team
  • Team SD Worx – Protime
  • UAE Team L’IMAD
  • Uno-X Mobility
  • Yellow B. Cycling

UCIプロチーム(男子、12チーム)

  • Bardiani CSF 7 Saber
  • Burgos-Burpellet-BH
  • Caja Rural-Seguros RGA
  • Cofidis
  • MBH Bank ProTeam
  • Modern Adventure Factor Racing
  • Pinarello Q36.5 Pro Cycling Team
  • Team Hayf Sports VisitMalta
  • Team Novo
  • Toscana Factory Team
  • Tudor Pro Cycling Team
  • Unibet Rose Rockets

UCI女子プロチーム(8チーム)

  • Cofidis Women Team
  • Decathlon CMA CGM Team
  • Laboral Kutxa – Fundación Euskadi
  • Lotto Intermarché Ladies
  • Ma Petite Entreprise
  • Mayenne Monbana My Pie
  • St Michel – Préférence Home – Auber93
  • VolkerWessels Cycling Team

「Yellow B. Cycling」とは?

男子・女子のワールドチームの両方に載っている「Yellow B. Cycling」は、チーム・ヴィスマ・リースアバイクの運営会社名だ。この会社はもともとブランコ・プロサイクリングと呼ばれていたが、2024年にYellow B.へ改称している。報道によると、今回の掲載は、UCIに対する暫定的な登録名として、事務手続き上の理由から使われているものだという。

メインスポンサー探しの状況

複数の報道によれば、チームはメインスポンサーとして関わってきたヴィスマが、今後は支援の度合いを引き下げる意向を示したことを受け、後継のタイトルスポンサーを探している。ヴィスマ自身は引き続きチームに残るものの、上位チームの間で進む資金面での競争についていくことは難しい、あるいは望んでいない、と伝えられている。英Cyclingnews誌によれば、チームのCEOを務めるリチャード・プルッゲ氏は今年初め、約6,000万〜7,000万ユーロ(約111.4億〜130.0億円)の予算のうち、約2,000万ユーロ(約37.1億円)の確保を目指していると語っていた。

つまり、一覧に「ヴィスマ」の名前がないのは、チームが消滅したからではなく、登録名が暫定的に運営会社名になっているためと報じられている。正式なチーム名は、今後のスポンサー交渉の結果次第で変わる可能性がある。

一覧に載っていない主なチーム

UCIのリリース自体は、一覧に載っていないチームの名前を挙げていない。ただしオランダ・英国のメディアは、男子のワールドチームでは、チーム・ジャイコ・アルウラとチーム・ピクニックPostNLの2チームが一覧に含まれていないと報じている。両チームは「審査中(pending)」とされ、期限後に書類を補完する余地が残っている。

UCIプロチームの枠では、チーム・トタルエナジーズも一覧に含まれていない。こちらも同様に、登録手続きが終わるまで状況が改善する可能性が残されている。

報道で一覧未掲載とされたチーム(男子)

  • ワールドチーム:Team Jayco AlUla、Team Picnic PostNL
  • プロチーム:Team TotalEnergies
  • いずれもUCIは名前を公表しておらず、メディア報道に基づく情報

まとめ

2027年シーズンの登録は、12月8日の最終リスト発表に向けて、審査が進んでいる段階だ。書類を提出済みのチームの一覧からは、スポンサー体制が揺れるチームの存在や、一部の主要チームがまだ手続きの途中にあることがうかがえる。最終的にどのチームがワールドチーム、プロチームとして登録されるのかは、UCIの発表を待つ必要がある。

出典

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みぞお
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おっさんサイクリスト
関西在住の自転車DIY愛好家。 「自転車組立はプラモデルみたいで面白そう」という直感をきっかけに、ロードバイクの世界へ。 現在は、自転車の組立(バラ完)・メンテナンス情報のほか、10年以上続くフェリー輪行旅の記録、さらに家電修理などのライフハックも発信中。 「自分の手で直して楽しむ」をモットーに、初心者でも真似できる等身大のDIY記録を綴っています。
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