[オールドパーツ]シマノハブの変速ギア枚数対応について
オールドパーツ
自転車部屋に溜まっている部品が飽和しているので、少しずつメルカリ販売を始めました
古いパーツ
そこそこ使えて、古いものが多いので、あまり売れませんが、ハブについて問い合わせがありました
HB-7400/FH-7400
問い合わせ内容
このハブは、何速対応ですか?
このハブが、何速まで使えるか質問がありました
質問に対する返答
8〜9速、スペーサー有り10速で使えました
11速および12速は対応しておりません
10S 対応であれば必要ありません
8~10速対応だと返答しましたが、よく考えると間違っていることに気が付きました
条件ありですが、11速まで対応可能
DURA-ACE 7400
発表・販売開始:1984年
対応ギア数:8速
次世代:1996年に7700系へ移行(9速化)
8速対応
約30~40年前のコンポーネントなので、対応しているのは、8速です
9速対応
9速化したときに、カセットの形状変更がなかったので、9速でもFH-7400使用可能でした
10速対応
2003年発表の7800系に移行と同時に、10速化しました
より広い多段化に伴い、ハブ形状に変更がありましたが、スペーサーを追加することで、今までのカセットで対応できました
2008年に7900系が発表されましたが、変速ギア数10速は変更なし
※7900系発表時のホイールは、10速カセット専用形状になり、9速以前のスプロケット取付不可になりました(ややこしい)
11速非対応
2012年、R9000系発表と同時に、11速化しました
カセット形状が大幅に変更され、これまで使われていた10速まで対応ホイールがすべて使えなくなりました
ユーザーの切り捨て、強制買い換え需要だと、大騒ぎが起こりました
11速一部対応
サイクリスト(ユーザー)の増加に伴い、ワイドレシオギア需要が高まり、あまり大きな話題にならないまま、既存10速までのカセットに対応したスプロケットが発表されていました
CS-HG800-11
ULTEGRAグレードで、ギア数11-34モデル
CS-HG700-11
105グレードで、ギア数11-34モデル
MTB技術
世界では、ロードバイクよりもユーザーの幅が広いMTBコンポーネントは、11速化した時も既存のカセットを使えるまま進化しました(7900シリーズのような10速限定もない)
この技術を使って、発表されたのがCS-HG800とCS-HG700なのですが、時期が悪く、ギアの歯数がワイドレシオすぎ、ブレーキシステムがディスクへ変わりつつあったので、ユーザーが飛びつかないまま次のシリーズへ移行しました
12速非対応
2016年にR9100シリーズが発表され、ギアが12速、ブレーキシステムもディスク(一部キャリパー)に移行され、リムブレーキシステムは衰退するしかない状態になりました
カセット形状も大幅な変更があり、今後対応することもないと思います
まとめ
オールドパーツのリアハブは、8~9速対応時代のモデルの問い合わせは、一部11速対応でお答えしようと思います
適応ギア数
8~9速は問題なく対応できます
条件有ギア数
10速はスペーサーを使って対応
11速は、スプロケットが(CS-HG800-11またはCS-HG700-11)を使えば対応可能
問い合わせがあった場合
スプロケットの種類の条件がありますが、11速まで対応可能です
10速までではないと言っていこうと思います
もともと大きなギアを使っているバイクじゃないと、リアディレイラーがGSモデルではない可能性が高いので、買っても色々お金がかかります
- スプロケット本体
- リアディレイラーをGS化
- チェーン変更(今までよりも長くなる可能性あり)
- 作業工賃
他のハブでも同様
10速まで時代のコンポーネントを沢山持っているので、他の製品でも同様の対応をしようと思います