“流用計画”は生き物だ——FD交換で見えた、パーツ再生の奥深さ

「また仕様変更です」
そうつぶやきながら、とっくり氏から譲り受けたパーツを前に悩む筆者。
今回は、はじめての自転車組立に挑戦する中で、
フロントディレイラー(FD)の流用計画が変更になった経緯と、
その裏にある“パーツ再生の美学”を綴った記録です。
当初は別のFDを使う予定だったものの、
「やっぱりFD-5500(105)を使いたい」というとっくり氏の一言で計画は急転。
丁寧に磨き上げられた“Made in Japan時代の105”が、
とっくり4号に移植されることになりました。
さらに、シフトアウターを青に変更したり、
白×青のツートンバーテープを導入したりと、
“見た目のこだわり”も随所に反映。
「仕事じゃないのに、まるでクライアント対応みたいだ…」という
筆者の心の声も交えながら、
週末納品に向けた作業が進んでいきます。
🔧 この記事でわかること
- FD-5500(105)を再利用することになった理由
- オーバーホール後の輝きと“再生パーツの魅力”
- シフトアウターやバーテープの色選びのこだわり
- 自転車組立における“仕様変更あるある”
- 「仕事じゃないのに仕事っぽい」DIYの面白さ
仕様変更
とっくり氏からもらったパーツを流用の件で、また仕様変更です。
仕事ではない
会社での業務と同じで、対応に困るクライアント状態です。
FD-5500
取り外した105(5500)を、使うのは気が引けるとのことで、とっくり4号に移植することになりました。
オーバーホール後
確かに外して丁寧に磨いたら、ピカピカなんですよね。
さすが、made in Japanの時の105です。
交換部品購入
ついでに、交換部品も購入しています。
安い
シフトアウターを青に変更。(ラビットストリートで安かったのです)
ツートンカラーのバーテープ
バーテープを白/青のツートンに変更(2色巻きをしたいと思っていたら、こんな製品があったのでお試しです)
週末納品
週末に交換は終わらせて、とっくり氏へ納品してしまいましょう。
“仕様変更”は進化の証——DIYだからこそ楽しめる、組立の醍醐味
FD-5500は“ただの中古”じゃない
一度は使わない予定だったFD-5500。
でも、磨いてみたらピカピカに蘇るその姿に、
「これを使わないのはもったいない」と気持ちが変わるのも納得。
“再生パーツ”には、新品にはない味わいと愛着が宿ります。
色選びは“性能とは別の戦い”
青いシフトアウターに、白×青のツートンバーテープ。
「性能には関係ないけど、見た目はテンションに直結する」という真理に気づき、
“自分だけの1台”を作る楽しさが加速していきます。
気が引けると言うのも分かりますね。
ピカピカで気品さえ感じます。
>tsun様
とっくり氏は、好きに使ったらいいよと言ってくれているのですが、やはり気が引けてしまいます。
この時代のシマノのディレイラは、カンパに負けない位に美しいと思うのです。
対応に困るクライアント状態。
なーんか身につまされますなあ。
確かにまだまだ新品のようにピカピカですね。
しかし直前変更のクライアントのようというのよくわかります(笑)
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> moumou様
もっと質が悪いのが、発注者も自注者もワタクシなのです。
色々考えると、どんどん状況が悪化していきます。
> tac-phen様
傷はそれなりにありますが、磨けば輝きます。
現行の倍近い金額をしていただけあります。
自分が最も面倒だと思うことを、逆の立場になるとやってしまうジレンマです。
その頃は日本製だったのですね。
> beki様
このパーツには、made in Japanの刻印がしっかりありました。
シマノの国産は、DURA-ACEとXTRだけになってしまったので、珍しいですよね。