【SPDクリート交換トラブル対処法】潰れた六角4mmネジを外す!ネジモグラ&ビット活用のDIYメンテ記録

「歩きやすい靴だから、どうしても手放せない」
そんな愛用シューズのクリート交換時に起きたのが、六角ネジの“なめ”トラブル。
今回は、潰れたネジをどう外すか? ネジモグラやビットを使ったDIY対処法と、
交換後のクリート調整までを記録した体験記事です。
この記事でわかること
- SPDクリート交換時に起きたネジ潰れの原因と状況
- ネジモグラ&ネジ外しビットの使い方と選び方
- 交換用ネジの入手方法とプレミアムクリートの活用
- 位置合わせのコツと再調整のポイント
- DIYメンテの楽しさと注意点
クリート交換
MTB用ビンディングと言われるSPD(投稿者はクランクブラザーズ使用)のクリート交換時にトラブル発生

ネジ頭が潰れている
歩きやすい靴なので、もういい加減に買い替えろと思う(別の新しい靴は持っている)のですが、どうしても歩きやすいので、この靴を履いてしまいます
そのためか、クリートとネジが削れ過ぎて、ネジ頭が潰れてしました
潰れたネジの対処法
一番ひどかった右足外側以外のネジは、六角レンチを差し込むなど工夫して外せたのですが、このネジだけ外せませんでした
ホームセンターへ行く
有名なネジザウルスなどの”潰れたネジを外す工具”を買いに行きました
エンジニア ネジモグラ
”ネジが潰れたらネジザウルス買っておけ”と言われるブランドの六角ネジ用の工具

アネックス 六角ネジとりビット
インパクトドライバー用のビットですが、潰れたネジ頭に叩き込んで、かみ合ったところを一気に回す工具のようです

この二つあれば、外せそう
ネットなどの評判を見ると、ネジモグラだけで十分なのですが、叩き込んで外す方が面白いかもと、両方購入しました
六角ネジとりビット
六角4㎜用のビットを購入したので、早速試してみます

ネジ頭に合わせる
ギリギリ形が分かるネジ頭にビットの先を押し付けます

かなづちで叩く
金づちで叩いて、ビットの先をしっかり噛みこませます

持ち手を付けて回す
専用品を使った方がいいのですが、代替品を持っているので、それで回しました

少し力を入れたら回る
ネジがしっかり噛みこんでいるので、最初だけ力が必要でしたが、簡単に外れました

しまった!
適当に試して、ネジモグラを使う予定でしたが、ネジを外してしまったので、別の機会に使います

クリート交換
せっかく買ったネジモグラ(1,100円したのに・・)を使わないネタを披露しましたが、クリートを交換します
互換品を使う
クランクブラザーズの純正品ではなく、中華製互換品を使っています(相方さんには純正品を使っています)

ネジの長さが微妙
互換品に付属しているネジが長くて、そのまま使うとソールの厚みを越えて足に当たって痛い

長さ比較
元の長さと比べると一目瞭然

- 左:ネジ頭が潰れたネジ(以前のもの)
- 中:互換品に付属ネジ
- 右:プレミアムクリートに付属した余りネジ
ネジの長さ
M5サイズのネジで、長さ10mmが好ましい

プラスネジなら、Amazonやホームセンターで購入可能
プレミアムクリートには予備ネジあり
付属のネジが使えないので、以前に購入したプレミアムクリートの余りネジを使っています(外したネジは処分)
クランクブラザーズのプレミアムクリートには、ネジが2種類入っている
クリート交換は簡単
クランクブラザーズのクリートを取り付けると、目印の穴が開くので、それに合わせて取り付ければ、前回と同じ位置に調整されてます

位置合わせて、ネジを締めれば交換完了です

まとめ
ネジ頭が潰れた六角ネジ(4mm)を、ネジ外しビットを使って抜き取りました

簡単に外れる
専用の工具なしでも、簡単にネジを外せました

ネジモグラ
ネジはずしビットが失敗した時のために買った”ネジモグラ”の出番なし

いつか使う
自転車のネジは六角ネジ(4㎜)が多いので、いつか使うことがあると思います
使用機会を得る
2004年イギリス製BROMPTONのオーバーホールで、なめたネジが見つかり使用しました(面白い位あっさり回った)

DIY楽しい
トラブルが起こるたびに工具が増えるけど、自分で対処できるのは楽しい
自分で直せるようになると、カスタムもやりやすくなるので、オススメします
【まとめ】“ネジが潰れても諦めない”——DIYで乗り越えるクリート交換のトラブル対処術
今回のメンテナンスでは、潰れた六角ネジに苦戦しながらも、
ネジモグラやビットを使って無事に取り外しに成功。
工具の選び方や叩き込みのコツなど、実際にやってみないと分からないポイントが多く、
DIYならではの“試行錯誤と達成感”を味わえました。
また、交換用ネジにはプレミアムクリートの余りを活用し、
位置合わせには前回の目印穴を参考にすることで、スムーズに再調整が完了。
自転車旅を楽しむサイクリストにとって、こうしたメンテナンススキルは“旅の安心感”にもつながります。
潰れたネジは“終わり”ではなく、“始まり”。
次回は、ネジ潰れを防ぐための予防策や、工具のメンテナンスも含めて、
さらに快適なサイクリングライフを目指していきたいですね。