SPDシューズの靴底を張り替えて延命!お気に入りを長く履くDIYリペア術【実践記】

「このSPDシューズ、まだ履きたいけど…もうソールが限界かも」
そんな風に諦めかけたお気に入りのシューズ。買い替えも考えましたが、試しに靴底の補修&張り替えにチャレンジしてみました。
「お気に入りを長く使いたい」「コスパ良く直せるなら試したい」という方に向けて、実際のDIY修理の手順と気づきポイントをシェアします。
お気に入りのSPDシューズ、靴底の削れでピンチ!でも諦めないDIY修理術
昨年末、和歌山県新宮市の自転車店からSNSと通販、PayPay決済を活用して購入した相方さんのSPDシューズ。
デザインも履き心地も気に入っていたのですが、使用頻度が高くなるにつれて靴底がどんどん削れてきてしまい、歩行やクリートの装着にも支障が出る状態に。
廃盤モデルの補修問題|“待つ”より“直す”を選んだ理由
SPDシューズの靴底が削れてきたため、まずは補修部品の入手を検討しました。
一応、交換用パーツの存在は確認できたものの、すでにメーカーが廃盤扱いとしており、簡単には手に入らない状況。
色違いのパーツを注文するも…
- いつもお世話になっている自転車屋さんに相談したところ、色違いの補修部品なら注文可能とのこと
- ただし、入荷時期は未定で、「いつ届くか分からない」という不安が残る状態でした
“待っている間に靴がダメになる”という現実
そこで方向転換し、ネットで情報を集めて“靴底の張り替え”というDIY修理に挑戦することを決意しました
靴底の摩耗は進行しており、このままでは補修部品が届く前に完全に使えなくなる可能性も
靴底を張り替えて延命!ビブラムソール+DIY工具でお気に入りを再生
補修部品が手に入らないなら、自分で直すしかない!
ということで、今回はSPDシューズの靴底を“ビブラムソール”で張り替えるDIYリペアに挑戦しました。
選んだのは「ビブラムソール 8mm厚」
シート状なので、靴底の形に合わせて自由にカット可能
購入したのは、厚さ8mmのビブラムソール素材
クッション性と耐久性のバランスが良く、歩行時のグリップ力も高い
DIYに必要な工具と接着剤
アイテム | 用途 |
---|---|
接着剤(強力タイプ) | ソールと靴底の密着固定に使用。ビブラム対応のものを選定 |
ポンチ(8mm) | クリート用のネジ穴を開けるために使用 |
ハンマー | ポンチ打ち込みや圧着時に使用 |
ハサミ・カッターナイフ | ソールの形状カットに使用 |
キリ | ネジ穴の下穴開けや位置決めに便利 |
接着剤は、プライマー処理+専用ボンド(例:ダイヤボンド9360番+硬化剤UFE)を使うと、より強力に接着できるとされています。
DIY靴底修理スタート!お気に入りSPDシューズを延命する第一歩
必要な材料と工具が揃ったところで、いよいよSPDシューズの靴底張り替え作業を開始します。
今回は、ビブラムソール(8mm厚)を使った本格的な張り替えに挑戦。
廃盤モデルの延命という目的もあり、慎重かつ丁寧に進めていきます。
SPDシューズの靴底をDIYで再生|ビブラムソール張り替えの実践工程
このSPDシューズは、靴底の部品が取り外せる構造だったため、DIY修理がしやすいタイプ。
ここからは、ビブラムソールを使った張り替え作業の具体的な手順をご紹介します。
ソール材のカットと成形
まず、元のパーツより一回り大きめにビブラムソールをカット
貼り付け後に、ハサミで好みの形に整えることで、フィット感と見た目を両立
ネジ穴の加工|クリート固定のための下準備
ネジ穴の位置にキリで目印をつけて下穴を開ける
その後、8mmの穴あけポンチで本穴を打ち抜く
※作業時は、下に傷んでもよい板を敷くのが必須!(机や床を貫通する恐れあり)
接着と仕上げ|速乾ボンドで効率よく固定
乾いたら、部品の形に合わせて再度カットして整形
傷んだソールを剥がし、接着剤を塗布して圧着
使用したのは速乾タイプの接着剤で、約15分で乾燥
4箇所すべて同じ手順で再生完了!
- この作業を左右2足×2箇所=計4箇所に実施
- 使用したソール材はごく一部なので、1セットで10回以上の修理が可能
作業時間の目安:試行錯誤しながらでも約1時
まとめ|DIY修理で“お気に入りSPDシューズ”を延命成功!
今回のビブラムソール張り替えによるDIY修理で、廃盤モデルのSPDシューズを無事に延命することができました。
作業も1時間ほどで完了し、コストも最小限・仕上がりも実用十分。これなら、わざわざ補修部品を待つ必要もありません。
メーカー補修部品は…キャンセル決定!
正直なところ、
「いつ届くか分からない補修パーツを待つより、自分で直した方が早いし確実」という結論に至りました。
- DIYなら納期ゼロ・即日対応
- ソール材はまだまだ余っていて、今後も何度でも修理可能
- なにより、お気に入りのシューズを自分の手で蘇らせた満足感が大きい
その後のメンテナンス|DIY修理した靴底は“再調整”でさらに快適に!
DIYで張り替えたSPDシューズの靴底ですが、使用を重ねるうちに再びメンテナンスが必要な状態になりました。
とはいえ、一度作業を経験していたおかげで、再調整はスムーズに対応可能。
今回は、接着面の補強やソールの再カット、ネジ穴の微調整などを行い、さらに快適な履き心地に仕上げ直しました。
