鶏ミンチ×牛脂の旨み爆発!岸和田名物“かしみん焼き”で味わう泉州のソウルフード

「晩ごはん、何にしようか?」
そんな何気ない会話から始まった、泉州グルメ探訪の夜。
今回は、岸和田に引っ越してきた播州出身の先輩と一緒に、
地元の人に“絶対食べてみて”と勧められた郷土料理『かしみん焼き』を食べに行った記録です。
“かしみん焼き”とは、鶏ミンチ(かしわ)と牛脂(ミンチ)をたっぷり使った、
泉州エリア独特のお好み焼き風グルメ。
キャベツ焼きやぺちゃ焼きに似た見た目ながら、
牛脂のコクと鶏の旨みがクセになる、
地元民に愛される“粉もん文化の隠れた主役”です。
🍳 この記事でわかること
- 岸和田名物“かしみん焼き”とはどんな料理?
- 有名店「具」で味わった本場の味と雰囲気
- 播州出身の先輩が感じた“どんちゃん焼き”との共通点
- 地元グルメを食べ歩くときの“無計画あるある”
- 観光客にもおすすめ!商店街で味わう泉州の味
岸和田名物”かしみん焼き”

名物を食べてみよう
岸和田に引越してきている播州の地元の先輩と、晩飯は何を食べようかという話になりました
先輩が会社の上司に食いにいけと言われて、以前から興味を持っていた「かしみん焼き」を食べることに
有名な店へ
ワタクシは食べたことがあったので、美味しいお店に食べにいこうと、岸和田市西之内町の「具」へ行きました。
別の有名店にはないけど?
その前に、有名な「いろは満月」にも行ったのですが、並んでいる間にメニューを見たら、かしみん焼きはなかったので、そそくさと退散もしている相変わらずの無計画ぶりです。
ちゃんと考えて行動しよう
先輩に、「我々もいい加減に行動しながら店を決めずに、きっちり行動するようにしないといけないな」っと言われましたが、多分無理です。
適当だから、飯難民になる
ワタクシと先輩とKzumiさんが行動をすると、いつもこんな感じで飯屋難民になるしかないのです。
かしみん焼き
提供されたのが、これ

大阪市内で売られている「キャベツ焼き」とか「ぺちゃ焼き」と同じようなもので、鶏ミンチと牛脂がたっぷり入っています。
ワタクシは好きです。
懐かしいグルメと一緒
先輩が食べ終わった感想は、
「うん、竜野のどんちゃん焼きだね」
竜野市体育館前”どんどん”
先輩とワタクシが中高生の頃によく食べていた龍野市体育館前にあった「どんどん」というプレハブの店の「どんちゃん焼き」と同じような食べ物なのです。
子供のころによく食べたね
先輩とは中高と同じでしたが、そのときはあまり面識はなく一緒にどんちゃん焼きを食べたことはないですが、周辺の学校に通っていた人達はみんな知っているのではないかと言う位有名なお店でした。
まだ営業しているのかな?
今はそのお店に行く用事がなくて、営業しているのかわかりませんが、もしかしたらお店のおばちゃんは泉州出身の人だったのかもしれませんね。
地元のソウルフード
今回は綺麗な落ち着いた店で食べましたが、この味は部活帰りの買食いでその場にたむろして食べるものなんだろうなと思いました。
食べてみて
好みはあるかもしれませんが、岸和田に観光に来たら、商店街の軒先で売られているものを食べることをオススメします。
美味しいです。
“懐かしさ”と“新しさ”が同居する味——かしみん焼きがくれた泉州の記憶
鶏ミンチと牛脂の“Wパンチ”がクセになる
見た目はシンプルでも、一口食べれば口の中に広がる濃厚な旨み。
「これは…ただのお好み焼きじゃない!」と驚く味わいでした。
播州の“どんちゃん焼き”とつながる記憶
先輩いわく、「これは竜野のどんちゃん焼きやな」とのこと。
地元の味と泉州の味がリンクする瞬間に、
“食の記憶”が地域を超えてつながる面白さを感じました。
商店街の軒先で食べるのが“正解”かも
今回は落ち着いた店内でいただきましたが、
本来は部活帰りに買い食いして、
その場で立ち食いするような“ソウルフード”。
観光で訪れるなら、商店街の屋台やテイクアウトで味わうのもおすすめです。
かしみん焼き考察
🥚 かしわ+ミンチ=“かしみん”?名前の由来は意外とストレート
名前を聞いた瞬間、「なんか可愛い響き」と思った方。
はい、それ、由来は完全に“かしわ(鶏肉)”と“ミンチ(牛脂)”の略なんです。
考案者のセンスに拍手…というより、「それしかなかったやろ!」という潔さすら感じます。
なお、「岸和田のカシミール風料理ですか?」という誤解も時々あるとかないとか。
(スパイス感は一切ありません)
🔥 カロリーは罪。でも旨みは正義
牛脂って聞くと、「え…それ脂やん…」とちょっと構えてしまいますが、
焼くと“旨み爆弾”として全面的に仕事するスグレモノ。
鶏ミンチの淡白さをコクで引き立てて、
さらにソース&マヨネーズが全体をまとめあげるという、いわば“粉もん界の三重奏”です。
ちなみに、野菜はキャベツだけなので、罪悪感はソースで封印しましょう。
🧑🍳 「お好み焼きとどう違うの?」と聞かれると困る問題
ぱっと見は完全にお好み焼き。でも…
中に入ってるのが豚じゃなくて鶏と牛脂、しかも風味が全然違う!
さらに、生地がゆるめだったり、焼き方が違ったりと“それっぽくないのに旨い”というギャップが魅力。
お好み焼きが“王道の彼氏”なら、
かしみん焼きは“地味だけどめちゃくちゃ優しい同級生”って感じです(伝われ)。
🏠 岸和田発祥?いや、泉州エリア全体の“家メシ”だった説
実は、“かしみん焼き”という名前が浸透したのは比較的最近。
かつては各家庭ごとに微妙に違う「なんか鶏と脂の入った粉モン」が存在していたようです。
“地元のオバチャン直伝レシピ”のバリエーションが豊富なのも納得。
つまり、「かしみん焼き」は、泉州のソウルフードたちをひとつに束ねたプロレスのタッグチーム名みたいなものだった…のかもしれません。
全国の“愛されローカル粉もん”コレクション
名前・特徴・主な地域・マイナー指数(★が多いほどマイナー)にまとめました。
名称 | 特徴 | 主な地域 | マイナー指数 |
---|---|---|---|
かしみん焼き | 鶏ミンチ+牛脂の旨味たっぷりのお好み焼き風、岸和田発祥の泉州名物 | 大阪・泉州 | ★★★★☆ |
どんどん焼き | クレープ状にした生地を割りばしで巻いて食べる、屋台・駄菓子の定番 | 山形など東北 | ★★★★☆ |
せんべい汁 | 鍋料理だが、南部せんべいを入れてモチモチになる点で“粉もの感”アリ | 青森・八戸 | ★★★★☆ |
一銭洋食 | 薄いお好み焼きに牛すじやネギを入れた駄菓子風の庶民派粉もの | 京都・奈良 | ★★★☆☆ |
ちんちん焼き | ベビーカステラ風生地に漬物や魚肉ソーセージを入れる謎ローカルスナック | 広島・呉市 | ★★★★★ |
みたらし焼き | たこ焼き器で作る“みたらし味”の団子風粉もの | 岐阜・多治見 | ★★★★★ |
ちょぼ焼き | 一口サイズのお好み焼き風、たこ焼きの原型とも言われる屋台飯 | 大阪・下町系 | ★★★★☆ |
ねぎ焼き | たっぷりのネギと牛すじを使ったお好み焼き派生系 | 大阪 | ★★☆☆☆ |
たかな焼き | 高菜と豚肉を混ぜた生地を鉄板で焼いた、香り豊かなご当地焼きもの | 熊本・福岡 | ★★★☆☆ |
そばめし焼き | お好み焼き風+焼きそば+ごはんという炭水化物タッグ | 神戸・長田区 | ★★☆☆☆ |
🔍マイナー指数について(独断と偏見あり)
- ★★☆☆☆:全国チェーンでも見かけるorテレビ露出多め(例:そばめし、ねぎ焼き)
- ★★★☆☆:地元民は知ってるけど、他県の人には通じにくい
- ★★★★★:もはや家族と地元の人しか知らないクラスのレジェンド級
お好み焼きの、仲間なんですかね?
かしみん焼きとは、初耳でした。
> ヨッシーパパ様
焼き方から考えると、広島のお好み焼きに近い気がします。
粉を溶いたものをベースに野菜やお肉を乗せて裏返して蒸し焼きにしていると思います。
泉州郷土料理と今は言われていますが、数年前にメディアに出るまで殆どの人は知らなかったそうです。
郷土料理なんですね。
なかなか美味そうですよ。
こんばんは
私の友人にも竜野出身の人が
います。
> moumou様
「かしみん焼き」は泉州だけのものらしいです。
全部混ぜてから焼くお好み焼きと違って、具材を蒸している感じに焼くので、これまた美味しいですよ。
> hayazou2002様
もしかしたら、どんちゃん焼きをご存知かもしれないですね。
あと、学生の買食いの定番はダイエーにあった「ふじや」のたこ焼きもあります。