【DIYで神棚】キッチンにもご加護を|新築後にやってよかった“見守り空間”のつくり方

新しい家を建てたら「何から整えればいいんだろう?」と迷いますよね。
家具や家電も大切だけれど、見落としがちなのが【神棚】の存在。
とくにキッチンは、毎日火を扱い、家族の健康を支える大切な場所。
「ここに神棚があると、自然と気が引き締まる」──そんな感覚を大切に、今回は台所に設置した神棚のDIY体験をご紹介します。
家族と台所を守ってくれる、ささやかだけれどあたたかい“見えない安心”を、あなたの家にも。
神棚をDIYで設置する第一歩|“御社選び”から始まったご加護空間づくり
新築後、「神棚を作りたい」という思いを抱きながらも、なかなか行動に移せずにいた日々。
ホームセンターで御社や神具を探してみたものの、相方さんが納得する形が見つからず、時間だけが過ぎていきました。
そこで、まずはお札を手に入れることからスタートすることに。
三宝荒神・清荒神清澄寺へ|“ご加護の象徴”を求めて行動開始!
- 神棚設置の第一歩として、兵庫県宝塚市の清荒神清澄寺へ参拝
- ここは三宝荒神信仰の中心地であり、火の神・台所の神として知られる荒神さんを祀る寺院
- 境内では、神棚用のお札(御神札)を授与してもらえるため、
→ まずは「ご加護の象徴=お札」を手に入れて、DIY神棚づくりの準備を整えました
神棚設置の考え方|“まずは行動”がDIYの原点!
- 神棚は「こうあるべき」と考えすぎると、設置のハードルが上がってしまう
- 今回のように、まずはお札を手に入れて、そこから空間づくりを考えるという流れは、
→ DIYならではの柔軟なアプローチ
神棚は“ないなら作る”!DIYで理想の御社空間を形にするまでの流れ
参拝を終え、参道のお店を見て回ったことで、相方さんの神棚イメージがようやく固まりました。
しかし、いざ既製品を探してみると、理想の形が見つからず計画は一時頓挫。
そこで出たのが「ないなら作ればいい」というDIY魂。
材料選びからデザイン決定まで、“自分たちの理想を形にする”プロセスが始まりました。
既製品では満足できない…ならばDIYで理想を追求!
- ホームセンターや参道のお店で御社や神具を探すも、しっくりくるものが見つからず
- 相方さんのこだわりが強く、既製品では妥協できないデザイン面がネックに
- 「じゃあ、作るよ!」とDIY提案が採用され、材料選びへと進行
ネットで神棚の自作事例を検索|“理想の形”が見つかる!
- 神棚DIYの事例をネットで探していると、相方さんの好みにぴったりなデザインを発見
- その形をベースに、サイズや素材を調整してオリジナル仕様にアレンジ
- 「これならワタクシでも作れる」と判断し、DIY計画が本格始動
材料選び|檜材で“神聖さと加工性”を両立
- 神棚にふさわしい素材として、檜(ヒノキ)材を選択
- 檜は香り・耐久性・神聖さの面で神棚に最適
- 棚板は一枚板だと高価すぎるため、檜の合板を採用
- 合板でも表面が美しく、加工しやすく、コストを抑えられるのがメリット
DIY神棚づくりのポイント【参考】
項目 | 内容 |
---|---|
素材選び | 檜・杉・桐などが人気。檜は特に神棚向き |
デザイン | 神具の配置やお札のサイズに合わせて設計 |
棚板 | 一枚板は高価なので、合板で代用するのも◎ |
設置場所 | 東・南向きが理想。キッチンでも問題なし(荒神信仰) |
DIY神棚づくりの工程|檜の香りに包まれながら“見守り空間”を形にする
いよいよ神棚づくりの本番。
今回は、切り欠き加工で木材を組み合わせる本格的なDIY構造に挑戦。
彫刻刀とヤスリを駆使しながら、檜の香りに癒されつつ、理想の神棚が少しずつ形になっていきました。
切り欠き加工は彫刻刀で|“ノミなしでも丁寧に仕上げる”工夫が光る
- ノミは使わず、彫刻刀+ヤスリで切り欠きを加工
- 檜材を削ると、ふわっと広がる香りが作業のモチベーションに
- 約2時間で大まかな形が完成し、DIYならではの達成感を実感
面取りと仕上げ|“角を落とすだけで印象が柔らかく”なる魔法の工程
- 木材の角をヤスリで丁寧に面取りし、優しい印象と安全性を両立
- 仕事帰りに少しずつ作業を進めることで、無理なく完成へと近づけるスタイル
内装業の先輩からアドバイス|“知らなかった便利道具”で作業効率アップ!
- 壁への取り付けは、水平・垂直をしっかり確認しながら慎重に
- 飾り釘を使って固定し、見た目にも美しく仕上げる工夫
- 内装業の先輩からは、DIYでは気づきにくいテクニックや道具選びのコツを伝授
神具の設置とお札の納め|“我が家に神様を迎える”瞬間の感動
- 買い揃えた御社や神具を丁寧に配置
- 最後に、三宝荒神のお札を納めて、神棚が完成
- 「家内安全・無病息災」を願いながら、見守り空間としての神棚が日常に溶け込む
DIY神棚づくりの魅力は“手を動かすことで心が整う”こと
- 既製品では得られない、自分たちの手で作った安心感と愛着
- 檜の香り、木の温もり、そして祈りの空間が、暮らしに静かな力を与えてくれる
DIY神棚づくりの注意点まとめ|安全・美観・信仰を両立するためのポイント
DIYで神棚を作る際は、木工技術だけでなく、設置場所や信仰的な配慮も重要です。
以下に、初心者でも安心して取り組めるよう、注意点を項目別に整理しました。
設置場所の注意点
- 方角と高さ:一般的には「南向き」または「東向き」、目線より高い位置が理想
- 生活動線との調和:キッチンやリビングに設置する場合は、火や水から距離を取る
- 直射日光・湿気を避ける:神具やお札の劣化を防ぐため、安定した環境を選ぶ
木材・工具の選定
- 素材は檜・杉・桐などが人気:檜は香り・耐久性・神聖さの面で特におすすめ
- 棚板は合板でもOK:一枚板は高価なので、見た目とコストのバランスを考慮
- 工具は安全に扱えるものを選ぶ:ノミや彫刻刀を使う場合は、手元の安定性を確保
取り付けの注意点
- 水平・垂直をしっかり確認:神棚は“神聖な空間”なので、傾きは避ける
- 壁の強度を確認:石膏ボードなどの場合は、下地の柱に固定するのが理想
- 釘やビスの選定:見た目を損なわないよう、飾り釘や真鍮ビスなどを活用
神具・お札の取り扱い
- 素手で触れないようにするのが基本:白い布や手袋を使うと丁寧
- お札は丁寧に納める:折り曲げたり、無理に押し込まないよう注意
- 定期的な清掃を忘れずに:ホコリや湿気が溜まらないよう、月1回程度の拭き掃除がおすすめ
信仰的な配慮と心構え
- 形式より“敬意”が大切:完璧な設置よりも、感謝と祈りの気持ちを込めることが重要
- 地域の風習を尊重する:荒神信仰など、土地に根付いた文化を取り入れると自然な設置が可能
- 家族と相談して進める:神棚は“家全体の守り”なので、共有の理解があるとより良い空間に
まとめ
キッチンに神棚を作ってからというもの、
毎朝料理前に手を合わせる習慣ができ、自然と心が整うようになりました。
DIYで作ったからこそ、より愛着も湧くし、家族の安全を見守ってくれる存在としての安心感もひとしお。
「家を建てたけど、何かまだ足りない」と感じているなら、
暮らしの中心である台所に“祈りの場”をつくるのも一つの選択肢かもしれません。
心がキリッとしますね。
それにしても良い出来栄えです。
> tsun 様
朝から気持ちを、ちゃんとしようと思いますね。
買ってきたお社と同じ檜で作ったから、統一感があるので、よく見えているのだと思います。
近くで見ると結構雑な造りです。
素晴らしい出来ですね!本格的ですね!
我が家は棚の上に置いてるだけです。
> koni 様
毎日必ず見えるものなので、出来るだけ頑張って作りました。
ワタクシの実家は商売をしていて神棚があったので、こうしないといけないと思っていました。