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パソコン作業・スマホを見ている時間が増加し、首のコリが酷くなり、自転車に乗っても違和感が続き、首のストレッチ・マッサージをするようになりましたが、首と頭の付け根(頸椎1番)辺りだけは改善されません。(肩こりなどはサイクリングで改善すると思っています)
改善策を求めてネットを検索しても、その時は納得して導入するけど、すぐに忘れてしまうので、また探さないように記事にまとめています。
結論:眼精疲労による「神経の過敏」→目を休ませて、ストレッチする
頸椎1番(C1:環椎)あたりのコリが取れにくいのは、いくつかの解剖学的・神経的な理由があります。
この部分は首の最上部で、他の筋肉と違って「マッサージでほぐすのが難しい」構造をしています。
頸椎1番は筋肉よりも靭帯と深層筋が多い
- 頸椎1番(C1)は頭蓋骨と直接つながる環椎-後頭関節の部分で、動きは微細(主にうなずく動き)。
- このあたりは表層筋(僧帽筋など)より深い位置にある小さな後頭下筋群(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)と靭帯が中心。
- これらは細かい姿勢保持に関わり、疲労しても「硬いしこり」になりやすく、指圧では直接届きにくい。
姿勢と眼の使い方が原因になりやすい
- PC・スマホ作業や、眼精疲労により後頭下筋群が常に緊張。
- 視線を固定するとC1周辺が微妙に反り、筋が短縮したまま固まるため、マッサージしてもすぐ戻る。
神経と血流の影響
- 頸椎1番の周囲には大後頭神経・椎骨動脈が通っており、筋緊張により神経圧迫や血流低下が起こることも。
- こうなると「筋肉の硬さ」だけではなく「神経の過敏」も加わり、ほぐれにくくなる。
ほぐれにくい理由のまとめ
理由 | 説明 |
---|
深層で指圧が届きにくい | 後頭下筋群は表層筋の下にあるため、通常のマッサージでは直接ほぐせない |
姿勢習慣で再び硬直 | デスクワークやスマホで前傾姿勢をとるとすぐに再緊張 |
神経・血管の関与 | 緊張により神経が敏感になり、軽い刺激でも張り感が残る |
関節の可動域制限 | 環椎と頭蓋骨の動きが制限されると筋も硬いまま |
対策(セルフケア)
- 後頭下筋ストレッチ:
- 椅子に座って背筋を伸ばす
- 顎を軽く引き、後頭部を天井方向に伸ばす意識
- 手で軽く頭を前に押してうなずくようにして20秒キープ
- 眼の休憩:20分作業したら遠くを見る
- 温める:蒸しタオルを後頭部に当てる
- 筋膜リリースボール(テニスボール)で後頭部の骨際を軽く押す
もしこのコリが慢性的な頭痛・めまい・手のしびれとセットで出ている場合は、頸椎疾患(ストレートネックや環椎のずれ)の可能性もあるため、整形外科や理学療法士による評価がおすすめです。
後頭下筋(C1周り)専用ストレッチ・リリース法
① フォームピロー(タオル)を使った仰向けストレッチ
- 方法
- 仰向けに寝て、頭の後ろの首の付け根(後頭部~頸部)に小さく丸めたタオルを当てます。
- 顎を軽く引き、自然に頭を後ろに伸ばす姿勢を保つ。
- その状態で 1~2分程度リラックスしてください。
- 効果:椎骨と頭蓋の間が伸び、深層の後頭下筋群の緊張を和らげます。
② 指による圧迫&軽い可動でのリリース
- 方法
- 頭をやや前に垂れた状態で、後頭部の骨の下(髪の生え際に近い場所)を中指や親指(関節部分)で優しく押します。
- やや下・やや外側に向けて圧をかけながら、軽く頭を左右に動かします(回す/上下に動かす)。
- 左右それぞれ15~30秒 × 2~3セットを目安に行います。
- 効果:緊張して硬くなった筋組織に対して、直接的なアプローチでほぐすことができます。
③ ガイド付きでの顎引きストレッチ
- 方法
- 椅子に座り、頭を軽く前に倒して首の後ろに手を置きます(手は頭を支えるイメージで軽く)。
- 顎を引きながら、手で頭をゆっくり後方へ押し込み、1〜2分保持。
- 効果:首の動きとストレッチを同時に促すことで、深層筋への刺激を柔らかく導入できます
僧帽筋などを補助するストレッチ
- 肩を軽く下げ、頭を側方に倒して首の側面を伸ばすストレッチも有効。
- 背中の筋力強化や姿勢改善と併用すると効果アップ。
ポイントまとめ
方法 | 効果ポイント |
---|
タオル当て仰向けストレッチ | 首の土台を緩め、深層筋の緊張を解除 |
指での圧迫と可動ストレッチ | しこりや硬結に直接アプローチ可能 |
ガイド付き顎引きストレッチ | 安全かつ柔らかに深層筋を伸ばせる |
注意点&補足
- 痛みは悪化の合図:強い痛みやしびれがある場合は無理せず、中止してください。
- 継続が効果的:1〜2週間程度、朝晩2回を目安に続けると改善を感じやすいです。
- 姿勢・画面位置にも配慮:日常的な姿勢改善(顎を引いて、画面は目の高さに)を心がけましょう。
眼精疲労の取り方(セルフケア)
眼精疲労は、眼の筋肉や神経の酷使で起きるため、血流改善とピント調整筋のリセットが重要です。
方法 | やり方 | ポイント |
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① 20-20-20ルール | 20分作業したら20フィート(約6m)先を20秒見る | ピント調節筋を休ませる |
② ホットアイマスク | 蒸しタオルや市販の温熱マスクを10分 | 目の血流・涙液分泌を促す |
③ まばたき意識 | 1分間にゆっくり15回ほど意識して瞬き | ドライアイ予防 |
④ 眼球ストレッチ | 上下左右・斜めを見る運動を1セット×3回 | 眼筋の柔軟性UP |
⑤ 姿勢改善 | ディスプレイを目の高さかやや下に設定 | 首・肩の緊張を減らす |
眼精疲労に有効な栄養素と食べ物
眼の健康には、抗酸化作用+血流改善+視覚機能サポートの3要素が重要です。
栄養素 | 主な働き | 多く含む食べ物 |
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ルテイン | 網膜・黄斑を酸化から守る | ほうれん草、ケール、ブロッコリー |
ゼアキサンチン | ルテインと相乗効果、光ストレス対策 | パプリカ、トウモロコシ、卵黄 |
ビタミンA(β-カロテン) | ロドプシン合成(暗い所での視力維持) | にんじん、かぼちゃ、レバー |
ビタミンC・E | 抗酸化、毛細血管の強化 | キウイ、アーモンド、アボカド |
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA) | 視神経保護、涙液分泌改善 | サバ、イワシ、マグロ |
亜鉛 | 網膜の酵素活性を助ける | 牡蠣、牛肉、カシューナッツ |
日常での組み合わせ例
- 朝食:サバの塩焼き+ほうれん草の卵炒め(ルテイン+DHA+ゼアキサンチン)
- 間食:アーモンド+ドライフルーツ(ビタミンE+抗酸化)
- 夕食:かぼちゃスープ+ブロッコリーサラダ(β-カロテン+ビタミンC)
注意点
- 眼精疲労が2週間以上続く場合は眼科受診(眼病や視力異常の可能性あり)
- 栄養はサプリだけに頼らず食事で摂取
- スマホ・PCのブルーライト対策(夜は輝度を下げる)も有効
ABOUT ME

自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。