【手軽に温活】コーヒー中毒から脱却するため、マサラチャイを自分でブレンドすることにしました。

私と相方さんは、食後は必ずコーヒーを飲むくらい習慣化したコーヒー中毒(カフェイン中毒)でした。
この夏は、エアコンなしの生活は不可能だったので、体温の高い私は問題がないのですが、夏のエアコンで相方さんの冷え性が悪化している状態で、たまたま見たYouTube動画で、温活にはコーヒーをマサラチャイに変えたら、体調が良くなると言うことで、実践しました。
数日(10日くらい)続けた結果、相方さんの冷え性に改善が見られ、副産物としてお腹の調子も良くなり、コーヒーを飲まなくても良くなり、我が家の定番になりました。
美味しい茶葉なのですが、同じ商品を購入できる店舗が少なく面倒。また長く続けるにはコストを下げたいので、それなら自分でブレンド(調合)にチャレンジしようと決意し、この記事にまとめています。

コーヒーを止める
毎食後コーヒーを飲む習慣をマサラチャイに変えて、温活(お腹の調子改善)することにしました。
- カフェインの利尿作用
- 尿として水分が排出されるため、体内の熱が逃げやすくなり「冷え」を感じることがある。
- 交感神経の刺激
- 一時的に体温が上がるが、その後に反動で血管が拡張して熱が逃げやすくなる。
- 東洋医学の考え方
- コーヒー豆は「陰性(冷やす性質)」の食材とされるため、飲みすぎると冷えを助長すると言われる。
- 実際のところ
- ホットコーヒー
- 飲んだ直後は体が温まる感覚あり。ただし利尿作用でトータルでは体温が下がりやすい。
- アイスコーヒー
- 冷たい飲み物なので直接的に体を冷やす。
- ホットコーヒー
試したマサラチャイ
初心者なので、何がいいのか分からないので、ブレンドしているものを購入しました。購入理由は砂糖を使っていないから。

インスタントも購入
大阪堺の「茶寮 つぼ市製茶本舗」がブレンドしたマサラチャイには、砂糖ではなく粗糖を使っていたので、こちらも購入しました。

ミルクパンも購入
アルミの片手鍋を使っていたのですが、普段使いする鍋に茶渋が付くので、前から買おうと思っていたステンレスのミルクパンを購入しました。(ミルクパンで調理したほうが断然作りやすい)

※数日使ったので、茶渋がついています。
結果
コーヒーをマサラチャイに変えて、最初に感じたのがコーヒーを飲まなくても平気になりました。そして、数日で相方さんの冷え性が少し改善し、お腹の調子が良くなったので、続けることにしました。
自分でブレンドしてみよう
購入したマサラチャイ(ブレンド)は、近所には売っていないので、ネットで購入するか少し離れた専門店に買いに行くしかないので、もっと手軽に飲めるように自分でブレンドして、気分に合わせて合わせて選べるようにしました。

次の項目から、マサラチャイを自分でブレンドするレシピ・体験記を紹介します。
マサラチャイの基本レシピ(1杯分)
まずは基本となる材料の比率です。ここから好みに合わせて調整していきます。
材料 | 分量 | 目安 |
茶葉 | 5g | 小さじ2杯程度(アッサムCTCがおすすめ) |
水 | 150ml | |
牛乳 | 150ml | |
砂糖 | 5〜10g | 小さじ1〜2杯、お好みで調整 |
次の項目で、本格的なマサラチャイを楽しむための基本レシピと、気分に合わせて選べる5種類のスパイス配合を分かりやすくまとめました。
気分で選べる!5つのスパイス配合例
私がネットなどを検索して、茶葉5g(小さじ2)に対するスパイスの配合例を5つまとめました。グラムと比率の両方を参考に、好みのブレンドを見つけてください。(比率は茶葉5gを100とした時の割合です)
ネットなどのレシピでは、ブレンド比率が曖昧だったので、複数のサイトを比較してブレンド割合を考えました。
① 定番インド屋台スタイル(バランス型)
特徴:初めての方に一番おすすめ。甘みとスパイシーさのバランスが取れた、王道のマサラチャイです。
- シナモン: 0.5g (比率: 10)
- カルダモン: 0.4g (比率: 8)
- クローブ: 0.2g (比率: 4)
- 黒胡椒: 0.2g (比率: 4)
② ほっこりシナモン多め(スイーツ風)
特徴:シナモンの甘い香りが主役。ミルクを多めにして、デザート感覚で楽しみたい時にぴったりです。
- シナモン: 1g (比率: 20)
- カルダモン: 0.4g (比率: 8)
- クローブ: 0.2g (比率: 4)
③ スパイシー重視(体を温める)
特徴:ショウガと多めのスパイスが力強く香ります。寒い日や、体を芯から温めたい時におすすめです。
- カルダモン: 0.6g (比率: 12)
- 黒胡椒: 0.4g (比率: 8)
- クローブ: 0.4g (比率: 8)
- ショウガ(生): 5g (比率: 100)
④ ジンジャー主役(風邪予防・代謝アップ)
特徴:ショウガの辛みがガツンと効いたドライな味わい。砂糖を少し多めにすると飲みやすくなります。
- ショウガ(生): 10g (比率: 200)
- カルダモン: 0.2g (比率: 4)
- 黒胡椒: 0.2g (比率: 4)
⑤ 高級感ブレンド(贅沢アロマ)
特徴:ナツメグやサフラン(あれば)が華やかに香ります。特別な時間に楽しみたい、リッチな一杯です。
- カルダモン: 0.4g (比率: 8)
- シナモン: 0.5g (比率: 10)
- クローブ: 0.2g (比率: 4)
- ナツメグ: 0.1g (比率: 2)
- サフラン: 0.05g (比率: 1)
【準備】スパイスなどを用意する
我が家で採用したスパイス配合
ネットでマサラチャイについて調べた記事で、最小のスパイスと安価な茶葉(日東紅茶)でも作れ、我が家と同じコーヒー中毒を脱した話を読み、これを実践することにしました。(この記事も茶葉に対するブレンド配分が分からないので、試した結果です)
- シナモン: 0.3g (比率: 6)
- カルダモン: 0.05g (比率: 1)
- クミン: 0.05g (比率: 1)
- ジンジャー: 0.15g (比率: 3)
※茶葉5g(小さじ2)を100に対する割合
※実際は、ここまで小さな単位で測れなかったで大雑把になりました。
味の特徴
- シナモンが主役
全体の香りと甘さを支配します。温かみが強く、スイーツ寄りの印象。 - カルダモンの爽やかさがアクセント
少量でも存在感があり、清涼感をプラス。後味を引き締めます。 - クミンのスパイシーさは控えめ
土っぽさ・香ばしさを少し添える程度で、シナモンに隠れがち。
ジンジャーを加える効果
- 血行促進作用 → 手足の冷えを改善
- 発汗作用 → 体温を上げやすい
- 消化促進 → 食後のチャイにもおすすめ
- ピリッとした辛み → シナモンの甘みを引き締め、味がバランスよくなる
味わいイメージ
- 「甘くて飲みやすいチャイ」
- 後味にほんのり爽快感(カルダモン)、奥行きを感じる香ばしさ(クミン)が出る
- 本格的なスパイシー感は弱く、初心者にも向いたマイルドなチャイ
黒コショウは使わない
体を温めるのが目的だと、ブラックペッパー(料理でよく使う)が効果的なのですが、刺激が強いので使用していません。少し刺激が欲しい人にはオススメです。

茶葉について
ブレンドを試すためだったので、コロナ禍の巣ごもり時に購入したものを忘れていた賞味期限切れの茶葉を使いました。(これがあったからブレンドに挑戦しました)

※しっかりした缶なので、保存容器として再利用しています。
スパイスについて
料理がそこそこ好きな男性だと、一度は見に行ったことがあると思われるスーパーマーケットなどのスパイスコーナーで購入しました。(オリジナルのスパイスカレー美味しいですよね)

- シナモン:117円(12g)
- カルダモン:463円(11g)
- クミン:117円(11g)
- ジンジャー:214円(11g)
※ドン・キホーテ調べ
特価品を買う
数件のスーパーを巡りましたが、たまたま有名なスパイス専門店のものが安く売られていたので、それを購入しました。

砂糖を使わない
我が家は、以前から精製した白い砂糖を使わず粗糖かきび糖を使うようにしています。また温活が目的でもあるので、相方さんはメイプルシロップを使っています。
お腹の調子が良くなったと思われる理由
- オリゴ糖を含む
メイプルシロップには天然のオリゴ糖が含まれていて、腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)のエサになりやすいです。これにより腸内環境の改善に役立つことがあります。 - 抗酸化物質が豊富
ポリフェノールが含まれていて、腸内の炎症を抑えるサポートをする可能性があります。 - 白砂糖より負担が少ない
白砂糖に比べて血糖値の上がり方がゆるやかで、腸への刺激もやや穏やかです。
DIYブレンドしてみた
賞味期限切れの茶葉と購入したスパイスを調合してみたました。
残っている茶葉の重さ
茶葉は、34.5g(測り精度の問題で0.5g単位)でした。

スパイスの分量
茶葉が34.5gなので、各スパイス量は以下になります

- シナモン:2.07g(2g)
- カルダモン:0.345g(0.5g)
- クミン:0.345g(0.5g)
- ジンジャー:1.035g(1g)
※スケール精度の問題で、0.5g刻みでおおよその数値にしています。
精度重要
後で理由を書きますが、ちゃんと測りたい人は、最小単位の小さいスケールを使ってください。
ブレンド・保管袋
茶葉はIKEAのジッパー袋に移して、保管も出来るようにしました。

各スパイスの量を測る
大まかな数字になりますが、各スパイスを用意しました。

混ぜる
茶葉とスパイスを袋に入れたら、ジッパーで密封してから、袋を振って混ぜました。

マサラチャイを淹れる
茶葉(マサラ)を用意できたので、通常通りにマサラチャイを淹れていきます。
水150cc入れて沸騰させる
ミルクパンに水を150cc入れて、火をかけます。

茶葉を入れる
ティースプーン2杯の茶葉を入れて、弱火で2分。


牛乳150cc用意する
2分待っている間に牛乳を用意します。

牛乳を入れて、弱火2分
茶葉を2分煮たら、牛乳を入れて再び弱火で2分煮ます。

茶こしを使ってカップにそそぐ
茶葉がカップに入らないように、注ぎます(私は相方さんと半分にします)


メイプルシロップ・粗糖を入れる
相方さんのカップにはメイプルシロップ・私は粗糖を少し入れて甘みを足し完成です。

味の感想
- クミン多かった
- 適当な分量になってしまったので、クミンが明らかに多く、カレーの香りが強くなったけど、味はマイルドで飲みやすかったです。
- ジンジャー効果あり
- ジンジャーは少し多い位入れたので、カラダが温まっていい感じです。
今後、安い茶葉(日東紅茶など)を使って、コストを落としても美味しいのか試します。(賞味期限切れの茶葉でも美味しいので、問題ないとは思いますが・・・)
まとめ
今回は、コーヒーへの依存と、季節を問わない「エアコン冷え」対策をテーマに、自家製マサラチャイの魅力とその簡単な始め方をご紹介しました。
キッチンに広がるスパイスの芳醇な香りと、ミルクで煮出した紅茶の優しい味わいは、コーヒーが与えてくれる刺激とは全く違う、心と身体が安らぐひとときをもたらしてくれました。
この素晴らしい「スパイス温活」から得られた、3つの幸せを共有します。
- 「作る時間」そのものが、癒やしになる
- シナモン、カルダモン、クローブ…。スパイスを自分の手でブレンドする作業は、まるで実験のようで、童心に帰るような楽しさがあります。忙しい日常から離れ、香りに集中する時間は、最高の気分転換です。
- 身体の芯から、じんわりと温まる
- 生姜やシナモンといったスパイスの力で、飲み終えた後も、身体の内側からポカポカと温かさが持続します。これは、エアコンで冷え切った身体が、心から喜ぶ感覚でした。
- 「自分だけの味」を育てる楽しみ
- 「今日は冷えるから、生姜を多めに」「リラックスしたいから、カルダモンを主役に」。その日の体調に合わせてスパイスの配合を変えられるのは、自家製ならではの特権。あなただけの「黄金比」を見つける旅は、これからずっと続きます。
いつものコーヒーカップを、スパイス香るチャイのカップに持ち替えてみる。その小さな変化が、あなたの毎日を、より健やかで、温かいものにしてくれるかもしれません。ぜひ、お試しください。