【SPD-SLシューズ再活用術】変換アダプターでSPDペダルに対応!お蔵入りシューズが蘇った実験レポート

「このシューズ、サイズ合わんけど捨てるのもったいないな…」
そんな思いから始まったのは、SPD-SL専用シューズを“SPDペダルで使えるようにする”変換アダプターの実験。
今回は、倉庫に眠っていたSIDIのSPD-SLシューズを引っ張り出し、
ローラー用や街乗り用として再活用できるかを検証した記録です。
当初は、「SPD-SL→SPD変換アダプターを使えばいけるやろ」と軽い気持ちで購入。
しかし、前後位置の調整ができない仕様により“拷問ポジション”が爆誕。
「これは無理や…」と一度はお蔵入りしたものの、
ある日ふと履いてみたら「意外といけるやん!」という展開に。
クランクブラザーズのペダルとの相性や、
“遊び”の大きさによるフィット感の変化など、
実際に使ってみないとわからない発見が詰まった内容です。
この記事でわかること
- SPD-SLシューズをSPDペダルで使うための変換アダプターの実用性
- アダプターの構造と“前後位置調整不可”による影響
- クランクブラザーズペダルとの相性と“遊び”の効果
- お蔵入りシューズを再活用するための工夫と注意点
- ローラー用・街乗り用としての“再利用価値”の見極め方
ロードバイクシューズが傷んできた…
愛用のロードバイクシューズが、そろそろ限界に。
思えばコロナが始まった頃、SPDシューズが傷んできたのでネットで探していました。
そんな時、お買い得なSPD-SLシューズ を発見!
「安いかも!」と飛びついて購入したのが、SIDIの少し古いモデル でした。
倉庫一掃セール的な出品で、別のSIDIシューズ(サイズ43)がピッタリだったので、迷わずポチリ。
しかし……実際に履いてみると、少し小さい!
結局、そのままお蔵入りとなりました。
SPDシューズの代用品になるか?
ふと、SPD-SLシューズをSPDで使えないかと思い立ち、変換アダプター を購入。
付属の シマノクリート+SPDペダル を組み合わせ、ローラー専用の靴にしようと計画しました。
ところが……
アダプターは前後の位置調整ができない 仕様。
結果、ペダル位置が合わず「拷問ポジション」と化し、これもまたお蔵入りへ。
使い方を模索する
そんな中、ある日SPD-SLシューズを二日連続で履いてライドへ。
すると、2日目に履いた サイズが微妙に合っていない二軍シューズ のほうが意外と快適!
「それなら、お蔵入りしていたSIDIのシューズ も履けるのでは?」
試しに履いてみたら、問題なくいける!
そこで、ふと目に入ったのが封印していたSPD変換アダプター 。
「クランクブラザーズのペダルなら、シマノよりどれくらいマシになるのか?」
そんな 余計な興味 が湧いてしまい、実験してみることに。
すると……
遊びが大きいので、ポジションに余裕ができ、普通に使える!
「なんで今まで気づかなかったんだ…」と、ちょっと後悔。
確かに クリート位置の前後調整はできない けれど、この位置で問題なし 。
これまでお蔵入りしていたけど、この使い方なら実用レベル!
ついにお蔵入り脱出!…したけれど?
こうして、封印されていたSPD-SLシューズが、外履きにもローラー用にも使えることが判明!
……とはいえ、すでに靴棚がパンパン。
結局また 箱にしまいました (笑)。
「このシューズが完全に潰れたら、次のシューズと入れ替えよう」
でも、もう限界が近い気がする……
ローラー用なら、まだ問題ないよね?
ボロボロだけど、まだ履く!
「さっさと替えろよ!」って突っ込まれそうだけど、気にしない!
なんだか、最初の目的からどんどんズレてきたけど……
所詮、趣味だし!気にしない!
“履けないと思ってた靴が、意外と使える”——SPD変換アダプターで広がるシューズ活用の可能性
SPD-SL用のビンディングシューズは構造的に“専用化”されがちですが、変換アダプターを使えば、
街乗り・ローラー・サブバイク用途などで再活用できるチャンスが生まれます。
もちろん、前後位置の制限やペダルとの相性といった課題はあるものの、
「履けない」と諦めていたシューズが再び現役になる可能性は十分にあります。
大切なのは、「フィーリングが合うかどうか」を自分の脚で確かめること。
SPD変換アダプターは、サイクリストの“もったいない精神”を形にする、小さな可能性の道具なのかもしれません。