ミニベロの変速を“6速化”した理由|SRAM9速から敢えてギヤダウンした実用カスタム記録

「軽くて速いだけじゃ、日常使いには向かない」──
ミニベロ“みかん号”を使い続ける中で、そう強く感じるようになりました。
以前はSRAM製9速を導入し、スポーツバイク的な仕様に仕上げていましたが、
- 停車時のシフト操作性
- 多段変速が必要ない街乗り環境
- 扱いやすさとメンテナンス性
こうした実用面での課題が積もった結果、思い切って“6速 × サムシフター”への変更を決断。
つまり、“グレードアップ”ではなく“用途最適化”への舵切りです。
この記事では、
- なぜSRAM9速から6速化したのか
- サムシフターの選定基準と操作感
- 実際の使い心地と今後の展望
について、筆者のリアルなカスタム記録をベースに紹介します。
「速さ」よりも「使いやすさ」──そんな価値観に共感するライダーへ、“実用主義カスタム”の選択肢をお届けします。
この記事でわかること
- SRAM 9速化から6速仕様に戻した理由と操作性の違い
- サムシフター+8速スプロケットで6速運用する方法
- トップ&ローを封印する調整テクニック
- 今後の7速化に向けたパーツ構成と展望
- 余ったSRAMパーツの再利用アイデア(CR22改への転用)
SRAM9速化
みかん号の変速をスラムの9速化しました。
試走結果
変速調整をそこそこに試走してみて、一応乗れることを確認したので、相方さんに乗ってもらいました。
感想は乗心地よりも先に変速レバーが使いにくいとのことでした。
やり直し
ワタクシの思惑は外れてしまい変速を元に戻すことになりました。
6速に戻す
変速は今のSL-TX50-R6 サムシフターを使うのは確定で、ホイールは使えるようにする。
8速スプロケットで使用
スプロケットを8速のMTB用と入れ替えて、トップとローを使えないように調整して6速にしました。
今後は
まずは動くようにしたので、次はサムシフターの7速用とリアディレイラーを交換して7速(用意したスプロケットの32Tを有効)まで使えるようにしようかなと思います。
SRAMのドライブトレインは
余ったスラムのディレイラー等は、CR22の改造に使おうと画策中。
【まとめ】“カスタムは自己満足じゃない”——乗る人に合わせた仕様変更がベストな選択
今回の仕様変更は、「せっかく9速化したのに…」という気持ちもありつつ、実際に乗る人の声を最優先にした判断でした。
サムシフターの直感的な操作性や、6速で十分な街乗り性能を再確認できたことで、「カスタムはスペックよりも使いやすさが大事」だと実感。
また、8速スプロケットを6速運用するという“ちょっとした裏技”も、今後の7速化に向けたステップとして有効。
余ったSRAMパーツはCR22改に転用予定で、“無駄なく活かす”というDIY精神も健在です。
みかん号はこれからも、相方さんの“ちょうどいい相棒”として進化していきます。
せっかく頑張ったのに、ちょっと残念でしたね。
> ヨッシーパパ様
これはワタクシが好き勝手にやっていたので、相方さんの意見が最優先です。
でも、改造は楽しかったです。