【初心者必見】ロードバイク用タイヤおすすめガイド|価格別・クリンチャー・チューブレス比較(2025年版)

ロードバイクの快適さや走行スピードは、タイヤ選びで大きく変わります。
「初めてロードバイクを買ったけど、どのタイヤを選べばいいかわからない」
「クリンチャーとチューブレスの違いが知りたい」
そんな初心者のために、今回は 価格帯別におすすめのロードバイク用タイヤ をまとめました。
- 街乗りや練習用に最適なエントリーグレード(~5,000円)
- バランスの取れたミドルグレード(5,000~9,000円)
- レースやヒルクライムに最適なハイエンドモデル(9,000円以上)
さらに クリンチャー・チューブレス別の特徴や選び方 も解説。
用途や予算に合わせて、自分にぴったりのタイヤが見つかります。

【5,000円以下】コスパ最強!エントリーグレード
気軽にロードバイクを始めたい方や、練習用・街乗り用としてコスパを重視する方におすすめ。耐久性がありガンガン使えますが、スピードや軽さは控えめです。
Panaracer CLOSER PLUS
- スペック:
- タイプ:クリンチャー(フォールディングビード)
- サイズ:700×23C、700×25C、650×23C
- おすすめポイント:
- 国産メーカーで品質に安心
- 耐久性が高く普段使いに最適
- 街乗り・初心者の導入にぴったり
- ランニングコストが低く気軽に乗れる
- 軽量(約210–220 g)で扱いやすい
- 市場価格:約3,500〜4,000円前後
Continental Ultra Sport III
- スペック:
- クリンチャー(フォールディング)
- サイズ:700×23C、25C、28C、32C (一部は650サイズも有)
- おすすめポイント:
- 世界的ブランドのエントリーモデル
- PureGripコンパウンドによる高いグリップ性
- コストパフォーマンスに優れる
- 街乗りにも通勤にも便利
- 幅広いサイズ展開
- 市場価格:3,500〜5,000円程度
【5,000〜9,000円】バランス良し!ミドルグレード
走行性能と耐久性のバランスが取れたモデル。ロングライドやスポーツ走行を楽しむ人におすすめです。
Pirelli P ZERO ROAD
- スペック:
- クリンチャー、TechBELT + EVOコンパウンド
- サイズ:700×24C、26C、28C
- おすすめポイント:
- レーシング技術採用で転がりが軽い
- 耐パンク性も高く安心
- 進化したコンパウンドで濡れた路面でも安定
- 軽量設計で快適な乗り心地
- バランス重視の万能タイヤ
- 市場価格:6,000〜8,000円前後
Vittoria CORSA NEXT G2.0
- スペック:
- クリンチャー、グラフェン+シリカコンパウンド、100TPI
- サイズ:700×24C〜34C(2 mm刻み)
- おすすめポイント:
- プロも使用する高性能コンパウンド
- 軽量かつグリップ力が高く乗り心地良好
- 幅広いサイズ展開で用途に応じて選べる
- 耐久性と性能のバランスが◎
- 長距離やレース入門にも最適
- 市場価格:7,000〜9,000円程度(ロングライド向け)
【9,000円以上】最高性能!ハイエンドモデル
本格的にレースやヒルクライムに挑戦する方におすすめ。軽さ・グリップ・スピード性能は最強ですが、耐久性は短めです。
Continental Grand Prix 5000S TR
- スペック:
- チューブレスタイヤ、BlackChili、Active Comfort、Lazer Grip
- サイズ:25C、28C、30C、32C
- おすすめポイント:
- 世界的評価の高い最上位モデル
- 転がり抵抗が非常に低く速い
- 抜群の耐パンク・耐久性
- 快適性重視のコンフォート設計
- レースや過酷な路面にも強い耐性あり
- 市場価格:約10,000〜12,000円
Pirelli P ZERO RACE TLR
- スペック:
- チューブレス(SpeedCore 120 TPI + SmartEVO)
- サイズ:26C、28C、30C、32C、35C、40C
- おすすめポイント:
- レーシング性能とチューブレスの快適性
- 軽量かつグリップ性能に優れる
- 35C・40Cもあり舗装路とグラベル両方に対応
- 120TPI構造で滑らかな乗り味
- ハイレベルな操作安定性
- 市場価格:11,000〜14,000円前後(高性能モデル)
クリンチャータイヤとチューブレスタイヤの違い
項目 | クリンチャータイヤ | チューブレスタイヤ |
---|---|---|
構造 | 中にチューブが入っているタイプ。タイヤ+チューブで空気を保持 | チューブなしでリムに密着させて空気を保持するタイプ |
パンク耐性 | チューブがあるため、穴が開くとパンクする。チューブ交換で修理可能 | シーラント液を入れると小さな穴は自動で塞がることが多い。大きな穴は修理キットで対応 |
空気圧 | 比較的高め(7〜9気圧前後)が基本 | 低めでも走れる(5〜7気圧)ため路面からの衝撃吸収に優れる |
乗り心地 | 高圧で硬め、路面の振動を感じやすい | 低圧で柔らかめ、衝撃吸収性が高く快適 |
転がり抵抗 | 高圧で軽いが、チューブ摩擦でやや抵抗あり | チューブがないため抵抗が少なく、速く走れる傾向 |
重量 | タイヤ+チューブでやや重め | チューブなしで軽量(ハイエンドでは特に顕著) |
メンテナンスの難易度 | チューブ交換で簡単に修理可能。初心者向き | 装着にはコツが必要。シーラント液の補充や空気漏れチェックが必要 |
コスト | 安価で手に入りやすい | 高価。初期費用は高めだが、長期的にはメリットもあり |
おすすめ用途 | 初心者、街乗り、練習用 | ロングライド、レース、快適性や軽さ重視の上級者向け |
- 初心者にはクリンチャータイヤがおすすめ
- 扱いやすく、パンク時も簡単に対応できる
- 快適さやスピードを重視するならチューブレス
- 低圧でも走れるので長距離ライドやレースに向く
- クリンチャーで慣れてから、チューブレスにステップアップするのが一般的
まとめ
- 5,000円以下 → コスパ重視。街乗りや練習用に最適。
- 5,000〜9,000円 → バランス型。ロングライドやスポーツ走行におすすめ。
- 9,000円以上 → 性能重視。レースや決戦用に活躍。
初心者はまず 5,000〜9,000円のミドルグレードから選ぶと失敗が少ないです。
慣れてきたらレース用にハイエンドを試すのがおすすめです。
まとめ表
価格帯 | 商品名 | サイズ幅(C) |
---|---|---|
~5,000円 | Panaracer CLOSER PLUS | 23, 25 |
Continental Ultra Sport III | 23, 25, 28, 32 | |
5,000~9,000円 | Pirelli P ZERO ROAD | 24, 26, 28 |
Vittoria CORSA NEXT G2.0 | 24, 26, 28, 30, 32, 34 | |
9,000円以上 | Continental GP 5000S TR | 25, 28, 30, 32 |
Pirelli P ZERO RACE TLR | 26, 28, 30, 32, 35, 40 |
【初心者向けQ&A】ロードバイク用タイヤ選び
Q1:ロードバイク初心者ですが、どの価格帯のタイヤを選べば失敗が少ないですか?
まずは5,000〜9,000円のミドルグレードがおすすめです。
- バランスの取れた走行性能と耐久性
- ロングライドやスポーツ走行でも安心
- 街乗り・練習にも対応
初心者がいきなりハイエンドタイヤを買うと、性能の違いを活かせず、コストが高くなりすぎることがあります。
Q2:クリンチャータイヤとチューブレスタイヤ、どちらを選ぶべきですか?
- 初心者・街乗り・練習用 → クリンチャータイヤ
簡単に装着でき、パンクしてもチューブ交換で修理可能です。 - 快適性・スピード重視・レース向け → チューブレスタイヤ
低圧でも走れ、衝撃吸収性が高く転がり抵抗が少ないです。
一般的にはクリンチャーで慣れてから、チューブレスにステップアップするのが安全でおすすめです。
Q3:タイヤサイズの選び方はどうすればいいですか?
- 多くのロードバイクは700Cサイズを使用します。
- 幅(C)は用途に応じて選びます:
- 街乗りや通勤:23〜25C
- ロングライドや快適性重視:25〜28C
- グラベルや太めで安定させたい場合:30C以上
リム幅との相性もあるので、購入前にバイクの推奨サイズを確認しましょう。
この場合はどうだろう?
Q4:チューブレスタイヤはパンクしたとき、自分で直せますか?
小さな穴ならシーラント液で自動修復可能ですが、大きな穴や側面カットは修理キットが必要です。初めての場合はショップで対応してもらうのが安心です。
Q5:練習用にエントリーグレードを買ったけど、レースにも出てみたい場合はどうする?
エントリーグレードは耐久性重視なので軽さやグリップが足りないことがあります。レースに出る場合はミドルグレードかハイエンドタイヤへの交換を検討しましょう。
Q6:タイヤ幅を変えると乗り心地やスピードはどう変わりますか?
- 幅が狭い(23Cなど):転がり抵抗が少なく速く走れるが、衝撃を感じやすい
- 幅が広い(28C以上):衝撃吸収性が高く快適だが、転がり抵抗はやや大きくなる
用途に応じて快適性とスピードのバランスを考えましょう。