Stravaの代わりはこれ!無料で使える自転車・ロードバイク記録アプリおすすめ5選
「Stravaに記録していなければ、走ったことにならない」
サイクリストの間でそんなジョークが交わされるほど、世界的な定番となっているフィットネスアプリ「Strava」。しかし近年、セグメントのランキングやルート探索といった人気機能の多くが有料(サブスクリプション)となり、無料の代替アプリを探し始めているライダーも増えています。
「毎月のアプリ課金を節約して、ライド先のコーヒー代や機材代に回したい」 「でも、日々の走行記録やルート作成、パフォーマンス分析はしっかり行いたい」
そんな悩みを抱える方に向けて、本記事では海外の自転車メディア『BikeRadar』の特集をもとに、Stravaの代わりに無料で使える優秀なライド記録アプリを5つ厳選してご紹介します。
ナビゲーションに強いアプリから、徹底的なパワーデータ分析ができるマニアックなソフトまで、それぞれの得意分野や無料プランでできることを分かりやすくまとめました。あなたのライドスタイルにぴったり合う、最適な乗り換え先がきっと見つかります。
Stravaの有料化に疲れたら
「Stravaに記録していなければ、それは走ったことにならない」。サイクリスト界隈でよく耳にするジョークですが、2020年にStravaが大幅なリニューアルを行い、人気機能の多くを月額課金の裏側に移してから、無料の代替アプリを探すライダーが増えています。
Stravaは単なる走行記録アプリにとどまらず、セグメントのランキング、メッセージ機能、Kudos(称賛)、チャレンジ企画など、ソーシャル要素によってユーザー同士の交流を促す「ゲーム化」されたアプリとして人気を集めてきました。しかし、以前は無料だったセグメントランキングやルート探索機能を含め、現在は多くの機能が有料会員限定となっています。ライド後のケーキやコーヒー代を少しでも浮かせたい方のために、今回はStravaの代わりに使える無料アプリを5つご紹介します。
- Wahoo、Ride With GPS、Golden Cheetah、Garmin Connect、Intervals.ICUの5つの無料アプリ
- それぞれの得意分野(ルート計画、パフォーマンス分析、シンプルな記録など)
- 無料プランでどこまでできるか、有料プランとの違い
1. Wahoo ― バイクコンピュータメーカーが本気を出したアプリ戦略
これまでElemntシリーズのサイクルコンピュータや、Kickrシリーズのスマートトレーナーといったハードウェア販売に力を入れてきたWahoo。同社は今、新たな3段階のサブスクリプションモデルでトレーニングソフトウェア分野にも本腰を入れています。
- Pro(月額14.99ポンド):長年提供してきたSystmアプリを含む最上位プラン
- Core(月額4.99ポンド):パフォーマンス分析やトレーニングの気づきを追加
- Base(無料):今回注目のプラン
無料のBaseプランでも、ルート計画、ワークアウト記録、ライブトラッキングが利用でき、外部デバイスとの連携も可能です。Wahoo自社製品に加え、2026年4月に提携が発表されたCoros(コロス)のスマートウォッチにも対応しており、生産終了となったElemnt Rivalの後継的な位置づけとしてWahooが推している組み合わせです。Stravaと同様、Wahooも有料プランへの誘導は行っていますが、無料のBaseプランでもStrava、Komoot、そして最近Garminが買収したTrainingPeaksなど、他アプリとの連携機能が使える点は魅力です。
2. Ride With GPS ― ルート計画・ナビゲーションに強い定番アプリ
世界で300万人以上のサイクリストに利用されているRide With GPSは、ルート計画とターンバイターンのナビゲーション機能において、Stravaの有料ナビ機能に代わる有力な選択肢です。
無料の「Starter」プランでも、ルートの探索・作成・記録が可能です。より高度な機能を求める場合は「Basic」「Premium」といった上位プランも用意されています。
衛星写真、地形図、OSM(OpenStreetMap)といった複数の地図データに対応しており、詳細な標高プロファイルや所要時間の予測など、欲しいデータが一通り揃っています。ルート作成も簡単で、目的地をタップまたは検索するだけで自動生成されたルートに従うことも、自分でウェイポイントを打って作成することも可能です。既存のルート集も豊富に用意されており、スタート・ゴール地点の変更、逆走ルートの作成、お気に入りのカフェへの寄り道の追加といった編集も簡単に行えます。
3. Golden Cheetah ― パワーデータを徹底的に掘り下げたい人向け
トレーニングデータを深く分析したいユーザーに向いているのが、オープンソースのプラットフォーム「Golden Cheetah」です。サイクリストやトライアスリートが、パワーデータを好きな方法で分析し、その手法を他のユーザーと共有できることを目指して開発されています。
- 主要なファイル形式に対応、Google Drive・カレンダー、Dropbox、Ride With GPS、Strava等ともクラウド連携
- 「Forensic Ride Analysis」機能で、クリティカルパワーモデリング、ペダル力/速度、心拍数とパワーの関係など複数指標を確認可能
- パーソナルベストなどの指標でパフォーマンスの推移を追跡
- ドラッグ&ドロップ操作でシーズン・ライド・インターバル・選手同士の比較が可能
- UIを自由にカスタマイズでき、自分が重視する指標だけを表示できる
4. Garmin Connect ― すでに持っているデバイスをそのまま活用
すでにサイクルコンピュータやスポーツウォッチを所有している方であれば、そのメーカー純正アプリでライドを記録するのも一つの手です。Garmin ConnectやBrytonのActiveアプリはその代表例で、シンプルなパフォーマンス指標に加え、基本的なルート計画機能も備えています。
ソーシャル機能を求める方には物足りなく感じるかもしれませんが、シンプルな記録用途であれば十分な機能を備えています。GarminもStravaに追随する形で一部機能を有料化していますが、Stravaほど厳しい制限ではありません。主要なアクティビティデータ、健康指標、パフォーマンス指標は無料のまま利用でき、有料プラン(Garmin Connect+)ではAIによるトレーニングの提案や、LiveTrack機能の強化版が追加される形です。
5. Intervals.ICU ― トレーニング分析とプラン作成を両立
2018年のサービス開始以来、10万人以上のアスリートが1億1,100万件を超えるアクティビティをアップロードしてきたIntervals.ICUも、有力な無料選択肢です。Garmin、Polar、Suunto、Coros、Wahoo、Zwift、Hammerhead(Suunto経由)、Strava、Dropbox、Oura、WHOOPなど幅広いデバイス・サービスと連携できます。
ソフトウェア自体は完全無料で、任意の月額4ドルの寄付によってサイト運営・ホスティング費用がまかなわれる形で運営されています。豊富なパフォーマンス分析グラフに加え、しっかりとしたトレーニングカレンダーとワークアウトビルダーも搭載。理想のトレーニングプランを作成し、好みのカレンダーアプリと同期させることで、トレーニングスケジュールを見やすく管理できます。他のアスリートとライドやセッション、進捗を共有できるソーシャルチャットルーム機能や、仲間・クラブ・トレーニング仲間向けの独自グループチャットも作成可能です。
まとめ ― 自分に合ったアプリを見つけよう
ルート計画重視ならRide With GPS、データ分析を突き詰めたいならGolden CheetahやIntervals.ICU、すでにデバイスを持っているならメーカー純正アプリ、そしてハードウェアとの連携を見据えるならWahooのBaseプラン ― と、それぞれ得意分野が異なります。Stravaの有料化に不満を感じている方は、ぜひ自分のスタイルに合った一本を探してみてください。
