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ロードバイクのパンク修理が劇的に変わる?電動携帯ポンプ「Cycplus AS2 Ultra」12か月使用レビュー

みぞお
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ライド中の予期せぬパンクは、できれば避けたいトラブルのひとつです。ロードバイクに乗り始めた2000年代初頭の頃を思い返すと、出先でのパンク修理といえば、小さな手押しポンプを汗だくになりながら数百回ポンピングするのが当たり前の風景でした。しかし現在、その労力は手のひらサイズの機材によって劇的に変わりつつあります。

本記事では、海外の自転車メディア『Velora Cycling』に掲載された、Cycplusの超小型電動ポンプ「AS2 Ultra」の12か月長期使用レビューをご紹介します。

本体重量わずか88gという手押しポンプ以下の軽さを実現しながら、指定の空気圧で自動停止する機能を備えた話題のアイテムです。記事内では、1年間の実地テストで確認された「約2分で作業が完了する」という実用面のメリットだけでなく、約18,900円という価格設定やバッテリーの持続回数といった、購入前に知っておくべき弱点についても客観的にまとめられています。

これから携帯ポンプの買い替えを検討する際の、ひとつの判断材料としてご覧ください。

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【12か月使用レビュー】Cycplus「AS2 Ultra」

Cycplus「AS2 Ultra」は、手押しポンプを「バッテリー駆動の小型インフレーター」に置き換えることを掲げた製品です。通常のライドやツーリングで12か月間使い続けた結果、その謳い文句はおおむね本物だったといいます。1年間、空気入れに失敗したことは一度もなく、重さは手持ちの手押しポンプよりも軽く、路上でのパンク対応を「面倒な作業」から「2分程度の小休止」に変えてくれたとレビュアーは評価しています。

この記事のポイント
  • 本体重量はわずか88g(シリコンカバー装着時117g)、一般的な手押しポンプより軽量
  • 30mmタイヤを60psiまで56秒で充填 ― チューブレスと組み合わせれば、パンク対応が2分以内に
  • 圧力を設定してボタンを押すだけの「セット&フォーゲット」方式、自動停止機能付き
  • 弱点は「1回の充電で実用上3回程度」というバッテリー容量と、約18,900円という価格

※価格は米国での参考価格($119)をもとに、2026年8月27日時点のレート(1ドル=約159円)で円換算した参考値です。欧州価格は約100ユーロ(約18,500円)と紹介されています。

総評:Cycplus AS2 Ultra Tiny E-pump for Bike

良い点
  • 本体88gと、一般的な手押しポンプより軽量・コンパクト
  • 圧力を設定して放置できる「セット&フォーゲット」方式、自動停止機能付き
  • 30mmタイヤを60psiまでわずか56秒で充填
気になる点
  • バッテリー容量の関係で、実用上は1充電あたり約3回の充填が上限
  • 使用中に本体が温かくなる
  • 緊急用ポンプとして約18,900円は決して安くない

なぜ「Ultra」を選ぶのか ― ラインナップ比較

Cycplusは携帯用ポンプとして4モデルを展開しています。デジタルゲージなしのベーシックな「AS2」、「AS2 Pro」、より大型の「AS2 Pro Max」、そして今回レビューする「AS2 Ultra」です。今回Ultraが選ばれた理由は、ラインナップの中で最も小型・軽量でありながら、実際のライドで想定されるほぼすべてのシチュエーションをカバーできるだけの十分なパワーを備えているためだといいます。

ラインナップ内での明確なライバルは「Pro」で、こちらはやや安価かつ充填容量も大きめです。ファットバイク用の太いタイヤを使う方や、数週間にわたるオフグリッドのツーリングを予定している方には、より大型のポンプの方が理にかなっています。しかし、多くのライダーにとっては、より小さく軽いUltraこそが購入すべき一台だとレビュアーは述べています。

パフォーマンス・バッテリー・使用感

本体の「+」「−」ボタンで、デジタル表示を見ながら0〜120psiの間で目標圧力を設定し、スタートボタンを押せば、設定した圧力に達した時点で自動的に停止する仕組みです。1年間の使用の中で、空気入れに失敗したり、うまく作動しなかったりしたことは一度もなかったといいます。実測テストでは、25mmリムに装着した30mmタイヤを60psiまで充填するのに要した時間はわずか56秒。チューブレスタイヤと組み合わせれば、パンクへの対応も2分以内で完了するとのことです。

チューブレス、通常のチューブ、そしてTPU(熱可塑性ポリウレタン)製インナーチューブのいずれに対しても直接使用してきましたが、問題は一度も起きなかったといいます。ただしTPUチューブについては、ポンプ使用時に発生する熱や、一部のTPUチューブ・バルブの脆さを考慮して、付属のホースを使用することが推奨されています。

ロンドン〜パリのライド中、登坂中にパンクしたレビュアーは、その場でチューブレスシーラントによる応急処置と再充填を行い、集団に頂上までに追いつくことができたというエピソードも紹介されています。手押しポンプであれば、規定圧力まで到達させるのは重労働で時間もかかり、最終的な圧力も勘に頼るしかありません。一方Ultraは作業中もリアルタイムで圧力を表示してくれ、Cycplusはゲージの精度を1psi単位としています。

唯一気になった弱点は「バッテリー」

バッテリーへの不安こそが、実質的に唯一のデメリットだとレビュアーは指摘します。現実的な運用では、常識的な圧力まで充填する場合、1回の充電でおおよそ3回分の空気入れが可能とのこと。Cycplus公式は、最大110psiまでのタイヤ2本分の充填を1充電あたりの目安として謳っています。つまり、充電をこまめに行うよう注意を払う必要があるということです。

「3回」で十分と言える理由

とはいえレビュアーは、20年間のサイクリング歴の中で、1回のライドで4回パンクした経験は一度もないとし、実用上は3回分の充填能力で現実的なシナリオはほぼカバーできるとしています。充電はUSB-C経由で約30分。使用中は本体がやや熱くなるため、29gのシリコンカバーはその重量に見合う価値があるとしつつも、熱自体が実際に問題になったことはこれまでないとのことです。

弱点と総評

AS2 Ultra最大の弱点は、やはり価格です。米国価格119ドル(欧州では約100ユーロ)というのは、日本円に換算すると約18,900円(欧州価格ベースでは約18,500円)にあたり、まともな手押しポンプより高く、CO2インフレーターと比べればなおさら高額です。手押しポンプはバッテリー切れの心配自体がなく、充電を忘れる心配もありません。CO2は1回の充填であれば軽量かつ高速ですが、カートリッジは使い切りで、真冬のトレーニングライドではボンベ自体が凍えるほど冷たくなることもあります(些細なことに聞こえるかもしれませんが、実際にはかなり辛い経験になり得ます)。Ultraはちょうどこの両者の中間に位置する存在で、充電式・高精度・手間いらずという利点がある一方、1回のライドで使える回数には限りがあるという特徴を持っています。

また、電動ミニポンプ全般に言えることですが、使用中の作動音はそれなりに大きめです。大容量タイヤを高圧まで充填する場合は、3回分という充填回数の余裕をより早く消費してしまう点にも注意が必要です。

それでも12か月使用した結果、AS2 Ultraは手押しポンプに完全に取って代わり、真っ先に手が伸びる存在になったといいます。パンク対応を「数分」ではなく「数秒〜数十秒」単位で済ませたいロード・グラベルライダーで、現実的なライドではほぼ試されることのないバッテリー容量の制限を許容できるのであれば、価格を考慮してもなお、自信を持っておすすめできる一台だとレビュアーは結論づけています。実際、レビュアーはあらゆるライドに必ずこのポンプを携帯しているとのことです。

出典
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ABOUT ME
みぞお
みぞお
おっさんサイクリスト
関西在住の自転車DIY愛好家。 「自転車組立はプラモデルみたいで面白そう」という直感をきっかけに、ロードバイクの世界へ。 現在は、自転車の組立(バラ完)・メンテナンス情報のほか、10年以上続くフェリー輪行旅の記録、さらに家電修理などのライフハックも発信中。 「自分の手で直して楽しむ」をモットーに、初心者でも真似できる等身大のDIY記録を綴っています。
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