シディ「Prima 2」登場。2027年モデルで最も手頃なロードシューズの全貌
イタリアの老舗サイクルシューズブランドであるシディ(Sidi)から、2027年ラインナップの中で最も手頃な価格帯となる新型ロードシューズ「Prima 2」が発表されました。
日常のサイクリングにおける快適性や着脱のしやすさを重視した設計となっており、独自ダイヤル「Nuun 002M」やしなやかなナイロンコンポジットソールを採用しています。
本記事では、海外自転車メディア『BikeRadar』の報道をもとに、「Prima 2」の基本スペックやサイズ展開に加え、固定式クリート穴による調整幅の注意点など、購入前に知っておきたいポイントを客観的に解説します。
シディ「Prima 2」登場
シディが、男女両モデルのロードシューズ「Prima 2」を発表した。日常のライドを楽に、そして効率よくこなすことを狙った設計で、使いやすさ・快適性・パフォーマンスを兼ね備えているという。同社の2027年ラインナップの中では最も手頃な価格帯のロードシューズに位置づけられる。

- 2027年ラインナップで最も手頃なロードシューズ、価格は約30,200円(英国140ポンド)
- アッパーはマイクロファイバー製、シングルダイヤル式「Nuun 002M」を採用
- ソールはナイロンコンポジット製、剛性指数5、非可動式の3ボルトクリート穴
- シマノ新型SPD-SLRペダルとの組み合わせでは、クリート位置の調整幅が制約される可能性
- フィットはレース志向というより、余裕のあるレクリエーション寄り
※価格は英国・米国・欧州での参考価格をもとに、2026年9月時点のレート(1ポンド=約216円、1ドル=約159円、1ユーロ=約185.7円)で円換算した参考値です。
アッパー・締結方式
アッパーは耐久性と快適性を両立するとシディが説明するマイクロファイバー製。通気性に優れた3Dメッシュ素材のタンと、シディ独自の「Nuun 002M」シングルダイヤルを組み合わせている。ダイヤルは跳ね上げ式の調整レバーを備え、手軽にフィット感を調整できる仕様だ。

ソール ― シンプルさと引き換えの「調整幅」
ソールにはナイロンコンポジット素材を採用し、クリート取り付け用の3ボルト穴は固定式(非フローティング)となっている。この仕様はシンプルさを確保する一方、シマノの最新ペダルシステム「SPD-SLR」との組み合わせにおいては、クリートの調整幅が制約される可能性があるという。

以前の記事でお伝えした通り、新型SPD-SLRクリートは前後方向の調整機能を廃止し、その調整幅をシューズ側のソール穴(長溝)で補う設計になっている。今回のPrima 2のような固定穴タイプのシューズでは、クリート位置を細かく追い込みたい場合に対応しにくくなる可能性がある。
- ソール素材:ナイロンコンポジット
- 剛性指数:5(シディ公表値)
- クッション性のあるインソールを装備
- フィットはレクリエーション寄りで、ゆとりのある設計
- ヒールクリート、Nuunダイヤルなどの部品は交換可能で、長寿命化に配慮
サイズ・カラー展開・価格
- サイズ:38〜50(ハーフサイズは40.5〜46.5)
- カラー:ブルー、クリーム、ブラック、グレーの4色

- サイズ:36〜43(ハーフサイズは37.5〜42.5)
- カラー:グレー、ライトパープル「マルドグレープ」の2色
- 約30,200円(英国参考価格140ポンド)
- 約31,800円(米国参考価格200ドル)
- 約29,500円(欧州参考価格159ユーロ)
まとめ
シディの2027年ラインナップの中で最もエントリー寄りの位置づけとなるPrima 2は、日常使いや入門用として気軽に選べる一足と言えそうだ。ただしクリートの調整幅を重視する場合や、シマノの新型SPD-SLRシステムとの組み合わせを検討している場合は、実際に店頭で確認しておくことをおすすめする。
- Paul Norman, “Sidi’s new Prima 2 road cycling shoes are the lowest-priced option in its 2027 range”, BikeRadar, 2026年9月24日
