[BROMPTON]安く購入しようとする前に注意する点
BROMPTON
ミニベロで大人気のブロンプトンが欲しい
この記事は、中古購入で安く買おうと思っている人向けですが、必要な費用が多いことを理解してください
高価な自転車
ママチャリと比べると圧倒的に高価な自転車
一番安価なモデルでも25万円以上(新車購入時)
- C Line:26万円から
- スタンダードモデル(スチールフレーム)
- P Line:44万円から
- 軽量・高機能モデル(チタン+スチールフレーム)
- T Line:85万円から
- ハイエンドモデル(チタンフレーム)
高価な理由
現在、ほとんどの工業製品は中国や労働力の安い国々で製造されていますが、ブロンプトンはイギリス製(コンポーネントなどは違う)
インバウンドの影響
ブロンプトンを扱っている専門店には、連日のように外国人観光客が訪れ、購入している
- 円安の影響で、日本で買うと安い
- 偽物が出回る可能性が低い
- 売れるので品薄になり、結局安くならない
安く買う方法
新車購入は無理だから、安く買える方法は?
- 中古購入
- 中古自転車ショップ
- ネットフリマ(ラクマ・メルカリなど)
- Yahoo!オークション
中古購入の注意点
ブロンプトンは、1987年から製造・販売されているので、安く購入出来る中古品は、古いものが多い
- お金がかかる
- 車体は安く買えるが、乗り続けるためには予想以上に修理・消耗品交換にお金がかかる
- 製造年が古い
- 20年位前のものが比較的安価
- 壊れている
- 整備が出来なくて手放している
- 5年以上経っていたら、部品が劣化している
- 台湾製
- 2004年製造まで、ライセンス製造されていた
- 偽物や海賊版ではないが、品質や部品の互換に問題がある
- メンテナンス・サポートを受けにくい
お金がかかる
以下の項目に説明がありますが、車体以外にお金がかかる
- 修理費用
- 専門店に依頼しないと難しい
- DIYするなら特殊工具が必要
- 消耗品交換
- 使用して傷んでいる
- 安全のために交換
- 保安装置など購入(ライトやヘルメットなど)
- 新車購入でも必要ですが、店舗ならセットになったり値引き対象になったりする
製造年が古い
前オーナーが売りに出す(手放す)場合は、何か理由がありますが、以下が考えられます
- 古くなった
- 持っていたけど長く使っていない
- 壊れている
特に古くなったが考えれますが、ブロンプトンの場合は10年以上・20年以上前に製造された車体が多くみられます(保管状態が比較的良い)
修理が必要
製造年が古くて、比較的安価に売られている場合は、整備(オーバーホール)が必要です
- 売手が、そのまま乗れますと書いてあっても、危険はある
- 消耗品(タイヤやブレーキなど)が10年前のものは劣化している
- ノーメンテナンス10年以上の乗物が安全だと思えない
- 売手は、理由があって手放している
- 買手は欲しいのでプラスに考えてしまう
- 多少違和感があっても気にしない(自分に関係なくなるから)
壊れている
売手が、はっきり壊れている・メンテナンスが必要と明記して、安く売っている車体は、絶対に修理・メンテナンスをしないといけない
- 壊れていると言われて、そのまま乗るのは危険すぎる
- 売手は、売れば自分に関係なくなるので、故障個所の申告が甘い
- 普通に考えたらアウトな故障も、自分はこれで乗っていたと言われたら仕方ない
台湾製
BROMPTONであってBROMPTONではないと言われる不人気の車体が、正規品として販売されていました
見分け方
偽装しているオーナーだったら仕方ないけど、見分けることが可能
- メインフレームに「made in England」表記がない
- メインフレーム・トップチューブにイギリス国旗(ユニオンジャック)ステッカーが貼ってある
- シートクランプのレバーに穴が開いている
特に専門的な知識がなくても、以上の点で判断できます
製造年
台湾製造は、2004年にライセンスが切れるまで行わていました
- 2004年以上の車体は、台湾製を疑う
サポートを受けにくい
購入後のサポートは、新車購入ではないので、受けられないと考えるべきです
自動車のようにディーラーへ持ち込めば、中古車でもサポートを受けられるような体制はない
一部のショップには嫌われる
他店購入車はお断りと断言するショップがあるくらい、中古車を嫌う専門店が多い
メンテナンス先を探しておく
ブロンプトン取扱店に相談するのがオススメですが、普通に新車購入の話をされると思います
中古購入時の追加費用
中古品を買った場合は、修理・消耗品交換は前提です(必須だと言えます)
シミュレーション
安く(10万円)で中古ブロンプトン(故障あり)を買った場合の概算
- 中古車体購入:10万円
- ネット購入した場合の送料などは含まない
- オーバーホール:5万円(一般的な価格)
- ブロンプトン取扱店に依頼した場合の作業工賃
- 部品購入:数万円(作業内容により変動)
- 上記、オーバーホール費に含まれない部品代が必要
- 投稿者は部品だけで35,000円位かかりました
オーバーホール費用
こんな費用は払えないと、ショップと客間で揉めますが、絶対に必要な費用です
- 自転車を整備できる技術者が1日以上作業する費用
- ブロンプトンを分解・清掃・再組立するには特殊な技術・知識が必要
自転車組立は特殊技術
乗物を趣味にするなら、整備・部品交換作業には費用が必要だと肝に銘じるべき
大人が作業のために時間拘束されるのだから、お金がかかるのは当たり前
自転車整備には特殊な工具が多々必要
安くするならDIY
オーバーホール費用を払えないなら自分で整備するしかありません
- 知識が必要
- 特殊な自転車なので、構造や注意点が多い
- 作業方法を間違えると再起不能になる場合がある
- 整備に責任を持つ
- 事故やトラブルが起こった場合、自己責任
- 安全基準を満たせるかは自己責任
- 工具費用がかかる
- 普段よく目にする工具以外に特殊工具が必要(ニッチ商品なので高価)
- 部品調達が大変
- ブロンプトンのみで使うパーツが多いので、正規取扱店でしか購入できない
部品購入
ブロンプトンの部品は、他のスポーツバイクやミニベロと比べても、特殊な部品が多く、1個の値段が高価です
必要なものを買う
壊れていたら購入するのは当たり前ですが、素人では判断し辛い劣化している部品も交換する必要があります
交換が必要な箇所
数キロ走ったら交換が自転車部品の目安ですが、5年以上経ったブレーキシューやタイヤは安全のため交換したほうがいい
- タイヤ
- 同時にチューブ・リムテープも交換
- ブレーキシュー
- ケーブル類
- グリップ
以上は、壊れていなくても、売手が2年以内に交換していない限り、交換をオススメします
壊れているものはオススメしない
投稿者は自転車を組み立てたりするのが趣味なので、壊れていても自分で直すし、部品がないなら海外からでも買うので平気ですが、安く買った以上にお金がかかります
信頼できるショップ
自転車歴がそれなりに長いので、知識が深くて信頼できる技術者のショップとの付き合いがあります
投稿者の趣味も理解してくれていて、困ったときに相談でき、技術料を支払って対応してもらうのも当たり前だと思っているので、DIYが出来ています
安く購入するテクニック
ブロンプトンを安く買うには、ネット購入がおすすめです
- フリマサイト(ラクマ・メルカリ)で、出品されるのを待つ
これ一択です
条件を設定して、プッシュ通知を気長に待つので、欲しいタイミングで買えないのがデメリット
フリマサイト購入
売手が、早めに売りたいと考えている場合が多いので、比較的安めの金額設定になっている
- タイミングが合えば、他と比較しても安くなる場合がある
- 投稿者の感覚では年に4~5回、超お買い得品に出会う(即売れますが)
- 安くする理由が明確な出品者が多い
- 自分では直せない・数年使用していない(放置していた)など
- 即売りたいので値下げ交渉できる
- 手渡し限定だと安い場合が多い
- 事情があってすぐに売りたい人はチャンス
Yahoo!オークションは適正価格になる
Yahoo!オークションは、スタート金額は安いですが、売手もある程度の販売価格の想定金額になることを理解しているので、購入希望者たちと競り合って安く買えません
送料別が多い
フリマサイトだと送料込みが多いですが、ヤフオクは送料別なので、安く買ったつもりが送料が高額だったりします(折り畳み時でもヤマト運輸の180サイズになります)
店舗購入はオススメしない
店舗購入はブロンプトンに出会う可能性が低いのと、中古販売しているけど部品などは取り扱えない場合が多いので、あまりメリットを感じません
まとめ
ブロンプトンを安く購入する方法は、フリマサイトで超お買い得品が出品をするのを待つですが、滅多に機会がないので、気長に待つしかない
欲しいときに買う
高価なものだから、程度の良い中古を新車よりも少し安く買うくらいで購入する
修理・メンテナンス費は高い
特殊なミニベロだから人気があるので、修理・メンテナンスにはお金がかかります
部品が高い
交換する部品も特殊で、1つずつの単価も高いから、予想以上にお金がかかります
DIYは覚悟がいる
投稿者は、DIY好き・旧車好きな変わり者なので、壊れていたものでも直しながら乗れてラッキーだと思い購入しましたが、お金かかるし、大変ですので、万人にはオススメできません