[ロードバイクパーツ組替]複数のバイクから部品を移植する
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自転車改造計画
とっくり氏から、使わなくなった自転車を貰って来たので、今後にやるべきことの仕様書。
前回考えていたことより変更あり。
作業担当者
あ〜やん、みぞお(2名)
部品をやりくりする自転車の名称
(黒)
今回貰って来た自転車
(緑)
丸石ハーフマイラー
(白)
とっくり4号
仕様(移植先)
(黒) > (緑)
・コンポーネント1式(105フルセット)
トリプルのまま完全に移植する(コストカットの為)
・フォーク
メッキ処理がしてあって綺麗から、可能なら使い回す。
・ハンドル/ステム
使い回せるなら、使う。
(黒) > (白)
・ホイール(CAMPAGNOLO SCIROCCO)
タイヤを入れ替える。
・サドル
とっくり氏が使いやすいものなので、使い回す。
(白) > (緑)
・ホイール
タイヤを入れ替える。
(黒) > 破棄
・フレーム
カーボンにクラックがあり危険。
(緑) > 破棄
・ホイール
スポークが1本曲がっているので、直しても良いがコスト的にあまりメリットがないかも。
(白) > 破棄
特になし。
(他) > 破棄
家に保管していたホイールを破棄する。用途なしの為に邪魔。
いい加減に必要なものと不要なものを整理しないと怒られる。
作業の概要
(黒)分解後、必要なパーツをオーバーホール。
(白)ホイールの換装。
(緑)分解、オーバーホール、傷のリペイント。(黒)から取外しのパーツへの換装。
完成後の使用用途
(黒) 破棄
(緑) 相方さんのお父さんにプレゼント
(白) とっくり氏
期限
(黒) 今月中(6月)
(緑) 7月末/8月には納品。
(白) 今週中完成/とっくり氏の都合で納品。
(他) 7月末に粗大ごみで破棄。または保管。
作業上の注意
作業者が、別々での作業時間になる為に、報告・連絡・相談を怠らないこと。
工具などの取扱に注意する。
怪我がないように確認をする。
足りない部品などについては、必要に応じて打ち合わせを行う。
パーツ組替
とっくり氏から貰った自転車の部品を使う為に、まずはバラしてしまいます。
現状確認
STI
STIは大分傷だらけ。
フロントディレイラー
リアディレイラー
ディレイラー等の駆動系は10年経っているけど、室内保管で掃除をしているので、まだまだ綺麗です。
ブレーキ
ブレーキも綺麗なものです。
分解作業
では、適当にバラしていきます。
チェーンを外す
先にディレイラ辺りから始めて、いつも大変なことになっているので、今回はチェーンを先に外します。
ミッシングリンク
ミッシングリンクを付けているので、チェーンを外すのは特に工具も必要なくて簡単です。
何年使っているのか分からないけど、全然伸びていないから、使い回してもいいのだろうか?
ワイヤー類を外す
続いて、テンションのかかっているワイヤーを緩めます。
テンションがかからない組み合わせ
ディレイラーはテンションが最もかからない状態にシフト位置を変えておいた方がいいです。
フロントはインナー側、リアはアウター側がワイヤーのテンションが一番かかっていない状態です。
ブレーキはリリース側
ブレーキもリリースを開けておいてテンションを緩めておいた方がいいです。
アブナイ
テンションをかけたまま作業をすると、何かの拍子で稼働部が動いて指等を挟んでしまうことが起こります。以前に実際に起こりました。
危険です。
大体5mmのアーレンキーがあれば事足りる
シマノの製品は5mmの六角レンチが1本あればワイヤー類の調整は出来ます。
工具は質のよりモノ
自分でメンテナンスやオーバーホールをするなら、よく使うことになるので、六角レンチ(特に5mm)とプラスドライバーは質の高いものを持っておくことをオススメします。
確認しながら作業
危険な状態にならないように、テンションのかかっているチェーンを外し、ワイヤーを緩めたので、事故が起こらないはずです。多分。
事故がないように細心の注意をはらい作業をすすめます。
クランク
まずは、部品が最も汚れているであろうクランクを外します。
8mmアーレンキー
8mmの六角レンチで、クランクを留めてあるネジを外します。
ねじ止め
クランクはBB軸に差し込んであるので、このネジを外すだけでは、本体は外れません。これで外れる様な構造だったら、人間の脚力でクランクが外れてしまうと思うのです。
コッタレス抜き
クランクを外す為には、特殊な工具を使います。
こんなやつ。
押し出す道具
ネジを押し込んで押し出す感じで外れます。
詳しくは公式ページなど参照(他人任せ)
使い方に興味がある方はネット等で詳しく調べください。
外れた
外れました。
とても汚い
ここで、いつも整理整頓をして綺麗にしているとっくし氏からは信じられない位に、ゴミや泥など詰まっていて汚いです。
これは、たまにオーバーホールはしないといけないだろうと心に決める位に汚れています。これだけゴミが噛んでいると性能も落ちていると思ですよ。
BB
続いて、BBを外します。
TL-UN74-S
ここでも、BB用特殊工具を使います。
固着
しかし、固着していて全然ネジが緩まないので、これは最後にやることにしました。
組んでから10年近く緩めることはなかったみたいなので、こうなってしまうのですね。
オクタリンク
ちなみに、このクランク及びBBの規格はオクタリンクです。
ホローテック
最近のホローテック2や中空は、外し方が違います。工具も変わってきます。
ブレーキ
次はブレーキとテンションの外れたディレイラを外します。
ブレーキは、アーチの裏側のネジを緩めると、外れます。
ディレイラー
ディレイラーもネジ1本で止まっています。
5mmアーレンキー
やはり5mmの六角レンチで事足ります。
自転車の部品は、基本的にネジ1本で止まっているのですね。
シートポスト
シートポストを外します。
ここは、メーカー毎にネジのサイズが違うので、それ毎に工具がいると思います。
どんどん作業中
主要な部品がなくなっていく自転車の図。
分解作業
あとは、ハンドルを外せばフレームだけになるぞと調子に乗ってハンドルを外します。
ハンドル
ワイヤーが邪魔
ここで、ステムを外そうとして、ワイヤーが邪魔になることに気づく訳です。
行程を読み間違えました。
先にSTIレバーを外すべきでした。
バーテープ
またステムを戻し、バーテープを剥がします。
変色・劣化
コルクの白だからか、色が違うという位に汚れています。
ここは洗えませんからね。
バーテープを破りながら、なんとか剥がします。
テープの粘着力は強すぎです。
STI
次にSTIを外します。
5mmアーレンキー
外側の凹んだところに、5mmの六角レンチを突っ込むとネジ穴があります。
再びBB
アウターストッパー等、外せるものは全部外したので、固着していたBBを外します。
インパクト
もうこのフレームは壊れてもいいので、思いっきり力を入れて回そうとしたら、加重をかける姿勢が良くなったために、思っている程力を入れずに外れました。
BB内部汚れ
BBの中まで泥や汚れが沢山付着していました。
拭く
軽く拭いて記念撮影。
フレームだけになってしまいました。
クラックあり
見た目は綺麗だから、一部不良と明記して、ノークレーム、ノーリターンの1円オークションに出品したら、売れるのかな?
目立たないようにカーボン柄のシールを貼っていますが、ダブルレバー台座の間にクラックが入っています。クラックが入ってから8年は乗っていたりします。
とっくり氏が事故の可能性があるから買い換えたフレームなので、廃品回収の時に直せない状態に破壊して廃棄しますけどね。
汚れがひどい
自転車は、乗ったら掃除をするのは当たり前として、定期的にオーバーホールをしないと、びっくりする位に汚れてしまうものですね。
ホイール移植
自転車のバラしが終わったので、とっくり4号へ外したホイールを乗せ換えます。
スプロケット交換
とっくり4号のスプロケットは8速で、バラした自転車は9速ですので、そのまま使えません。
スプロケットを外します。
クイック
まずは、クイックを抜きます。
ネジを緩めて外します。両端についているバネを無くしてはいけません。
ロックリングリムーバー
こんな工具を使います。
これがあるだけで、スプロケットを外して洗うことができるので、掃除をするなら持っておいた方がいい工具です。
スプロケットリムーバー
スプロケットが空回りしないように、チェーンがついたような工具を使って押さえて、ネジを緩めます。
外したスプロケットは、バラバラになるので、ちゃんとまとめておいた方がいいです。
後で分からなくなります。
大分写真が使い物にならないので、行程を飛ばします。
9→8速スプロケット
外しておいた8速スプロケットを戻します。
シマノの場合は1カ所はっきり分かる突起の違いがありますので、それを目印に合わせて、はめていきます。
スプロケット交換完了
あとは、先ほどの行程の逆にネジを締めたら、スプロケットの入れ替えが完了です。
ついでにサドルも交換したけど、見た目的にはこのままで良くない?と思ってしまいましたが、タイヤが大分痛んでいるので、入れ替えます。
タイヤ交換
タイヤの交換は、パンク修理と同じ行程です。
想定パンク修理
チューブを入れ替える前に、タイヤを交換するだけです。
タイヤレバー
タイヤを外す工具をつかって、やや強引と思われる位にタイヤの隙間に入れていきます。
隙間をつくる
タイヤ用の工具というかヘラは大体3枚セットなので、3枚とも隙間に入れていくとタイヤのテンションが外れます。
タイヤの色が変わっているのは、都合4回タイヤを外しているので、手ぶれがマシなものを選んでいるだけです。
チューブを外す
タイヤが外れたら、チューブを抜きます。
タイヤが柔らかいからだと思いますが、たまに固着していたりします。
タイヤを外す
チューブを抜いたら、タイヤもホイールから外します。
写真は手ぶれが酷すぎて何か判らないので、なしです。
タイヤ装着
この行程の逆をしてタイヤを戻します。
異物チェック
パンク修理のときにも、点検として忘れないことのゴミが噛んでいないかをチェックし、チューブに少しだけ空気をいれるとタイヤをはめやすいです。
空気を少し入れる
タイヤ入替交換はタイヤ4本分
4本分のパンク修理と同じことをして、タイヤ交換終了です。
今後
やっぱり、シフターのアウターケーブルと、バーテープは白か青系に色を変えようと思います。
これで、とっくり氏から部品をもらった自転車のバラしと、とっくり4号の乗せ換え作業は終了です。
大変そうだけど楽しそうですね。技術があるというのはいいですなあ。
はじめまして、せいまると申します。
ご訪問ありがとうございました。
まだまだペーペーライダーの自分ですが、みぞおさんのようにいずれはカスタマイズ出来る技術を身につけたいなぁと思ってます。
またブログ見に来させてくださいね、よろしくお願いします。
見事な計画ですな!
進捗状況もレポして下さいね。
ポチリ。
> moumou様
趣味で好き勝手にやっているので、大変とは感じないですよ。
方法はネットを調べれば分かりますから、壊しても気にしないという勢いがあればやれると思います。
>せいまる様
ご丁寧にありがとうございます。
ワタクシは少しだけ前に自転車を始めているだけです。
カスタマイズは、勢いだけだと思います。
またブログを拝見させてもらいます。
> tac-phen様
計画だけを先に立てておいて、そのまま計画倒れになるパターンだったりします。
ちゃんと予定通りに事が進むように進捗をネタにしていきます。