折れた!? トマジーニのシートピン事件と“応急処置”で乗り切る方法

「えっ、シートピンが折れた!?」
そんな連絡が飛び込んできたのは、イタリア製クロモリフレーム“トマジーニ”に乗る師匠からの一報。
しかも、週末には遠征ライドの予定があるというタイミング。
これはもう、即対応しないと間に合わない“事件”レベルのトラブルでした。
今回は、共締めタイプのシートピンが折れた際の応急処置と、代用品で乗り切るための工夫をまとめた記録です。
ネットで調べても情報が少ない中、スギノ製のシートピンを“半分だけ”使うという裏技的な対応で、
なんとかライドに間に合わせた“現場対応力”と“柔軟な発想”が光るトラブル対処法をご紹介します。
🛠️ この記事でわかること
- トマジーニの共締めシートピンが折れたときの対処法
- スギノ製シートピンを“片側だけ”使う応急処置の実例
- サイズが合わないと再び折れる?代用品選びの注意点
- ワイズロードでの相談と、在庫がないときの動き方
- 正規品が手に入るまでの“つなぎ対応”の考え方
事件です!
イタリア製クロモリフレーム”トマジーニ”に乗っている師匠のバイクでトラブルが発生しました
シートピンが折れる?
とっくり氏から「トマジーニのシートクランプのボルトが折れた」との連絡がありました。
見事に折れています。
共締めのネジの問題
ネットを調べると、クロモリバイクの共締めのシートピンはよく折れるそうです。
急いで解決
今度の連休に久しぶりの日帰り遠征ライドへ行く予定があるので、早急に対応しないといけません。
(時間があれば購入店へ行くのですが、とっくり氏は忙しい人なのです)
在庫で対応可能か?
家にあるシートピンで代用できないかと思ったので、これを渡します。
長さは合わないかもしれませんが、一時しのぎには十分使えると思います。
サイズが合わないとまた折れる
長さが合わないまま使っていると、ボルトが折れる原因だそうです。
ショップへ駆け込む
代わりのシートピンと交換で折れたシートピンを預かり、比較的自由に動けるワタクシが、トマジーニを扱っている大阪のワイズロードへ行きました。
顔見知りの店員に相談
ワイズロードの店員さんが袋に入れてくれました。
サイズが合うものはない
トマジーニにぴったり合うシートピンはありませんでした。
代案を考えてもらう
店員さんと相談しながら、スギノのオス側だけを使って、代用することにしました。
サイズがほぼ同じでした。
新旧混ぜて使う
最初から使用していたメス側のシートピンと、今回購入したスギノのオス側のボルトを使うことにします。
これで、元々のボルトよりも強度がある気がします。
正規品は後日発注
正式なシートピンは、とっくり氏が時間のある時に、購入店で発注するそうです。
在庫なしが普通
トマジーニを扱っているのだから、シートピンの在庫を持っていて欲しいですね。
デローザのネオプリマート用は2個も在庫持っているのだから、トマジーニの在庫も持ってください。
折れたからこそ見えた、“クロモリバイクの奥深さ”
共締めタイプは“折れやすい”が“工夫しがいもある”
ネットで調べてみると、クロモリバイクの共締めシートピンは意外と折れやすいという情報も。
でも、代用品を組み合わせて使うという柔軟な発想があれば、
「とりあえず走れる状態に戻す」ことは十分可能です。
スギノの“オス側だけ”を使うという選択
今回は、スギノ製のシートピンのオス側だけを使い、元のメス側と組み合わせるという方法で対応。
サイズもほぼ同じで、むしろ元より強度があるかも?という手応えもありました。
正規品は“後日発注”でOK
応急処置でライドに間に合わせたあとは、正規品をゆっくり発注すればOK。
「在庫がないのが普通」と割り切って、まずは走れる状態に戻すことを優先する判断が功を奏しました。
ハンドメイドバイク
今では珍しいイタリア製ロードバイク
![[TOMMASINI][CIOCC]クリーニングします](https://bike-memo.com/wp-content/uploads/2022/03/maintenance_B29-320x180.jpg)
Tommasini Techno

CIOCC FALCO

私も、今のうちに用意しておいた方が良いですね。
> tsun 様
高価なものじゃないし、すぐに手に入るものじゃないので、予備を持っておくのはよいと思いますよ。
みぞおさま
勉強になりました。
私も、リアディレーラーハンガーを折るトラブルがあって、あれ以来、サドルバックにしまって、4年経とうとしています。このパーツがないとどうしようもないです。
トマジーニ乗りの方には大事な情報ですね。
チューブだけでなく予備パーツって大事ですよね。
> 大型中年 様
ディレイラーハンガーや特殊なボルトは、すぐに手に入らないものが多いので、予備は持っておくべきですね。
少し前のモデルになると廃盤の恐れもあるし、今後困らないように、ワタクシも見直してみようと思います。
> koni 様
イタリアンスチールに乗る人は、カンパニョーロのシートピンが廃盤になったので、特に重要なパーツですね。
最近はエアロ効率を高めたりするフレームでは、特殊な形状が増えてきているから、予備は重要だと思います。