【自転車ペダルが外れない?】固着ペダルを“簡単&安全”に外す方法|潤滑剤・工具・グリスの使い方まとめ

「ペダルが固着して外れない…」
そんなトラブルに直面したとき、力任せに回す前に知っておきたい“安全で確実な外し方”があります。
この記事では、潤滑剤の使い方・ペダルレンチの活用・自重を使った外し方・焼き付き防止グリスの重要性などを、実体験ベースで紹介します。
この記事でわかること
- ペダルが固着する原因と予防策
- 潤滑剤(クレ556など)の使い方と放置時間の目安
- ペダルレンチの正しい使い方と“乗って外す”テクニック
- 焼き付き防止グリスの塗り方と注意点
- ペダル交換時に気をつけたい“グリスの量”と“はみ出し対策”
ロードバイクのペダル固着問題
趣味でロードバイクを続けていると、速く走るため、快適に走るためなど、アップグレードをする機会が多いと思います
その中で、ネットで購入して自分で交換出来るパーツの代表はペダルです
固着している
その時、最も多くトラブルに見舞われるのが、ペダルの固着です
太刀打ち不能レベルも多々あり
どんなに、柄の長いペダルレンチを使って、力をかけてもクランクアームからペダルが外れません

解決方法
簡単で、ほぼ100%成功する方法は、レンチを足で踏む(自重を利用する)

方法
- 15mmのレンチ(ペダルレンチが好ましい)を進行方向の反対向きにセットする
- ブレーキを掛けた状態で、ペダルの上にのる(反対側の足は地面についておく)
- 踵をレンチの柄の部分にのせる
- 体重を踵にかける
以上の方法で、さっきまで必死に力をかけてもビクともしなかったペダルがバキッと音を立てて外れます

レンチは長めの方が体重をかけやすい
一気に外れますので、転倒注意(体重をかける側を壁にするなど工夫してください)
これでも外れない場合
強い浸透性がある潤滑油(クレ556など)を、一晩漬け置き、翌日再びペダルレンチに乗るを繰り返してください(焦らず時間をかけてください)

無理矢理、何度も力をかければ、ペダルやレンチが潰れます

ネジザウルスもいいよ!超くさいけど!
勝手に命名
べダルレンチの上でスタンディングをすると、レンチに乗せた自重とインパクトで固着したペダルが外れる
固着しない対策
人に言うのはやや恥ずかしい方法で外す事態にならないように、ペダルを取り付ける時には、焼き付け防止グリスを塗りましょう
スレッドコンパウンド
WAKO’S製品がオススメ

手や服についたら悲劇なくらい取れませんので、取扱注意
NGな方法
グリスを塗らないのはダメですが、塗る場合もやめた方がいいものもあります
グリスを少ししか塗らない
よくあるのが、グリスがはみ出るのが嫌で、少なめにする人がいますが、たっぷり塗り、はみ出たものは拭き取りましょう
シマノ プレミアムグリス
自転車整備をしている人では、万能グリスと言われていますが、ペダルを取り付ける時にはあまりオススメしません

何度か外れないペダルに遭遇しましたが、大体緑色のグリスが残っています
使用ペダルレンチ
15mmレンチで柄の長いものが適しています
BIKE HAND YC-163L
自転車を自分で整備するときには、同等のペダルレンチを持っておくことをオススメします

Amazonなどで、1,500円程度です
コンパクトなものは難易度が高い
工具店などで購入できる手の大きさ位の15㎜レンチは、柄の上で体重をかけるのが少し難しい
コンビネーションスパナ
スタンディングができる人なら余裕かもしれません

自転車用薄型スパナ
レンチ部分が薄くて、難易度が高すぎました(怖くて乗れませんでした)

まとめ
手の力で頑張って外れない場合は、無理せずペダルレンチ(コンビネーションレンチ)の上に乗って自重で外しましょう

装着時は外すことも考える
交換するときなどで、苦労しないように焼き付け防止剤をぬりましょう
どうしてもダメな時
自転車屋や専門家のところへGO!
“ペダルが外れない”は整備の見直しチャンス——潤滑剤とグリスで防げるトラブルは、DIYで解決できる
今回の整備では、ペダルの固着は“力”より“準備”が大事だと実感しました。
潤滑剤を使って時間をかけて浸透させることで、無理なく安全に外すことが可能。
ペダルレンチの使い方や自重を活かしたテクニックも、力に頼らない整備のコツとして有効です。
取り付け時のグリス不足が原因だったことから、“整備は次回のための準備”という意識が大切だと再認識。
自転車整備初心者でも、正しい手順と道具があれば、固着ペダルは必ず外せます——焦らず、丁寧に向き合うことが解決の近道です。