ドライブトレイン関係
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【レストア考察】中古フレーム購入のリアル:魅力と落とし穴、リアエンド幅問題をどう乗り越える?

みぞお
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「いつかはクロモリ」「あの名車をもう一度」——そんな想いを叶えてくれるのが、中古フレームの世界。
しかし、夢のレストア計画には“規格の壁”という現実が立ちはだかります。
今回は、中古フレーム購入時に直面しやすい「リアエンド幅」の問題を中心に、メリット・デメリットとその解決策を深掘りしていきます。

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中古フレーム購入のメリット

  • 名車・絶版モデルに出会える
    現行では手に入らないクロモリやビルダー製フレームが狙える。
  • コストを抑えて理想の1台を組める
    コンポやホイールを流用すれば、完成車より安く仕上がることも。
  • レストアの楽しさを味わえる
    自分の手で蘇らせる過程そのものが、最高の趣味体験に。

中古フレーム購入のデメリット・注意点

項目内容
リアエンド幅の違い現代の130mm/135mmに対し、古いフレームは120mm/126mmが主流。
BB・ヘッド・シートポスト径の規格違い特殊規格や専用品が必要な場合も。
フレームの劣化・歪みクラックやサビ、芯ズレなどは要チェック。
保証・サポートがないメーカー不明や補修不可のケースも。

リアエンド幅の問題とは?

古いロードフレームではリアエンド幅が120mmや126mmが一般的。
一方、現代のホイールは130mm(ロード)や135mm(MTB)が主流。
つまり、そのままではホイールが入らない or 無理やり入れてもフレームに負荷がかかるという問題が発生します。

解決策

①:フレームを“広げる”

  • 方法:左右のリアエンドを均等に広げて130mmに調整
  • 対象:クロモリなどのスチールフレーム(アルミ・カーボンは不可)
  • 注意点
  • センターズレやシートステーの歪みに注意
  • 自己作業はリスクあり。ビルダーやプロショップに依頼が安心

②:ハブ側を“合わせる”

  • 方法:126mm対応のハブを使う or 130mmハブを“たわませて”入れる
  • 対象:軽微な差(126mm⇔130mm)であれば可能な場合も
  • 注意点
  • ハブ軸やクイックに負荷がかかる
  • スムーズな脱着が難しくなることも

③:専用ホイール or 手組みで対応

  • 方法:126mm対応のクラシックホイールを探す or ハブから手組み
  • メリット:フレームに無理をかけず、当時の雰囲気も再現できる
  • デメリット:コストと手間がかかる。パーツの入手性も要確認

結論:中古フレームは“知識と準備”があれば最高の相棒になる

リアエンド幅の問題は確かにハードルですが、素材・構造・目的に応じた対処法を選べば、十分に乗り越えられます。
むしろ、こうした“壁”を乗り越える過程こそが、レストアの醍醐味とも言えるでしょう。

リアエンド幅126mm対応

リアエンド幅126mmに対応できる加工を行いました

オールドクロモリを蘇らせる?!126mmエンド対応ハブ自作の記録
オールドクロモリを蘇らせる?!126mmエンド対応ハブ自作の記録

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  1. 多動Man

    はじめまして
    僕は古いハブばかり持っているので、
    126を130に改造しています。逆もあったのですね。

  2. みぞお

    >多動Man様
    コメントありがとうございます。
    フレームに本来かからない力をかけてしまうので、走っている時に壊れないかが心配なので、自己責任の無理矢理だと思います。

  3. hayazou2002

    こんばんは
    クロモリのフレームなら
    いけるかもしれませんが
    その他ならまず無理だと思います。
    古いハブを探して自分で組むしかないのでは・・・。

  4. みぞお

    > hayazou2002様
    アドバイスありがとうございます。
    hayazou2002さんは、色々自分で組み立ててられるから、お詳しいですね。参考にさせてもらいます。
    今は、クロモリでプロポーションの良いフレームを探しています。
    こうやってアドバイスを頂けるのは、うれしいです。
    ありがとうございます m(_ _)m

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みぞお
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おっさんサイクリスト
自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。
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