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大人数でサイクリングに出かける際、最も頭を悩ませるのが「人と自転車、どうやって運ぶか」という問題です。特に、ミニバンや大型SUVでないコンパクトな車で、複数人分の自転車を運ぶとなると、「果たして積めるのか?」と不安になる方も多いでしょう。
しかし、かつてプジョー306ブレークは、その課題を見事にクリアしました。4人の仲間と4台のロードバイクを車内に積載し、淡路島へのサイクリング旅行を成功させたその実績は、まさに「工夫次第でどこまででも行ける」という自転車愛好家の希望を象徴しています。
この記事では、プジョー306ブレークの知られざる積載能力と、それに学ぶ多人数・多台数自転車運搬のコツを徹底解説します。
プジョー306ブレークが持つ隠れたポテンシャル
プジョー306ブレーク(ステーションワゴン)は、その見た目からは想像しにくいほど、自転車積載において優れた素質を持っています。

- ステーションワゴンの強み: 長い荷物を積載するために設計されたステーションワゴンは、後部座席を倒した際の荷室長が非常に長く、ロードバイクのような全長のあるものも比較的楽に収まります。開口部も広く、積み下ろしがしやすいのも特徴です。
- 実証済み「4人+4台」: この記事の筆者が実際に挑戦し、成功させたのが「大人4人が乗車し、同時にロードバイク4台を車内に積載して運搬する」という離れ業です。これは、単に自転車を積めるというだけでなく、実用的な移動手段としてのワゴン性能の高さを物語っています。
4人+4台!積載パズルの攻略法
プジョー306ブレークで4人+4台の自転車を積むには、まさに「パズルのように」自転車を組み合わせる工夫が必要です。

- 自転車の分解が前提:
- 前輪の取り外し: これは必須です。前輪を外すことで全長が大幅に短くなり、積載効率が格段に向上します。フォークエンドが車内や他の自転車に当たらないよう、保護キャップやホイールバッグを使用すると良いでしょう。
- 後輪の取り外し(推奨): さらにスペースを確保したい場合や、フレームサイズが大きい自転車の場合は、後輪も外すことを検討しましょう。スプロケットが他の部分に接触するのを防ぐ効果もあります。
- シートポストとハンドルの調整:
- サドルを下げる/シートポストを抜く: これも非常に有効な方法です。特にMTBなどシートポストが長い自転車では、これを一番下まで下げたり、場合によっては完全に抜いたりすることで、車高が低くなり、車内空間を有効活用できます。
- ハンドルを90度回転させる: 自転車の横幅を減らすために、ステムのクランプを緩め、ハンドルを車体と並行になるように回転させるのも有効なテクニックです。
- フレームの積み方(実践例から学ぶ):
- 交互積み: 複数の自転車を積む際は、前後を互い違いにする「交互積み」が基本です。ハンドルやペダルの干渉を避けやすくなります。
- フレームサイズの考慮: 記事にもあるように、「小さめの自転車があったため比較的容易だった」という点は重要です。サイズの異なる自転車を組み合わせることで、隙間なく効率的に配置できる可能性があります。例えば、小径車や女性用フレームなど、全長が短い自転車は最後に空いたスペースに滑り込ませやすいでしょう。
- 積み重ね時の保護: 複数台を重ねて積む場合、フレーム同士やパーツ同士の接触による傷を防ぐため、必ず毛布、バスタオル、養生シート、エアキャップ(プチプチ)などを間に挟み込みましょう。特に変速機(ディレイラー)側はデリケートなので、常に上を向くように積むのが鉄則です。
- ホイールの収納:
- 外したホイールは、ホイールバッグに入れると運びやすく、汚れるのを防ぎます。
- スプロケットが付いている後輪は特に厚みがあるので、車内の隙間に工夫して配置しましょう。タオルなどを挟んで、他の自転車や内装に当たらないように注意します。
- 最終的な固定:
- 走行中の振動や急ブレーキで自転車が動かないよう、タイダウンベルトやゴムバンドなどでしっかりと固定することが最も重要です。車内のフックなどを活用し、自転車が前方に飛び出したり、横滑りしたりしないように複数箇所で固定しましょう。
安全な運搬と車内保護のために
- 車内の汚れ対策: タイヤの泥やチェーンの油などで車内が汚れるのを防ぐため、ラゲッジスペースにレジャーシートや防水シート、厚手のビニールシートなどを敷き詰めましょう。
- 視界の確保: 自転車を積載した状態で、バックミラーやサイドミラーの視界が遮られないか必ず確認してください。安全運転の妨げにならないよう注意が必要です。
- 車載用キャリアの活用: 記事にあるように、外部キャリア(ルーフキャリアやヒッチメンバーキャリア)を使えば、車内空間を犠牲にすることなく自転車を運搬でき、乗車人数も増やせます。
- ルーフキャリア: 積載台数に柔軟性がありますが、高さ制限や空気抵抗による燃費悪化、積み下ろしの手間がデメリット。
- ヒッチメンバーキャリア: 安定性が高く、積み下ろしも比較的楽ですが、取り付けに費用がかかり、車の全長が長くなる点に注意が必要です。
まとめ
プジョー306ブレークが示した「4人+4台」という自転車運搬の可能性は、決して特別な車だけのものではありません。ミニバンや大型SUVが主流の現代において、コンパクトなステーションワゴンでも工夫次第でこれだけの積載能力を発揮できることを証明しています。
あなたの愛車がどんなタイプであれ、「どうすれば積めるか?」という視点で車の空間を見つめ直し、自転車の分解・保護・固定のテクニックを組み合わせることで、想像以上の運搬能力を引き出せる可能性があります。
自転車と仲間との旅をもっと自由に、もっと快適に楽しむために、ぜひこの記事で紹介したアイデアを参考に、あなたの車のポテンシャルを最大限に引き出してみてください。
ABOUT ME

関西在住の自転車DIY愛好家。 「自転車組立はプラモデルみたいで面白そう」という直感をきっかけに、ロードバイクの世界へ。 現在は、自転車の組立(バラ完)・メンテナンス情報のほか、10年以上続くフェリー輪行旅の記録、さらに家電修理などのライフハックも発信中。 「自分の手で直して楽しむ」をモットーに、初心者でも真似できる等身大のDIY記録を綴っています。