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ロードバイクの車道走行は怖くない?ベテランが実践する「道選び」の極意と、安全に歩道へ退避する法的ルール

みぞお
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「ロードバイクは車道が原則だけど、大型トラックが怖くてたまらない……」 「後ろの車に迷惑をかけている気がして、路肩ギリギリを走ってしまう」

スポーツ自転車に乗る人なら、一度はこうした「車道への恐怖」を感じたことがあるはずです。実は、ベテランサイクリストほど「気合」で車道を走っているわけではありません。彼らは、恐怖を回避するための「ルート選び」や「法律の例外」を賢く活用しているのです。

本記事では、無理に車道を走り続けないための「臨機応変な走り方」について徹底解説します。Googleマップを活用した道選びのコツから、合法的に歩道へ逃げても良いケース、車道でのストレスを減らすマインドセットまで。安全第一でサイクリングを楽しむための、現実的なサバイバル術をお届けします。

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「怖い」と感じる道は、そもそも避けるのが正解

ベテランのサイクリストほど、実は「走る道」を徹底的に選んでいます。「車道が原則だから」といって、交通量が多く路肩が狭い幹線道路を無理して走る必要はありません。

  • ルート選びの工夫
    • 出発前にGoogleマップのストリートビューなどで道路状況を確認し、なるべく車通りが少なく、路肩に余裕がある道を選びます。多少遠回りになっても、安全でストレスの少ない裏道(広域農道や旧道など)を選ぶのが賢い走り方です。
  • 時間帯をずらす
    • 早朝の交通量が少ない時間帯を選んで走るなど、車との接触リスクを減らす工夫も有効です。

「歩道」への回避は恥ずかしいことではない

法律上、自転車は原則車道通行ですが、「車道を通行することが危険である場合」は例外的に歩道を走ることが認められています(道路交通法第63条の4)。

  • 歩道に逃げるケース
    • 道路工事や駐車車両で車道が塞がれている時。
    • トラックなどの大型車が多く、車幅が極端に狭い時。
    • 渋滞で車道が全く動かない時。
  • 歩道を走る際のマナー
    • あくまで歩行者優先ですので、「すぐに止まれる速度(徐行)」で走り、歩行者がいる場合は一時停止するか、自転車を降りて押し歩きをしましょう。

「怖い」と感じているのに無理して車道を走り続け、事故に遭っては元も子もありません。状況に応じて柔軟に歩道を利用するのは、自分の身を守るための正しい判断です。

車道での「恐怖」を減らすマインドセット

一方で、やはりロードバイクの性能を活かして気持ちよく走るには車道が一番です。車道を走る際の恐怖心を減らすために、以下の意識を持つことも大切です。

  • 「車は避けてくれる」と信じる(ただし過信は禁物)
    • ドライバーも事故は起こしたくないので、基本的には自転車を避けて追い越してくれます。こちらが変にふらつかず、堂々とキープレフトで直進していれば、車側も予測して動きやすくなります。
  • 後方の車を気にしすぎない
    • 「後ろの車に迷惑をかけているかも」と気にしすぎて路肩ギリギリを走ると、パンクや転倒のリスクが高まります。無理に譲ろうとせず、安全なタイミングで抜いてもらうのを待つのも一つの手です。

安全第一で「臨機応変」に

「完全車道主義」を貫くことが正義ではありません。プロのようなサイクリストでも、本当に危険な場所では歩道を利用したり、自転車を降りたりします。

恐怖心は「ここはやばいぞ」という生存本能からのシグナルです。その感覚を大切にし、無理のないルート選びと、状況に応じた柔軟な走りを心がけて、安全で楽しいサイクリングライフを送ってくださいね。

まとめ

「車道が怖い」と感じるのは、あなたの生存本能が正しく機能している証拠です。無理をして「完全車道主義」を貫く必要はありません。

安全なサイクリングライフを送るためのポイントを振り返りましょう。

  • 「道」を徹底的に選ぶ
    • 多少遠回りになっても、車通りの少ない裏道や旧道を選ぶのがベテランの鉄則です。
  • 「歩道への退避」は正当な権利
    • 道路工事や極端に狭い場所など、危険を感じる時は道路交通法の例外規定に基づき、歩道へ逃げましょう。ただし、歩道では「歩行者優先」と「徐行」を絶対に忘れずに。
  • 「車側が予測しやすい走り」を心がける
    • 変にふらつかず、堂々と一定のラインを走ることが、結果としてドライバーに安全な追い越しを促すことにつながります。

自転車に乗る一番の目的は、無事に家に帰ることです。恐怖心というシグナルを大切にしながら、状況に合わせて車道と歩道を賢く使い分けましょう。無理のないルートと柔軟な判断力こそが、あなたを最高の景色へと連れて行ってくれるはずです。

根拠・参考情報

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おっさんサイクリスト
自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。
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