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ガーミン新型Edge 1060発表。音声操作対応サイクルコンピューターの実力

みぞお
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ガーミンから、走行中の使い勝手を根本から変える新世代サイクルコンピューター「Edge 1060」が発表されました。最大の特徴は、内蔵マイクとスピーカーによる「音声操作」の搭載です。ハンドルから手を離すことなく、「Okay, Garmin」と話しかけるだけでルート検索や路面状況の報告が可能になりました。本記事では、ナビゲーションに特化した「Edge Explore 3」シリーズや、リアルな走行感を追求したTacxの新型スマートトレーナー「Nēra」を含め、海外メディア『BikeRadar』の報道をもとに最新ラインナップのスペックと実力を解説します。

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音声操作に対応した新フラッグシップ「Edge 1060」

ガーミンが、音声操作に対応した新しいフラッグシップのサイクルコンピューター「Edge 1060」を発売した。ナビゲーション機能の強化に加え、走行中も仲間や周囲の状況とつながり続けることに重点を置いた製品だ。同時に、ナビゲーションと安全機能に特化した「Edge Explore 3」「Edge Explore 3 Plus」、インドアトレーニング部門のTacxからは新型スマートトレーナー「Nēra」も登場した。3製品とも、すでに発売されている。

この記事のポイント
  • Edge 1060は、内蔵マイクによる音声操作で、データの確認、画面切り替え、路面の危険の報告、ルートの検索ができる
  • 価格は、Edge 1060が約15.1万円、Edge Explore 3が約7.6万円から、Tacx Nēraが約18.6万円(いずれも英国価格での換算)
  • Edge Explore 3はナビゲーションと基本的な走行データ、安全機能に絞った構成。Plusのみ音声操作とメッセージ機能に対応
  • Tacx Nēraは、前後左右に動く「モーションポッド」を内蔵し、パワー・ケイデンスの精度は±1%を謳う

※価格は英国・欧州での参考価格をもとに、2026年10月時点のレート(1ポンド=約216円、1ユーロ=約185.7円)で円換算した参考値です。米国価格は、元記事の公開時点では未発表でした。

価格まとめ

製品英国価格(円換算)欧州価格(円換算)
Garmin Edge 1060699.99ポンド(約151,200円)799.99ユーロ(約148,600円)
Garmin Edge Explore 3349.99ポンド(約75,600円)399.99ユーロ(約74,300円)
Garmin Edge Explore 3 Plus429.99ポンド(約92,900円)499.99ユーロ(約92,800円)
Tacx Nēra
(カセット装着済み
Zwift Cog&Click付きとも同額)
859.99ポンド(約185,800円)999.99ユーロ(約185,700円)

Garmin Edge 1060 ― 「Okay, Garmin」でハンズフリー操作

Edge 1060は、前モデルのEdge 1050と同じく、デュアルタッチスクリーンと物理ボタンを組み合わせたプレミアムなサイクルコンピューターだ。最大の新機能は音声操作で、ハンドルから手を離したり、ブラケットのボタンを探したりすることなく、ナビゲーションやトレーニング情報、各種の接続機能を使えるように設計されている。

音声操作でできること
  • 起動の合図は「Okay, Garmin」
  • 心拍数や平均パワーなどのデータを読み上げてもらう
  • 目的地を指定してルートを検索する
  • 路面の穴などの危険を報告する
  • 画面に表示する情報を切り替える

内蔵スピーカーは、走行データやナビゲーションの案内、ガーミンのメッセージアプリ(Garmin Messenger)を使っている他のユーザーからの音声メッセージを読み上げる。スマートフォンと接続していれば、コンピューターから直接、音声メッセージを送信することもできる。Edge 1050と同様に、スピーカーはベルとしても使える。

ナビゲーション機能の強化

Edge 1050から追加・強化された機能
  • Route Options(ルートオプション):目的地までの別ルートを提示。所要時間、獲得標高、バイクの種類などを考慮して選べる
  • Route Previews(ルートプレビュー):出発前に、距離、所要時間の目安、交通状況、報告されている危険箇所を確認できる(スマートフォンのデータ接続またはWi-Fiが必要)
  • Free Flow Routing:停止や交差点を減らしたルートを再提案する新機能
  • Up Ahead:地図データに登録されたカフェやトイレなど、立ち寄りたい場所を優先して表示
  • 道路閉鎖アラート:従来の危険報告(路面の穴、障害物、攻撃的な動物)に加えて追加
  • 音声での危険報告:ハンドルから手を離さずに報告できる点が、実用面での大きな改善

トレーニング・グループライド機能

ガーミン独自の充実したトレーニング機能は、そのまま引き継がれる。成績、回復、ルートの条件に合わせて変化する個別トレーニングプランや、TrainingPeaksのワークアウトの自動同期も従来通り使える。

GroupRide機能も更新され、近くで行われているライドに参加しやすくなった。接続後は、参加者の現在地、ライド中のメッセージ、事故検知のアラート、アワード付きの競争機能などが利用できる。

その他の更新点・バッテリー
  • インタラクティブなワークアウト画面
  • カスタマイズ可能になったホーム画面
  • リバースチャージ(逆給電):フロントライトやスマートフォンなど、対応機器に給電できる
  • バッテリー持続時間:最も負荷の高い使用条件で最大20時間、バッテリーセーバーモードで最大60時間

Edge Explore 3 / Explore 3 Plus ― ナビゲーションと安全に特化

Edge 1060が、ガーミンの最新のパフォーマンス指標をすべて備えたフラッグシップなのに対し、Edge Explore 3とExplore 3 Plusは、よりシンプルな機能を好むライダー向けのモデルだ。ガーミンは、これらのモデルが、多くのライダーに必要なナビゲーションと基本的な走行データ、安全機能に焦点を当てたものだと説明している。

両モデルとも、スタート/ストップボタンと電源ボタンを備えたタッチスクリーン、マップ、ターンバイターンの案内、ルート作成機能を搭載する。ベゼルはEdge 1060より大きく、画面は見た目にも小さい。

Explore 3とExplore 3 Plusの違い

両者の実質的な違いは、Plusに内蔵マイクとスピーカーが付いている点だ。これにより、Edge 1060と同様に、音声操作とメッセージ機能が使える。ルートの再検索、フィットネスデータの確認、画面の切り替え、危険の報告をハンズフリーで行えるほか、スピーカーはナビの案内、ワークアウトの指示、受信メッセージの読み上げ、ベルとしても使える。

Explore 3の主な機能
  • Edge 1060の新ナビ機能の一部を搭載:別ルート提案、Up Ahead、道路の危険アラート、Free Flow Routing
  • ピンドロップナビ:対応スマートフォンのGoogleマップまたはAppleマップから、場所をコンピューターに送ってナビを開始
  • 安全機能:LiveTrack(位置共有)、事故検知、リアルタイムの気象アラート
  • リアビューレーダー、スマートライトとの連携(ガーミンのVariaライトを内蔵統合。ANT+/Bluetooth接続のライトでも対応する見込み)
  • Bosch、Shimanoなど対応するe-bikeシステムと接続し、バッテリー残量やアシストレベルを表示
  • 対応するガーミンのスマートウォッチ、または心拍計との組み合わせで、適応型トレーニングプランに対応
  • 通勤向けの専用ライドプロファイル:車などの移動手段と比べたCO₂削減量を記録
  • バッテリー持続時間:Explore 3は最大16時間、Explore 3 Plusは最大14時間(最も負荷の高い使用条件)。どちらもバッテリーセーバーモードで最大48時間

Tacx Nēra ― 前後左右に動くスマートトレーナー、1,000ポンド未満

Tacx Nēraは、正確なパワー計測と、より自然な乗り心地の両立を狙った新型のスマートトレーナーだ。内蔵の「モーションポッド」により、前後方向と左右方向の動きが可能になり、室内ライドをより現実に近く、快適に感じられるようにする。ガーミンは、この動きが快適性の向上にもつながるとしている。

同誌のスマートトレーナー担当記者は、これまでのTacxの動くトレーナーには、乗り心地の面で賛否両論の感想を持っていた。ただし今回は、動きの方向が増えたことで、その点が改善されている可能性があるという。価格は、日本円換算で21.6万円(1,000ポンド)を下回る。

Tacx Nēraのスペック
  • パワー・ケイデンスの精度:±1%以内を謳う
  • 最大勾配のシミュレーション:20%
  • スプリント負荷:最大2,200ワットに対応
  • カセット装着済みモデルと、Zwift CogとClickを装着したモデルを用意(Zwift、Rouvyでの仮想変速に対応)
  • 「レースモード」:内蔵Wi-Fiでデータ転送速度を上げ、バーチャルレース中のアタックや逃げへの負荷変更を素早く反映
  • Tacx Trainingアプリに対応(無料のワークアウト集あり)。有料会員では実在コースの仮想ライド、チャレンジ、バッジも利用可能で、ガーミンの適応型コーチングとも同期
  • ガーミンのEdgeサイクルコンピューター、スマートウォッチと互換
  • Tacx Alpine(登坂・ステアリングシミュレーター)に対応
  • 折りたたみ式の脚と、内蔵のキャリーハンドルで、収納・持ち運びに配慮

レースモードは、同誌が、Tacxの上位モデルNeoシリーズでは、アダプター(ドングル)を別に購入しない限り長年使えなかった機能として指摘しているものだ。

まとめ

音声操作という新たな方向性を打ち出したEdge 1060を筆頭に、ナビゲーション重視のExplore 3シリーズ、そして動きを加えたTacx Nēraと、ガーミンは屋外・屋内の両方で新しい選択肢を投入してきた。音声操作が走行中の使い勝手をどこまで変えるのか、実機での評価が待たれる。

出典

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ABOUT ME
みぞお
みぞお
おっさんサイクリスト
関西在住の自転車DIY愛好家。 「自転車組立はプラモデルみたいで面白そう」という直感をきっかけに、ロードバイクの世界へ。 現在は、自転車の組立(バラ完)・メンテナンス情報のほか、10年以上続くフェリー輪行旅の記録、さらに家電修理などのライフハックも発信中。 「自分の手で直して楽しむ」をモットーに、初心者でも真似できる等身大のDIY記録を綴っています。
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