【クランク磨きDIY】ピカールでSUGINO VPを再生!下処理の重要性と仕上がりの違いを実感

「ピカールって、まだ売ってるんやな」
そんな懐かしさから始まったのは、ヤフオクで手に入れたSUGINO VPクランクを“ピカールで磨いて復活させる”レストアチャレンジ。
今回は、学生時代の記憶とともに蘇った金属磨きの楽しさと、
“下処理を怠るとどうなるか”を身をもって体験した記録です。
作業に使ったのは、ピカールとウエス、そして根気。
「とっくり氏がコンパクトクランクがいいって言い出したときのために、
今のうちに磨いておこう」と思い立ち、
無心で磨き始めたものの、
途中で現れたのは“仕上がりに厳しい男・新田先輩”。
「これはやり直しやな」と即ダメ出しを食らい、
“磨きは下処理が命”という基本を思い出すことに。
🧽 この記事でわかること
- ピカールでクランクを磨く手順と注意点
- ガソリンや溶剤を使った“下処理”の重要性
- ピカールだけでは落ちない汚れと“やり直し案件”の実例
- アルミパーツの磨きにおける“素材と仕上がり”の関係
- 「掃除は嫌いでも、磨きは好き」という矛盾と達成感
パーツ磨き
この本を読んで、ピカールが懐かしくなり購入してしまいました。
学生時代の記憶
ワタクシが通っていた学校に何故か常備されていたピカール。
クランクを磨く
誰かが使っていた特有の臭いを思い出しながら、とっくり氏がコンパクトクランクの方が良いと言った時のために、「SUGINO VP」を磨いておこうと思いついたわけです。
SUGINO VP
無心で磨く
こんな感じだったと艶が出るのが懐かしいと思いながら、黙々と磨きます。
部屋は必ず換気した状態で作業です。
綺麗になる
少し磨いたら、こんな感じです。
分かります?
評価
これを丁度いいタイミングで遊びに来た新田先輩に見せてみました。
NG
新「ダメ!やり直し」
速攻ダメだしをいただきました。
石油溶剤
新「ピカールはワックスがけになるから、まずガソリンに浸けて隙間の汚れを落としてから塗らないと汚れが目立つ、もう一度初めからやり直せ」
分かってはいました。
しかし、ガソリンや溶剤を用意して、後処理が面倒だったのです・・・
磨きは下処理が大事
新「磨きは下処理が大事だよ」
その通りでございます。
ということで、改めてやり直そうと思います。
炭酸水はダメ
溶剤は本当に面倒だから、子供の頃に実験でやった10円玉をコーラーに一晩浸しておくとピカピカになることを思い出したのですが、銅じゃないので上手くいかない上に、アルミだから溶けるらしい。
パーツクリーナー
あとは、パーツクリーナーで磨くしかないか。
SHIMANO 600
この作業をした後に気が付いたのですが、クランクの形は「SHIMANO 600」の方が美しいから、交換しない気がしてきました。
ピカール常備の犯人は?
そして、学生時代に必ずと言って良い位にピカールを見て来たのは、中学からの付き合いの新田先輩が学校に持ち込んだものではないかと思うのです。
“ピカールだけでは足りない”——クランク磨きで学んだレストアの基本
下処理なしでは“ワックスがけで汚れを閉じ込める”だけ
新田先輩のひと言「まずガソリンで汚れを落としてからやろ」に、
「わかってたけど、面倒で…」と反省。
ピカールは仕上げ用。
その前に“汚れを落とす工程”が必要だと痛感しました。
ピカールの艶は“懐かしさと達成感”の味
磨き始めると、少しずつ艶が出てくるのが楽しくて止まらない。
「この感じ、学生時代に戻ったみたいやな」と思いながら、
黙々と磨く時間はちょっとした癒しでもありました。
最後に気づいた“使わないかもしれない”というオチ
仕上がったクランクを見ながら、
「でも、SHIMANO 600の方が形が美しいんよな…」と心が揺れる。
それでも、“磨いたパーツが誰かのバイクで再び走る”ことを想像すると、
やっぱりやってよかったと思える作業でした。
それで十分だと思うのですが・・・
どれくらい違うのか、やり直ししたのを見てみたいです(笑)
学生時代に喫茶店(当時はスタバなどありませんから)で、10円玉にタバスコ垂らして、ピカピカにしていました。
これでやり直しなんですか!?
厳しい先輩ですね。
どれくらい綺麗になるのか違いを見てみたいです。
ポチ。
> tsun様
写真では分かりにくいですが、結構汚れが目立ちます。
ヤスリがけして、コンパウンドでならしてから、もう一度ピカールをやる予定です。
気合いがあるうちにやってしまいます。
> ヨッシーパパ様
タバスコも酢酸を含んでいるから、化学反応しますよね。
新品のように綺麗になるから、面白いです。
> tac-phen様
仲間内で、こういうことをやると仕上げの評価は厳しいです。
ワタクシの気合いが続けば、光沢がもっと出るはずです。