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ピンクの風に背中を押されて——紀の川ピンクリボンサイクリング2012で感じた“走る意味”

みぞお
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「寒の戻りでテンションだだ下がり…でも、行ってよかった」
そんな気持ちで参加したのが、和歌山県紀の川市で開催された“ピンクリボンサイクリング2012”
今回は、乳がん啓発を目的としたこのチャリティイベントに、
輪行で現地入りして参加した1日の記録
です。

イベントは、地元のサイクリングクラブが中心となって運営されており、
初心者からベテランまで楽しめるコース設定と、
地元の食や風景を味わえる“おもてなし感”が魅力

ピンクのバーテープやウェアで彩られた参加者たちが、
春の紀の川沿いを走る光景は、まさに“走るピンクリボン”
でした。

🚴‍♀️ この記事でわかること

  • ピンクリボンサイクリングの趣旨と雰囲気
  • 輪行でのアクセスと現地のローカル線事情
  • 初参加の友人や女性サイクリストとの交流エピソード
  • 桜のトンネルや桃源郷など、春の和歌山の絶景ポイント
  • お弁当・どら焼き・いちご…地元グルメの誘惑と満足感
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ピンクリボンサイクリング

今年も和歌山県紀の川市で開催のピンクリボンサイクリングへ行ってきました。

楽しいイベント

昨年同様に今年も楽しく素晴らしいイベントでした。

寒の戻り

朝起きて、何度目だね?って言うくらいの寒の戻りで、多いにテンションが下がりながら、最寄の駅まで自走後輪行です。

輪行

サドルを交換した為に、また輪行するバランスが変わっていて、何かおかしい気がするけど気にせずに電車に乗車です。

和歌山駅

和歌山へ向かう程に、気温が下がり大丈夫だろうか?っと、心配しながら和歌山駅に着くと岸和田よりも寒いのですけど・・・

たま電車

ホームで1時間に2本の電車を待っていると向かいのホームへ貴志川線のたま電車が入ってきました。

ガイドが猫の足跡

ワタクシだけテンションが上がり向かいのホームまで行こうと思って地下の連絡路に降りると猫(たま駅長)の足跡が貴志川線のホームへ案内してくれます。


ちょっと時間つぶしが出来た所で、和歌山線のホームへ電車が入ってきて乗車です。

貴志川線

何かペイントがされた電車でしたが、特にテンションが上がらないので写真を撮らず。


ローカル線のワンマン電車ですので、料金表付です。

最寄り駅

電車に揺られ目的の駅に着いて、相方さんのおじさんに出迎えてもらっていると、素敵な自転車女子2人が一緒のようで、挨拶をした後は、同じ場所で組み立てていたので、どんな自転車かな?って見てみると、1人はビアンキの赤のクロスバイクで、やっぱり女性はおしゃれだなって思っていました。

BMC

そして、もう1人の方は、なんと、び、びっ、BMCのロードバイク。ビンディングを付けていませんでしたが気合い入っています。

BMCと言えば、昨年にツールドフランスを制したエバンスが乗るメーカーの自転車です。その下位のモデルだと思いますが、それを選ぶこの女性はただ者ではないと思いました。

相方さんは、BMCの白のバイクって、男性らしい怖いイメージがなくて、結構良い感じだねってちょっと興味を持っておられました。

その後

この方達とは、この時はあまり話をせずに、帰りの電車で一緒になりお話をする機会がありましたので、順番的にその話は後ほど・・・。そこ!記事稼ぎと言わない。

友人と合流

自分たちの組み立てが終わった頃に、反対車線からやってくるコルナゴさんと、その友人が到着されて、ムーブ号の組立をして、友人さんはおじさんの車に乗せてもらい会場へ向かいます。

会場まで

その途中で、ピンクリボンサイクリングに参加されるであろうオシャレな出立ちの男性に出会い、パンフレットの地図を確認されていたので、ワタクシは以前も来たことあるので、一緒に行きましょうとなり、会場までの隊列を組んでいきました。


こういう時に自然と助け合いが出来ると、自転車は良いなって思いました。

イベント

現地に到着して、おじさんが用意してくれたおにぎりやジュース等を頂きながら準備を始めると気温も大分上がってきたので、朝のテンションの低さは一気に解消されました。

暖かくなってきた

外遊びをすると、太陽の力はすごいと実感しますね。

レンタサイクル

受付をして、初自転車イベント参加の友人さんのレンタル自転車を借ります。

DAHON visc.P18

ダホンの折りたたみ自転車です。

女性陣は、この自転車の可愛らしさにテンション上がって記念撮影です。

確かにダホンの折りたたみはおしゃれですよね。

開会式

開会式が始まるとかなりの人数です。

昨年よりも100人位人数が増えたそうです。多分増えたのは殆ど女性だろうと思う位におしゃれな女性がいっぱいです。

乳がん撲滅のピンクリボンキャンペーンの一環のイベントなので、ピンクの自転車やピンクのバーテープを巻いている方も沢山おられました。そういう人は男性。

国会議員などの偉い人達の挨拶があり、和歌山は自転車に力を入れていて、自転車道の整備をやっていることを話されていました。

確かに和歌山は自転車で走りやすいし、自転車道も豊富です。

サイクリング開始

開会式が終わると、グループ毎にリーダーさんが引率してくれてサイクリング開始です。

昨年同様に、地元の人にしか分からないような走りやすい道を走ってくれます。

桜のトンネル

途中に桜のトンネルがあり、とても綺麗でした。

青洲の里

どんどん自転車は進み、青洲の郷で小休憩です。

地元で穫れたお米を使った米粉パンやお菓子等、美味しそうなものが沢山売っていました。

どら焼き

ここで、何か食べといた方がいいと思うので、どら焼きを買って食べました。

自転車に乗っている時のどら焼きって心の底から美味しいと思いますよね。

記念撮影

休憩中に、ゲストで参加されているサイクルナビゲーターの絹代さんとタレントの棚橋麻衣さんと記念写真を撮ってもらいました。

(写真は相方さん達が写っているので、掲載不可のお達しです。)

お二人ともとても良い人でした。

桃源郷

休憩後は、桃源郷と呼ばれる桃園が沢山ある場所へ昼食を食べる為に移動です。

自転車談義

サイクリング中にピナレロのドグマに乗る格好いいレーサーのリーダーさんが話してられた先日に参加されたレースの話がとても面白かったです。

「レース中に全く引かない奴が最後にスプリントをかけたから、全力で倒しにいたった」とのことで、JSportsの中継の時の話のようなことが一般参加のレースでもあるらしく、その話をこんなに身近で知らない世界の話を聞けて、レースは面白いのだろうなと思いました。

ピンクリボンサイクリング

昼食へ向けて自転車を走らせていると、和歌山は桜が沢山咲いている所でも、花見客がいない場所があるということにびっくりしました。

大阪だと桜1本あるだけでも、複数の花見客団体で辺り一面にバーベキューの匂いが広がっているのに、和歌山は桜の見所が沢山あるのかもしれません。

ランチ

お弁当会場に到着するときは、最初のグループ順が崩れて、ワタクシの方が女性陣より先に到着でした。

マラソン大会

この日は、紀ノ川の同じエリアでマラソン大会があったようですが、人がバッティングしないように計画を立ててくれているので、人が沢山いる場所を走らなくていいのは地元のサイクリングクラブがしっかり話を通してイベントを考えてくれているおかげだと思い感謝です。

初サイクリング

数分後に、今日初サイクリングの友人さんも楽しそうに走ってこられました。

天気が良くて、本当によかったと思います。

女子会

チャリーナの女性チームのお弁当を配る時は、絹代さんと棚橋さんが配られていました。

ゲストだから休んでいてもいいはずなのに、何て良い人なんだろうと思いました。

美味しいお弁当

昨年同様に、豪華で美味しいお弁当です。

参加費3千円で、このお弁当は本当にお得です。

いちご

一緒に参加しているおじさんは差し入れのイチゴを持ったまま走ってくれて、ここで頂いたらとても美味しかったです。

貴志駅

昼食後は、貴志駅へ向かったのですが、全体的に時間が押しているので少し忙しなかったです。

昨年と比べても、100人も参加者が増えているから大変だろうなって思いました。

ニタマさん

貴志駅はたま駅長の後輩の「ニタマ」さんが出勤しているのと春休みなので、お客さんが多くて大混雑でした。

BBQのお誘い

また後日に、おじさんが自転車に乗ってバーベキューを食べに来たらいいよっていってくださっているので、そのときにニタマさんは見ようと思います。

迎えに行く

折り返しになって帰っている最中に、集団から遅れた相方さん達に会って、そのときは引率者もいない状態だったので、大丈夫なのか心配になり、ゴール後来た道を戻って様子を見に行きました。

もちろん心配で向かったはずなのですが、目一杯にスピードを出して相方さん達を見つけるまでの6kmをアドレナリン全開で走ったのが、この日一番楽しかったりします。

合流時はゆっくり集団で引率の方もいたのですが、段々相方さん達は遅れたので、ワタクシが無理をせずにゆっくりなペースで引っ張って一番最後にゴールでした。

しかし、3人とも楽しそうでした。

閉会式・抽選会

ゴール後は和気あいあいな雰囲気の閉会式と豪華景品の当たる抽選会です。

豪華賞品

紀の川市サイクリングクラブの会長さんのユルい感じの司会で始まった抽選会は地元特産の色々な種類のジュースが1ケースずつやブランド米5kgが複数、ブランド桃も複数、協賛会社から提供の自転車3台やキャラクターグッズ等、とても豪華でした。

当たるものが豪華なので、参加者一同テンション高いです。

あらかわの桃

結果は、なんと!コルナゴさんが市場価格では中々買えない高級な桃をゲットされました。

まだ穫れる時期ではないので、後日送ってくれるとのことで輪行の我々には荷物にもならずに大満足でした。

一番良いものをもらったと言って過言ではないくらいに、会場のテンションはこの時が一番高かったです。

おみやげ

帰りには参加者全員にお土産が配られ、ジュース、せとか、バナナ、高級ポン酢かドレッシングととても豪華です。

参加賞

参加賞のTシャツもおしゃれです。

お得なサイクリングイベント

これに豪華なお弁当まで付いて、3千円は本当に安いと思います。

だから、来年も参加すると思われます。

帰路

抽選会も終わり、友人さんをおじさんの車に乗せってもらって、我々は自走で駅まで向かいます。

車で送迎

おじさんは、自分の自転車を一旦家に置いて来て、我々を送ってくれるつもりでいてくれたそうですが、50kmも自転車を走らせてから、我々を送っていたら大変なので、それはお言葉だけ頂きました。

朝に出会った女性

駅に到着して、輪行を始めようとしたら、朝に一緒になった女性2人も来られました。

同じ電車

帰りが一緒なので、話をすることができました。

ワタクシは、初対面の人に対しては、とても人見知りなんです。

話をする

話を聞いていると、

  • 2人は今日初めて知り合った人
  • 1人は堺から参加、もう1人は大阪の北の方から参加の人
  • 1人はイベント初参加。もう1人は色々なイベントに参加してます。

これだけの話を聞いた段階で思ったのは、最近の女性はすごい。

女性一人で参加

1人で計画を立てて輪行をして、自転車を運んでイベントに参加することはびっくりです。男でこれだけのことをする人は少なくなっているので、女性はバイタリティあるなって思いました。

帰りの電車で、お二人ともイベントはとても楽しんでいた中に、女性の組のリーダーさんが何かとタレントの棚橋さんに着いていて、休憩中は写真を撮りまくり、他の参加者が遅れても、タレントさんの側を離れないのは、気があるからに間違いないとの鋭いことを言っておられました。

相方さんも「だから、自分たちが大分遅れてゴールをした時に、謝られたのか」っと、ご納得の様子です。

ワタクシは、ゲストのタレントさんに怪我をさせたら大変だから張り付いていたのではないかと思いましたが、女性達の話を聞いていると気が有ったのかもしれないと思えてきました。

女性サイクリスト

自転車の話にもなり、「なぜBMCのバイクを買ったのか?」と聞いてみると、「旧モデルで安かったから」っと、それも女性らしい発言で、ものすごく納得してしまいました。

選び方でそれは重要なことだけど、自転車を結構理解して続けている感じの人だったので、それ以外にも理由があると思いますが、それが真っ先に答えで返って来て、女性は強いとまた思いました。

もう1人の女性の自転車の購入方法も驚かされ、本当に女性は強いです。

そして、面白い共通点はパンクの修理はしたことがないし、やり方も知らないことが、ちょっと女性の弱さを見た気がしました。

やり方は知っておいた方がいいと思いますが、女性の場合は自転車が通るような場所でタイヤを車体から外して困った感じでたたずんでいたら、親切な誰か助けてくれますよっとアドバイスをしてたら、笑いながら納得されましたが、替えのチューブだけは持っておいた方がいいですよってアドバイスするのを忘れていました。

女性ライダーの輪行やイベントの楽しみ方の話が聞けて、今後とっくり一派の旅行での女性への対応力が上がる良い機会でした。

東岸和田駅

電車は東岸和田駅に到着して、またどこかのイベントでお会いしましょうと別れました。

お二人とも自分たちよりも遠いのでまた強いなって思いました。

“走ること”が誰かのためになる——ピンクリボンとサイクリングの相性の良さ

ピンクのアイテムが“走る意思表示”になる

バーテープやウェアにピンクを取り入れるだけで、「このイベントに参加してるんだ」という一体感が生まれる。
男性がピンクを身につけているのも、この日だけは自然で、むしろかっこいい

初心者でも安心の“ゆるポタ設計”

地元のリーダーが先導してくれるため、道に迷う心配もなく、
信号や交通量の少ないルートをのんびり走れる

初参加の友人も「これならまた走りたい」と言ってくれたのが嬉しかったです。

地元の人の“おもてなし力”がすごい

おにぎり、どら焼き、いちご、そして豪華なお弁当。
「これで参加費3,000円って、むしろ申し訳ないレベル」
ゲストの絹代さんや棚橋麻衣さんが自らお弁当を配ってくれる姿にも感動しました。

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  1. tsun

    昨日はサイクリング日和でしたね。
    こちらも朝方は冷え込んだのでウェアに悩みますよね。

  2. ヨッシーパパ

    寒い日のようですが、青空が澄み切っていて、気持ちよさそうな天気ですね。

  3. moumou

    いいですねえ、お二人で輪行。最高でしょう。

  4. hayazou2002

    たま駅長さんに
    会えたのかな。

  5. みぞお

    > tsun様
    朝はとても冷え込んで和歌山は-1度だったそうです。
    着込んでいきましたが、イベントが始まる頃には上着は脱ぎました。
    朝晩と昼間で気温が違いすぎるので、本当に着るものは悩みますね。

  6. みぞお

    > ヨッシーパパ様
    朝が寒かったおかげなのか、日が高くなるにつれて気持ちよい陽気になってくれました。

  7. みぞお

    > moumou様
    相方さんは輪行ができないので、自分が2台分をやっています。
    しかし、趣味を共有してくれているのは、とても幸せなことだと思っています。

  8. みぞお

    > hayazou2002様
    たま駅長さんはご高齢なので、日曜と祝日はお休みなんです。
    最近に後継者になったニタマさんがお休みの日に代理駅長をしているのですで、見物客が増えているみたいです。

  9. tac-phen

    ピンクリボン、前から話題になっていたのですがあまりよく知らないので記事がすごく楽しみです。
    趣味が共有できて輪行で一緒とは理想ですよね。

  10. みぞお

    > tac-phen様
    ピンクリボンサイクリングは、紀の川市サイクリングクラブが運営してくれている地元の人しか分からないような車の殆ど通らない快走路を集団でのんびり景色を楽しみながらサイクリングのイベントです。
    とても楽しいのでおすすめのイベントです。
    相方さんがワタクシの趣味に合わせてくれているので、安心して楽しめています。

  11. こーじ

    すばらしい!記事稼ぎ~(笑)

  12. みぞお

    > こーじ様
    ありがとうございます!
    ピンクリボンサイクリングは楽しいイベントなので、ここで記事数を稼がせてもらいます(笑)

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おっさんサイクリスト
自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。
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