【洗車だけでは不十分?】駆動部に残る“積年の汚れ”が走行性能を落としているかもしれない|フィルタークリーナーで徹底除去!

「見た目は綺麗。でも、駆動部の奥には汚れがこびりついている」
そんな状態に心当たりがある方へ向けて、スポーツバイクの洗車では見落としがちな“駆動部の油汚れ”に焦点を当てたメンテナンス体験記です。
この記事では、フィルタークリーナーや金属ブラシを使った徹底洗浄の手順と、
“歯垢と同じ”という視点から汚れの蓄積が走行性能に与える影響を考察します。
この記事でわかること
- 駆動部に残る汚れの正体と蓄積のメカニズム
- 洗車だけでは落ちない汚れの除去方法(溶剤・ブラシ・目打ち)
- フィルタークリーナーの選び方と代替品(AZ製など)
- オーバーホールのタイミングと効果
- “オイルより汚れ除去”が重要な理由と走行抵抗への影響
油汚れ
ネットで、よくチェーンオイルについて議論されていますが、オイルについて拘るのは良いのですが、毎回ちゃんと処理をしていないことには触れられません

歯垢と同じ
洗車は、乗車後必ずしていて、見た目は綺麗な方だと思っていますが、よく見ると油と汚れが残り、時間が経過して固まっています

性能発揮する?
抵抗値がどうとか議論する前に、この汚れが抵抗になっていると思います

掃除
溶剤を使って、綺麗に磨きます
フィルタークリーナ
油汚れを落とすには最強だと思っています

ワコーズは生産終了しているので、なくなったらAZ製を買うしかない
ブラシ掃除
適当な容器に、溶剤を入れて、歯磨きの要領で汚れを落とします

汚れが固着していないものは簡単に落ちます

金属ブラシで磨く
溶剤で洗うだけでは落ちないものは、歯垢と同じで削り取るしかありません

溶剤をつけて、磨いていきます

ほぼ綺麗になりました(溶剤は水で流す)
削り取る
目打ち(先端の尖ったもの)で、削り取ります(まさに歯石取り)

歯石をとるのと同じで、集中して続けてしまう

完了
100%やると疲れるので、大体のところで終了し、クランクに戻しました

洗車が当たり前
近年は洗車することがスタンダードになりつつあるので、綺麗にする人が増えた
オーラルケアと同じ
歯磨きだけでは、歯垢が取り切れないのと同じで、洗いにくい場所には汚れが残り、やがて固まって簡単に取れなくなります
2~3年に1回はオーバーホールをして、汚れを取った方がいいと思います
抵抗値
数値化して比較はしていませんが、こびりついた汚れを残して、スムーズな動きはできません
オイルより
注油するオイルに拘るなら、汚れを残さないようにしないと、性能が発揮されません
メンテナンス
スポーツバイクを楽しむなら、定期的なメンテナンスは必須です
【まとめ】“洗車だけでは不十分”——駆動部の汚れは性能低下の原因になる
今回のメンテナンスでは、見た目の綺麗さに満足していた自転車が、
実は“駆動部に蓄積した汚れ”によって性能を落としていた可能性に気づくことができました。
フィルタークリーナーや金属ブラシ・目打ちを使った徹底洗浄は、
“歯垢を取るような感覚”で、集中力と根気が必要な作業。
また、オイルにこだわるサイクリストほど、
“汚れを残さないこと”が性能発揮の前提になるという視点は重要で、
2〜3年に1回のオーバーホールで“見えない抵抗”を取り除くことが快適な走行につながります。
次回は、フィルタークリーナーの比較レビューや、
駆動部の洗浄による走行感の変化を数値化して、
“メンテナンスの効果を見える化”してみたいですね。
洗車は“見た目”だけでなく、“走り”にも効いてくる。