[RIDLEY HELIUM LTD]ISPサドル問題解決方法
ISPのサドルが下がる問題について
ISPを採用しているRIDLEY HELIUM LTDをあまりものパーツで組み立てましたが、問題があります
ライド中にサドルが下がる
試乗しているときに、どんどんサドルが下がっている事を確認しました
原因
シートポスト(フレーム側)にヒビが入っている
おまけに、その状態で何度も締め付けて、被害を大きくしています
ジャンクで購入
原型をとどめていますが、ひどい状態を知って買った友人はチャレンジャーです
数値を守らない悲劇
トルク管理をせずに締め付けた結果だと思います
こんなに緩くてもいいの?と思うくらいのトルク値です
屋外などで、適当に手感覚で締めたら確実に超えます
解決方法
この状態で、シートポストを固定できる強度で締め付けるためには、補強を行います
カーボンの積層を増やして強くする
割れている周りのカーボンを少し剥がして、同じ厚みになるくらいにカーボン層を巻く
確実に直す方法
確実・丁寧な仕上がりを求めるなら、カーボンドライジャパンに依頼する
概算見積もり:10万円くらい
お金をあまりかけたくない
フレームを安く購入して、パーツはあまりもので組んでいるのに、大金をかけて修理をしたくない
今回試した、お金をかけない方法を公開します
カーボン積層を増やすなら、中から支えたらいい
考えられる方法は以下の3点(重量増は仕方ない)
- カーボンパイプ(2,000円くらい)
- アルミパイプ(1,000円くらい)
- 塩ビ管(100円くらい)
安く試せそうな、塩ビ管を採用しました
内径サイズを測って購入
直径約25mmなので、水道管の継ぎ手が、本体の長さも、ちょうどよかった(切る手間が減った)
とりあえず突っ込む
シンデレラフィット!
オーダーしたかと勘違いしそうですが、ピッタリです
出来るだけ隙間を埋めるために
ニトフロンテープを巻く(水道管をつなぐ隙間テープ)
購入したのは粘着なしのパイプシール
隙間がなくなりました
サドルやぐら取付
自分が乗る前に、吊るしてみたが、問題なし
サドルが持ち込まれたので、それに交換
後処理
後処理は以下でより強くできます(積層を増やして強度を上げる)
- レジンなどで割れ目を固める(工具があれば数百円)
- カーボンシートを巻き付ける(2,000円くらい)
材料をそろえるのが面倒なので、このまま試乗しました
友人からのオーダー
サドルが低いから、長さをつぎ足したい
知らん!異形だから、面倒だ!先に持ち込まれたやぐらの高いサドルで我慢してください
作業費用
パイプ(TS継手):42円
ニトフロンパイプシール:160円(大量に余る)
合計金額:202円
多分、お金をかけない最安で修理ができたので、大変満足です
まとめ
ISPフレームで、トルク値を誤ってヒビを入れた場合の対応
- 塩ビ管を隙間なく突っ込む
- ひびを固める(レジン、接着剤)
- 周りをカーボンシートで巻く
以上の方法で安く対応できます(2と3は省略可)
試乗結果
山の中・ストップアンドゴーの街中40㎞ライドで問題なし
“RIDLEY HELIUM LTD”格好いい
友人が乗らないのなら、譲ってもらおうかなって思うくらい格好いい