【RIDLEY HELIUM LTD整備記録】ISPサドルのヒビをDIYで補修!塩ビ管&ニトフロンテープで“走れる強度”を確保する方法

「格好いいフレームなのに、サドルが下がる…」
そんな悩みを抱えたのが、ジャンクで手に入れたRIDLEY HELIUM LTDのISP(インテグレーテッドシートポスト)フレーム。
この記事では、ヒビの原因・補修方法・使用部材・作業費用・試乗結果などを、実体験ベースで紹介します。
この記事でわかること
- ISPサドルが下がる原因とヒビの状態
- トルク管理ミスによる破損リスクと対策
- 塩ビ管・ニトフロンテープを使った補修方法
- カーボン積層補強の選択肢と費用感
- 実走テストでの安定性と乗り味の変化
ISPのサドルが下がる問題について
ISPを採用しているRIDLEY HELIUM LTDをあまりものパーツで組み立てましたが、問題があります
ライド中にサドルが下がる

試乗しているときに、どんどんサドルが下がっている事を確認しました
原因
シートポスト(フレーム側)にヒビが入っている

おまけに、その状態で何度も締め付けて、被害を大きくしています

ジャンクで購入
原型をとどめていますが、ひどい状態を知って買った友人はチャレンジャーです
数値を守らない悲劇
トルク管理をせずに締め付けた結果だと思います
こんなに緩くてもいいの?と思うくらいのトルク値です
屋外などで、適当に手感覚で締めたら確実に超えます
解決方法
この状態で、シートポストを固定できる強度で締め付けるためには、補強を行います
カーボンの積層を増やして強くする
割れている周りのカーボンを少し剥がして、同じ厚みになるくらいにカーボン層を巻く
確実に直す方法
確実・丁寧な仕上がりを求めるなら、カーボンドライジャパンに依頼する
概算見積もり:10万円くらい

お金をあまりかけたくない

フレームを安く購入して、パーツはあまりもので組んでいるのに、大金をかけて修理をしたくない
今回試した、お金をかけない方法を公開します
カーボン積層を増やすなら、中から支えたらいい
考えられる方法は以下の3点(重量増は仕方ない)
- カーボンパイプ(2,000円くらい)
- アルミパイプ(1,000円くらい)
- 塩ビ管(100円くらい)
安く試せそうな、塩ビ管を採用しました
内径サイズを測って購入
直径約25mmなので、水道管の継ぎ手が、本体の長さも、ちょうどよかった(切る手間が減った)

とりあえず突っ込む
シンデレラフィット!

オーダーしたかと勘違いしそうですが、ピッタリです
出来るだけ隙間を埋めるために
ニトフロンテープを巻く(水道管をつなぐ隙間テープ)
購入したのは粘着なしのパイプシール

隙間がなくなりました
サドルやぐら取付
自分が乗る前に、吊るしてみたが、問題なし

サドルが持ち込まれたので、それに交換
後処理
後処理は以下でより強くできます(積層を増やして強度を上げる)
- レジンなどで割れ目を固める(工具があれば数百円)
- カーボンシートを巻き付ける(2,000円くらい)
材料をそろえるのが面倒なので、このまま試乗しました
友人からのオーダー
サドルが低いから、長さをつぎ足したい
知らん!異形だから、面倒だ!先に持ち込まれたやぐらの高いサドルで我慢してください
作業費用
パイプ(TS継手):42円
ニトフロンパイプシール:160円(大量に余る)
合計金額:202円
多分、お金をかけない最安で修理ができたので、大変満足です
ISPフレーム・まとめ
ISPフレームで、トルク値を誤ってヒビを入れた場合の対応
- 塩ビ管を隙間なく突っ込む
- ひびを固める(レジン、接着剤)
- 周りをカーボンシートで巻く
以上の方法で安く対応できます(2と3は省略可)
試乗結果
山の中・ストップアンドゴーの街中40㎞ライドで問題なし

“RIDLEY HELIUM LTD”格好いい
友人が乗らないのなら、譲ってもらおうかなって思うくらい格好いい
【まとめ】“ISPのヒビは、工夫次第で走れる強度に”——RIDLEY HELIUM LTDを復活させたDIY補修の記録
今回の整備では、高額なカーボン補修に頼らず、塩ビ管とニトフロンテープという身近な材料で“走れる強度”を確保することができました。
トルク管理の重要性や、ヒビの進行を防ぐ工夫など、DIY整備の知識が深まるきっかけにも。
試乗結果からも、街乗りや軽いヒルクライム程度なら問題なく使えることが確認でき、コストを抑えた再生方法として有効でした。
“格好いいけど壊れている”フレームも、工夫と手間で“また乗りたくなる一台”に変えられる——そんなことを実感できる整備記録でした。