【20インチ手組ホイール制作記】ミニベロ用ホイールを自作!海外通販パーツで挑むDIYカスタムの記録

「既製品じゃ満足できない。だったら、自分で組んでしまえ」
そんな思いから始まったのは、DAHON ROUTE(みかん号)用に20インチホイールを手組みするDIYプロジェクト。
今回は、海外通販で調達したリム・ハブ・スポークを使って、
フロントはラジアル組、リアは2:1組という変則構成で仕上げた、
“軽量化と乗り心地向上”を狙ったホイール制作の全記録です。
使用したのは、リムハイト38mmの451リム、105ハブ(32H)、
そしてスポーク長を手計算で導き出した構成。
ニップル通しに爪楊枝を使ったり、スポーク長ミスで組み直したりと、
“手組あるある”を乗り越えながら、
最終的には軽快な走行感と剛性感のあるホイールに仕上がりました。
この記事でわかること
- 海外通販で揃えた20インチホイール用パーツの選び方
- フロントラジアル組&リア2:1組の構成とその理由
- スポーク長の計算方法と“失敗から学んだこと”
- 振れ取り・テンション調整のコツと注意点
- 完成後の試走インプレッションと乗り心地の変化
ホイールを組む
部品がそろった
みかん号に履かせるホイールの材料が揃いました。
海外通販で調達
海外通販(中国語等のワタクシが理解出来ない言語)では、色々選択肢があるのですが、日本国内の代理店は、リムやハブの小別売りを積極的に行っていないので、買える範囲で選んだ商品達です。
リムは深めが格好いい
爪楊枝が役に立つ
今回買ったリムが少し深いもので、ニップルを通すのが大変だなと思っていたら、爪楊枝を使って通している人が多いので、ワタクシもそうしてみました。
長さ間違えた?
ワタクシの測定ミスなのか、スポークの長さが短い気がします。
ゆるみ止めを綺麗にする
弛み留め剤を付けて乾燥させていたら、垂れて先端から流れて固まっているので、余計な部分は綺麗に削り取ります。
何度目かの手組なので
振れとりは、以前にやっていたので、それほど苦労せずに完了です。
時間はかかる
それでも仮組み1時間、振れ取り2時間(テンションかかりすぎてニップル/スポーク破損2回で、最初から組み直しを含む)はかかったと思います。
フロントホイール
フロントはスポークの20本ラジアル組
ハブの長さが74mmで、買っている振れ取り台が82mm以上じゃないとハマらないので、74mmを100mmエンドにするアダプターを使用しました。
上の写真の袋に入った黒い物体(Chrome asakusa)です。
リアホイール
リアはスポーク24本の2:1組です。
購入した105ハブが32Hなので、32本で組みたかったのですが、前後が同じリムで32Hが欠品しており、検索しても見つけられなかったので、24本組です。
助言は何かの役に立つ
Kzumi先生の無茶ぶりが、ここで役に立ちました。
仕上げる
ホイールを組立てて、タイヤをつけて、用意しておいた34Tの9速スプロケットをとりつけて、軽く走ってきました。
変速は6速のままなので、トップとローを使わないようにして(真ん中はルーズにしています)、なんとなく調整して乗ったら、意外と変速は決まっている気がしたので、しばらくこのままにしておこうかと思ったり、思わなかったりです。
乗り心地が変わる
リムの幅が標準より3mm以上薄くなっているので、多少軽くなり、リム自体も頑丈なので、乗心地が良くなった気がします。
【まとめ】“自分で組んだホイールは、愛着が段違い”——手組ホイールで広がるカスタムの可能性
今回のホイール組みは、仮組み1時間+振れ取り2時間という手間と、
スポーク破損による組み直しというトラブルを経て完成。
それでも「自分で組んだ」という満足感と、
走り出した瞬間に感じる“軽さと剛性感”は、既製品では得られない体験でした。
また、リム幅が狭くなったことで軽量化され、
乗り心地もマイルドに変化。
「次はもっと精度を上げたい」「別の組み方も試してみたい」と思える、
手組ホイールの奥深さを実感する1本になりました。
ミニベロのホイール選びに悩んでいる方や、
DIYで自転車を育てたい方には、
“手組”という選択肢は間違いなくおすすめです。
リムが光ってますね(^.^)
最近は小径車が欲しくて欲しくて・・・。
> tsun様
相方さんロードのホイールに似せたくて、このようになりました。
ミニベロは、ロードやMTBに乗り馴れてくると、みんな欲しくなりますよね。