あなたの家計もきっとラクになる、住宅ローンの見直し術

「毎月の返済…これって本当に最善?」と感じたあなたへ
「住宅ローン、組んだから終わりだよね…」
そう思っていた筆者も、金利が気になりながら放置していたら、気づけば毎月の返済額が心の重荷に。
ですがある日、思い立って「借り換え」と「金利交渉」の2択をシミュレーション。その結果…
「どちらの方法でもまず見直す価値がある」という結論に到達しました。

たった数時間で、未来の家計が変わる可能性
筆者の場合、地元の地方銀行で組んだ住宅ローンを
- 全国銀行・ネット銀行との借り換えシミュレーション
- 現在の銀行への金利交渉
という2本立てで比較しました。すると…
方法 | 月々の返済 | 手続きの手間 | 備考 |
---|---|---|---|
借り換え | 少し安くなる | 審査・書類・振替手続きが必要 | 大きな手間あり |
値下げ交渉 | 同等~少し劣る | 1日で窓口で完了 | 諸費用ほぼ不要 |
結果、「手数料や振込先変更などの手間を考えると、値下げ交渉が今の生活にマッチしている」と感じました。
どうしてそれ、あなたの得になるの?
- 毎月数千円の支払いが、年単位では数万円、数十万円に上る → 家計に直撃するコスト
- “ただの見積もり” が、交渉の強力な武器に → 向こうも真剣に検討してくれる材料になる
- 放っておくと金利や市場状況は変化 → 定期的な見直しは、長期に安心をもたらす
いま読むべき、3ステップ見直し術
- 他行で借り換えの仮審査
→ 手数料・金利を含めたリアルな比較条件を入手 - 現在の銀行へ窓口訪問・金利交渉
→ 「借り換えるかもしれない」と伝えることで、優遇の可能性大 - 借り換え vs 現行交渉後 を総返済額ベースで比較
→ 手間とメリットを天秤にかけ、ベストな選択を!
金額で見る!住宅ローン見直しのシミュレーション(実例つき)
僕が見直しをしたのは、借入額2,000万円/残り返済期間20年/金利1.2%(変動)という条件の住宅ローン。
これを、以下2つのパターンで比較してみました。
① 他行への借り換え(ネット銀行 金利0.39%の場合)
- 借入残高:2,000万円
- 金利:1.2% → 0.39%に引き下げ
- 月々の返済額:92,000円 → 約85,600円(▲6,400円/月)
- 総返済額:約2,208万円 → 約2,054万円(▲約154万円)
- 手数料などの初期費用:約20万円前後
➡ 手間と費用はかかるが、総額で150万円以上の差に!
② 今の銀行で金利交渉(優遇後:0.65%になった場合)
- 借入残高:2,000万円
- 金利:1.2% → 0.65%に引き下げ
- 月々の返済額:92,000円 → 約88,700円(▲3,300円/月)
- 総返済額:約2,208万円 → 約2,129万円(▲約79万円)
- 初期費用:ほぼゼロ(窓口相談だけでOK)
➡ 手間なくスムーズに約80万円削減。費用対効果◎!
金額だけでなく、“自分に合う選択”をしよう
比較項目 | 借り換え(ネット銀行) | 金利交渉(現行銀行) |
---|---|---|
月々の削減額 | 約6,400円 | 約3,300円 |
総返済額の削減 | 約154万円 | 約79万円 |
初期費用 | 約20万円 | ほぼゼロ |
手間 | 多い(書類・手続き) | 少ない(相談だけ) |
総合評価 | 費用対効果は高いがやや面倒 | 手軽にコスパ良く節約可 |
金額だけ見ると借り換えが有利。
でも「そこまでの手間をかける余裕がない…」「すぐ効果を出したい」なら、金利交渉がかなり現実的な選択肢です。
まずは、「自分の場合はいくら違ってくるのか」だけでも、ざっくり試算してみてください。
たった1時間の調べものと相談で、未来の家計がラクになる可能性が広がります。
Q&A形式:よくある疑問に答えます!
Q. 金利交渉って、本当にしていいんですか?
A. もちろんOKです!
「借り換えを考えていて…」と伝えることで、銀行側も“離脱防止”のために交渉に応じてくれることが多いです。
Q. 他行への借り換えって面倒じゃない?
A. 正直、ちょっと面倒です。
審査・登記・保証料・口座変更などの手間はあります。ただし差額が大きいため、長期的には検討の価値大です。
Q. どうやって交渉すればいいの?
A. 「他行ではこれだけ下がる」と実際の数字を見せるのがコツ!
事前にネット銀行などの金利を調べておくと説得力が増します。
Q. 自分がどちらを選べばいいか分からない…
A. まずは「総返済額」で比べるのが正解です。
どちらも簡単なシミュレーターがネットにあります。月々の返済額よりも、最終的な出費を基準に選びましょう。
住宅ローンの金利交渉・借り換えテクニック集【実例&注意点つき】
① 他行の金利を“具体的な数字”で提示する
例:「○○銀行では変動金利0.39%まで下がるようです」
→ 抽象的な「下げてほしい」ではなく、具体的な他社事例を伝えることで銀行側に危機感を与えます。
注意点: ネット銀行など“現実味のある選択肢”を提示すること(極端すぎる条件は逆効果)
成功率UP: 他行の事前審査結果を印刷して持参すると、より説得力が出ます。
② 住宅ローン残高と残年数を整理して伝える
例:「あと15年、残り1,800万円あります」
→ 金利を見直す意義がある額・期間かどうか、銀行側も見ています。
注意点: 話し始める前に、自分のローン状況を正確に把握しておきましょう
成功率UP: ネットのローンシミュレーターで“現行との差額”を計算しておくと◎
③ 「借り換えを前提に相談している」と伝える
例:「○○銀行に借り換えの仮申込中なのですが、御行でも見直しが可能かと思いまして…」
→ 金利交渉は“やるかどうか”ではなく、“どことやるか”の段階に入っていることを伝えます。
注意点: 上から目線ではなく、相談スタンスを崩さないこと
成功率UP: 担当者を味方につけるつもりで、柔らかい物腰で話すのがコツ
④ 提案された金利が「思ったより高い」場合は即答しない
例:「ありがとうございます。では、一度家に持ち帰って比較してみますね」
→ 即答せず、“再提案”を引き出す時間をつくるのが大事。
注意点: その場で妥協しないこと(提示金利は「最終案」ではないことが多い)
成功率UP: 1回目で決めずに、“もう一段下げ”の余地があるか探る姿勢を見せましょう
⑤「団信(団体信用生命保険)」の保障内容も合わせてチェック
例: 金利が下がっても、借り換え先での団信保障が劣っていると損なケースも。
→ 団信の充実度(がん保障付き、三大疾病など)も、比較対象に入れましょう。
注意点: 金利に気を取られすぎて保障が薄くなると、万一の時に後悔します
成功率UP: 保障が手厚いまま金利が下がる交渉を目指しましょう
今から始めれば、未来の“安心”が違う
- 「他行の金利情報がないと交渉相手にすらしてもらえない」
- 「窓口行くのめんどくさい…」
そんな不安、全部分かります。だけど、家族を守るための“ほんの一歩”。
「月数千円の差」でも、それが10年、20年続けば…
人生の選択肢や心の余裕にまで影響を与えるんです。