【海外報道】セイシャス優勝のStravaデータが波紋。ポガチャル超えの記録と8区間除外の真相

みぞお
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2026年のイル・ロンバルディアにおいて、史上最年少となる20歳で優勝を果たしたポール・セイシャス(フランス)の圧倒的な走りが、レース後のデータでも大きな波紋を呼んでいます。

本記事では、海外自転車メディアの報道をもとに、勝負を決定づけたチヴィリオ登坂においてタデイ・ポガチャルの2022年記録を塗り替えた驚異的なパワーデータ(平均460W)や、Strava(ストラバ)側が「補助なしでは達成困難」として8つのセグメントを除外した異例の事態について客観的に解説します。

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ポール・セイシャス、イル・ロンバルディア優勝走のストラバが話題に

イル・ロンバルディアで20歳のポール・セイシャス(フランス)が見せたチヴィリオでのアタックは、それだけでもこの日を象徴する場面だった。そして翌日、その優勝走のストラバのデータが、さらにもう一つの話題を加えている。セイシャスは、チヴィリオ登坂で表示されている2つの区間の両方で、タデイ・ポガチャルが2022年に記録したタイムを上回った。さらに、フランスのスポーツメディアRMCの報道によれば、ストラバ側が「補助なしでは達成が考えにくい」と判断した計8つのセグメントが、プラットフォームから除外されたという。

この記事のポイント
  • セイシャスは残り約19kmでアタック、エヴェネプールとデル・トロを苦しめ、ピドコックとチッコーネも脱落。独走でコモにフィニッシュし、2位エンリク・マスに48秒差をつけた
  • 20歳でのイル・ロンバルディア優勝は史上最年少
  • チヴィリオの2区間で、ポガチャルの2022年のタイムをそれぞれ24秒・21秒上回った
  • ガゼッタ・デロ・スポルト紙によれば、チヴィリオ登坂(4.1km、平均勾配約9.8%)の平均パワーは460ワット、最大620ワット
  • RMCは、ストラバが8つのセグメントを除外したと報道。ただしチヴィリオのタイム自体は表示されたまま

勝負を決めたチヴィリオでのアタック

セイシャスが仕掛けたのは、フィニッシュまで約19km地点。まずレムコ・エヴェネプールとイサック・デル・トロを苦しめ、続いてトム・ピドコックとジュリオ・チッコーネも遅れた。その後はコモまで単独でペダルを回し続け、エンリク・マスに48秒差をつけてフィニッシュ。イル・ロンバルディア史上最年少の優勝者となった。

チヴィリオ2区間、ポガチャルの記録を上回る

セイシャスのストラバデータに表示されているチヴィリオの2つのセグメントのうち、最初の区間は8分45秒(平均時速19.8km)。2番手はチッコーネの9分04秒、ポガチャルの2022年のタイムは9分09秒だった。2つ目の区間では、セイシャスが7分08秒(平均時速18.8km)を記録。ポガチャルは7分29秒(平均時速17.9km)だった。

区間セイシャスポガチャル(2022年)差
チヴィリオ 1つ目8分45秒(時速19.8km)9分09秒24秒速い
チヴィリオ 2つ目7分08秒(時速18.8km)7分29秒(時速17.9km)21秒速い
比較の際の注意点

この比較はあくまでポガチャルの「2022年のデータ」との比較であり、その後ポガチャルが到達しているレベルとの比較ではない点には注意が必要だ。

ガゼッタ紙が伝えたパワーの数字

ガゼッタ・デロ・スポルト紙は、チヴィリオに関するさらに詳しい数字も報じている。4.1km、平均勾配約9.8%の登坂において、セイシャスの平均パワーは460ワット、最大パワーは620ワット。平均時速は19.86km、VAM(登坂速度)は毎時2,031mだった。登坂全体にかかった時間は12分未満で、ポガチャルの従来の目安より約30秒速かったという。

チヴィリオ登坂のデータ(ガゼッタ・デロ・スポルト紙報道)

  • 距離・勾配:4.1km、平均約9.8%
  • 平均パワー:460ワット
  • 最大パワー:620ワット
  • 平均速度:時速19.86km
  • VAM:毎時2,031m
  • 所要時間:12分未満(ポガチャルの従来の基準より約30秒速い)

これらの数字は、セイシャス本人の説明とも整合する。本人は、登坂の麓で厳しいペースになると想定していたが、実際にはそうならなかったため、待たずに予定より早く仕掛けることにしたという。ギャップを作った後は、フィニッシュまでの道のりを「自分自身とのタイムトライアル」のように感じていたと話している。

ストラバが「8セグメント」を除外 ― 報道の内容

今回のアップロードで最も異例だったのは、チヴィリオの2区間の比較とは別の部分だ。RMCは、ストラバが計8つのセグメントを除外したと報じた。プラットフォーム側が、補助なしでは達成が考えにくい内容だと判断した、という。一方で、チヴィリオのタイムそのものは表示されたままで、セイシャスは記事中の2区間でポガチャルの2022年の記録を上回った状態が続いている。

この「除外」報道の受け止め方

元記事は、この除外について、セイシャス本人や特定の行為への疑いを示すものとして書いているわけではない。報じているのは、ストラバ側のシステムが8つのセグメントを除外したという事実と、チヴィリオのタイムは残っているという点のみだ。除外の具体的な理由や基準については、記事中では説明されていない。今後、さらに詳しい情報が出てきた場合は、続報を確認したい。

まとめ

前日の午後に歴史を作った20歳が、翌朝には「データ」でも話題を提供することになった。チヴィリオでの一撃がロンバルディアを決めたレース展開に加え、そのときの数字が新たな関心を呼んでいる。ポガチャル不在の中での今年のイル・ロンバルディアは、記録の面でも記憶に残る大会となりそうだ。

出典

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おっさんサイクリスト
関西在住の自転車DIY愛好家。 「自転車組立はプラモデルみたいで面白そう」という直感をきっかけに、ロードバイクの世界へ。 現在は、自転車の組立(バラ完)・メンテナンス情報のほか、10年以上続くフェリー輪行旅の記録、さらに家電修理などのライフハックも発信中。 「自分の手で直して楽しむ」をモットーに、初心者でも真似できる等身大のDIY記録を綴っています。
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