【自転車DIY】BB取り付けで差がつく!固着・ネジ山潰れを防ぐ“プロ級のひと手間”テクニックまとめ

「BBの取り付けなんて、グリス塗って締めるだけでしょ?」
そう思っていたら、ネジ山潰れや固着で後悔することに…。
この記事では、スクエアテーパーBBの取り付け手順・グリスの種類と塗布ポイント・締め付けトルクの注意点・工具の工夫・クランク圧入部のグリス有無に関する実践的な考察などを、DIY視点で詳しく紹介します。
この記事でわかること
- スクエアテーパーBBの取り付け手順と規格ごとの違い
- ネジ山保護のためのグリス塗布と“左右の締め順”の意味
- 固着を防ぐためのアンチシーズや緩み止め剤の使い方
- 工具が外れないようにする工夫とおすすめアイテム
- クランク圧入部にグリスを塗るべきか?実践から導いた答え
はじめての自転車組立
一応本を読んでいますが、自分はそのまま実行しないダメなやつなので、作業手順は思いつきの順番です。
BB取付
まずはBBを取り付けます。
あとで着けようとすると、他の部品が邪魔になりそうなので思いつきです。
スクエアテーパー
左右注意
左右を間違えないように表記がありました。
規格は2種類あるらしい
JIS規格のものです。イタリアンとか最近の大きくなったものはサイズが違うそうです。聞いたことあるだけで見たことはないです。
ホローテックなどは全く行程が違います。
グリス
取り付ける前にグリスをたっぷり塗ります。
グリスは質の良いもの
ここはDURA-ACEです。シマノのロードバイクの最高グレードです。
思いっきり手ぶれしていたので、塗っている写真がないです。
BB取付
では、フレームに取り付けます。
とりあえず左から
手順が正しいのか分かりませんが、左から装着します。
専用工具必須
これを手だけで回していくのは至難の業です。
シマノ製
そこで、こんな工具を使います。シマノ製(TL-UN74)です。
こんな感じで使います。
使いにくい工具
こちら側は後で締め直すので手で軽く固定するところまで回します。
ちょっと作業しにくい工具です。
対策あり
対策は下の方をご参照ください。
BBを締め込むには両側から挟み込んで締めます。
作業手順を守った方がいい
テンションの無い左側を付けているので、反対側を取り付けないと延々と回せてまいます。
右側は締め込めるところまでのテンションがあるので、しっかり留めないといけません。
TL-UN74は使いにくい
シマノ製の工具(TL-UN74)を使う場合は、工具をBBに対して固定出来ないので、ちょっと作業がやりにくいです。
テクニック紹介
そこでいつもお世話になっているラビットストリートの店長さんが教えてくれた小技を使います。
ワッシャーを使う
クランクを取り付けるネジと専用工具(TL-UN74)より一回りくらい大きいワッシャーです。
物理的に固定する
これをBBに対して専用工具(TL-UN74)をネジ山に合わせて装着してワッシャーを当ててネジで固定をします。
取り付けるとこんな感じになります。
これで滑らない
これでモンキーレンチ等で力が逃げずに回せます。
締め付け完了
仕上げは丁寧に
グリスをしっかり塗っているとはみ出しますので、綺麗に拭いておきます。
はみ出したグリスが残ったままだと、見た目も悪いし汚れの原因になりそうです。(私見)
左も締める
反対側(左)も同様にしっかり留めます。
外す時も使えるテクニック
この小技はBBを外す時にやっておきたいテクニックです。
長年固定したままで固着していて専用工具(TL-UN74)だけで力をいれると最悪ネジ山をつぶしてしまいます。そうなると外すのが無理になるそうです。
最悪の事態はちょっとした工夫で避けられそうです。
工具はBBB製などがおすすめ
工具としてパークツールやBBB等のメーカーにはこれが一本のレンチになっているものがあるので、今から購入されるならそちらをオススメします。
“BB取り付けは、ひと手間で寿命が変わる”——グリス・工具・締め順までこだわるDIYメンテの極意
今回の作業では、スクエアテーパーBBの取り付けにおいて、グリスの塗布量・締め付け順・工具の工夫・圧入部の処理など、細部にこだわることで固着やネジ山潰れを防ぎ、長期的な快適性と安全性を確保することができました。
“ただ締めるだけ”ではなく、“どう締めるか”が差を生むのがBBメンテの奥深さ。
“走って・締めて・考えて・守る”——そんな気持ちになれる、自転車DIYの体験記でした。
工具がズレると“ネジ山が死ぬ”
TL-UN74は、BBに差し込むだけの構造。
そのまま力をかけると、工具が外れてネジ山を潰す危険性が高い。
そこで、ワッシャーとクランクボルトで工具をBBに固定する方法が効果的でした。
グリスは“たっぷり”が正解
ネジ山には、焼き付き防止と固着防止のためにグリスをしっかり塗布。
「後で外せなくなるくらいなら、今しっかり塗っておこう」という意識が大切です。
ネジの向きは“左右で違う”
JIS規格では、右ワンが逆ネジ(左回しで締まる)、左ワンは正ネジ(右回しで締まる)。
イタリアン規格は両方正ネジなので、作業前に規格を確認することが重要です。
初めての自転車組立へ

おおっ、すごい技ですね。
オクタリンクのBBまだ使っているんですよ!(^^)!
> tsun様
オクタリンクも同じ工具で外すのでしたら、この技使えますね。
ワッシャー1枚を工具箱にいれておかれると大事な自転車を痛めないと思います。
私の赤い彗星号のBBは
600のカップ&コーンのやつです。
> hayazou2002様
カップ&コーンも外す時にテクニックが要りそうですね。