“カチッと決まる”が気持ちいい!変速機調整で走りが変わる、自転車組立の仕上げ作業

自転車を組み立てるうえで、最後にして最大の山場——それが変速機の調整です。
フロントもリアも、ディレイラーの位置やワイヤーの張りが少しでもズレていると、
「変速が決まらない」「チェーンが擦れる」「ギアが飛ぶ」など、走行中のストレスに直結します。
今回は、フロント・リアディレイラーの調整方法を図解付きで解説しながら、
実際に組み立てたバイクでの調整作業の様子を記録しました。
「調整って難しそう…」と思っている方でも、六角レンチとプラスドライバーがあれば挑戦できる内容になっています。
🛠️ この記事でわかること
- フロント&リアディレイラーの調整ネジの役割と使い方
- ワイヤーの張り調整と変速位置の合わせ方
- 実走での確認ポイントと微調整のコツ
- 図解で理解する“変速の仕組み”と調整の流れ
- 遠出先でも役立つ、応急調整のヒント
変速調整
ディレイラーの調整です。
必要工具
取り付けは、六角レンチで取り付けますが、調整にはプラスドライバーを使います。
- 5㎜の六角レンチ
- プラスドライバー
調整ネジ
リアディレイラーの取り付け角度の調整用のネジ
フロントディレイラーのインとアウト側の調整ネジ
このパーツでは、上部ネジがインナー側の調整、下部ネジがアウター側の調整です。
- 上部ネジ:インナー側調整
- 下部ネジ:アウター側調整
FDの取り付け位置調整
フロントディレイラーの高さの調整も必要です。アウターに入れる時に当たらないぎりぎり位が良い感じでした。
自分はバンドタイプだったので、角度もしっかり調整しないと大変なことになりそうです。
リアディレイラー調整
リアディレイラーのインとアウト側の調整ネジ
表記有
これは、パーツにハイとローの表記がありました。
上部ネジがインナー側の調整、下部ネジがアウター側の調整でした。
- 上部ネジ:インナー側調整
- 下部ネジ:アウター側調整
ケーブルの長さ調整ネジ
アウターケーブルの辺りの調整
この調整つまみで、長さを調整も必要です。
以上の箇所を締めたり緩めたりして調整するのですが、闇雲にやるとカオスな状態になりいつまでたっても終わりません。
自分のやり方は、相変わらず感覚の適当です。
変速調整ルール
まずリアディレイラーは、インナー側で真っ直ぐなるように、調整ネジのロー側で調整します。
ロー側の調整が出来たら、アウター側でハイの調整ネジで真っ直ぐなるように調整します。
次にフロントディレイラーは、フロントのインナー側(歯数の少ない方)とリアのインナー側(歯数の多い方)で、ディレイラーがチェーンが当たらない状態にして、フロントのアウター側とリアのアウター側で、ディレイラーにチェーンが当たらない状態にしました。
片方を動かすと、片方がずれたりするので、根気のいる作業ですが、綺麗に変速できるようになると嬉しいので、やりがいはあります。
再調整必須
少し自転車に乗るとケーブルは伸びるので、また調整が必要です。
変速調整は知っておいた方が、遠出をした時などに、少し変だなって思ったら、プラスドライバーがあれば自分で直せるかもしれません。
初めての自転車組立へ

変速調整で感じた、“自分で仕上げる”楽しさと安心感
感覚がつかめるまでが勝負
最初は「どこをどう動かせばいいのか分からない」状態でも、
調整ネジを少しずつ回していくうちに、チェーンの動きとディレイラーの関係が見えてくるように。
「カチッと決まった!」という瞬間は、思わずガッツポーズしたくなる気持ちよさです。
図解で理解が深まる
文章だけでは伝わりにくい部分も、図解を見ながら作業することで理解が一気に進むのを実感。
「なるほど、ここが当たってたのか」と気づけることで、調整の精度も上がっていきました。
プロの技術に近づく第一歩
お店の人がササッと調整しているのを見て「簡単そう」と思っていたけれど、
実際にやってみると“簡単そうに見せる技術”の奥深さを痛感。
でも、自分で調整できるようになると、遠出先でのトラブルにも落ち着いて対応できるようになります。
ここの調整が初心者は一番難しいんですよね。なるほどー参考になりますねえ。
> moumou様
感覚がまだ掴めないので、難しいです。
お店のプロがやっているのを見ていたら、簡単そうにやっているので気づいたら、普通にできるようになるのだと思われます。