[KHS F20-RC]ドロップ化+オーバーホール体験記
KHS F20-RC
友人からオーバーホール依頼
乗っていて、何か気持ちよくないそうです
フロントが不安定なので、気持ちが悪い
全体的に調子が悪い
以前作業したミニベロより状態は良い
通勤で使っていたので、パーツの状態は悪くないように感じます
2007年モデルのカスタム?
費用・パーツ代
劣化している部品の入れ替えを行います
概算金額:14,000円
シフトケーブルセット:約2,500円
ブレーキケーブルセット:約2,500円
フレキシブルガイドパイプ:約1,000円
チェーン(9速用):約2,000円
ヘッドパーツ(1-1/8インチアヘッド):約2,000円
バーテープ:約1,000円
BB:約3,000円
出来るだけ使いまわして費用をかけずに作業を行っています
すでに購入しているものは含みません
試乗・洗車
ヘッド周りの状況を確認するために、試乗しました
安定感がない
念入りに洗う
友人は洗った状態で預けてくれたけど、まだ汚れが見えるので洗車しました
分解・交換部品の確認
取り外せる部品を外して、劣化しているものなど交換する箇所を確認しました
消耗品はNG
オーバーホール定番ですが、ケーブルなどはすべて交換です
ブルホーンをドロップハンドルに交換した方がいい気がするので、提案しました
ヘッドパーツはゴリゴリ
見た目では分からないですが、スムーズな動きではありません
確認
グリスアップしてみましたが、改善なし
外す
交換するので取り外します
部品の発注
パーツの調達を友人に依頼しました
関係のないものを含めて、続々とAmazonから届きます(そろそろ配達員に怪しまれる頃か)
クリーニング
フレームやコンポーネントの汚れを落とし、注油します
フィルタークリーナーで頑固な汚れを落としました(そろそろ残量がなくなってきた)
錆びとり
チェーンは伸びていないので、錆だけ落とします
サンポールに漬け置き
1時間程度漬けて錆を落とします
水で洗い流し、重曹に漬ける
酸性になった表面をアルカリ性で中和します
キズ補修
タッチペンで錆びそうな傷を補修しました
似たような色を適当にチョイス
組立
自転車組立はプラモデル感覚
ヘッドパーツ圧入
綺麗に入ると気持ちいい
BB装着
以前に少し使った新古品があったので、グリスをしっかり塗って流用
クランク装着
自転車らしくなってきました
ディレイラー取付
リアディレイラーは取り付けるだけですが、チェーンはDAHON visc.P18からゴリックスを移植
以前の作業
フロントディレイラーは加工が必要
フロントはバッシュガードを取り付けている影響で、場所が決まらない
過去の経験で
缶を切って、スペーサーを作りました
炭酸を含まない清涼飲料の缶は、大体0.5~1㎜厚なので、スペーサー自作の強い味方
いい感じ
1mm程度セットバックさせました
ドロップハンドル化
ブルホーンはポジションが楽なのですが、STIレバーだとブレーキ引き幅が狭く、快適な乗り心地にならないので、ドロップハンドルに変更しました
折り畳み時も問題なし
折り畳むときに、ハンドルが邪魔にならないことも確認しました
ハンドル(400mm)を使用しています
問題発生
ケーブルをまとめると、フロントブレーキに不具合が発生しました
ケーブルが極端に曲がってしまいます
改善策
フレキシブルワイヤーの導入
自然なカーブでケーブルを曲げることができます
ブルホーンハンドルを導入した時の知識がここで役立ちました
ケーブルをタイラップでまとめる
輪行時にケーブルがバラバラすのが嫌だと要望があったので、タイラップでまとめました
試走
相変わらずバーテープを送ってもらえないので、先に試走しました
ヘッドパーツを新品(シールドベアリング)に変更したので、フロント周りの安定感が増しました
ステム長の検討
安定感を重視してステムを短いものに変更(110mm→80mm)しましたが、背の高い友人に合わせて長いものに戻してもいいかもしれません
仕上げ
中国から直送のバーテープが届いたので巻きます
完成
傷防止シールを貼り付けて、作業終了です
ブルホーンハンドルは?
また使用先が見つからない在庫が増えました
自分でもブルホーンを導入して、ポジション改善にはなりましたが、STIレバーを使用するデメリットが発生して、フラットバーロードに作り直しました
まとめ
標準からSTI化済なので、消耗品の交換などの作業でした
改善点
- 乗車時の不安定さは、ヘッドパーツ交換が効果的
- STIレバーを使用するならブルホーンは不向き
- バッシュガードを導入する場合はFD取付位置を見直す
- ケーブルはバラバラしないようにタイラップなどでまとめる
楽しい
改善して、乗り心地がよくなったと友人から連絡があったので、やりがいがありました
自転車のメンテナンスは楽しい