洗車・メンテナンス
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ロードバイクに自動車用ガラスコーティングを塗布した結果

みぞお
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ガラスコーティング

日ごろのメンテナンスを楽にする方法

専門店に依頼しなくても、ガラスコーティングはDIYできます

洗車をするのは当然の時代

最近、ロードバイク洗車の専門店が続々とオープンしています

大事なロードバイクを綺麗に保つため、洗車に加えて、コーティングも勧められているそうです

話題の汚れが付きにくいチェーンルブ「COOPY」使用感
話題の汚れが付きにくいチェーンルブ「COOPY」使用感

洗車はご法度では?

少し前まで、水を使った洗車は暴挙でしかなく、洗車をする変な人扱いでした

変な人

シクロクロス参戦もしていましたので、水や洗剤を使った洗車は、以前から行っていました

[レース]2018メモリアルシクロクロスに参戦しました
[レース]2018メモリアルシクロクロスに参戦しました

メーカー非推奨

水洗いはNGだと、はっきり書いているメーカーもあります

オーバーホール

定期的なメンテナンスと、2~3年ごとのオーバーホールをしていたら、グリス塗り直しなど、当たり前なので、気にせず洗います汚れたものを室内保管の方が嫌です)

水洗いNGメーカー例

フルクラム・カンパニョーロは、オーバーホールをすると、内部構造的に水がNGだと理解できます

[ベアリング交換]フルクラムホイールメンテをDIYで
[ベアリング交換]フルクラムホイールメンテをDIYで

汎用商品

こまめな洗車をやっていたので、ワックスやガラスコーティングを色々と試していましたが、汎用の商品では1か月くらいしか、コーティング期間が持ちません(短い)

簡易的なものでよければ、これが使いやすかった(私見ですが、効果は1か月くらいかな?)

ロードバイクに自動車用ガラスコーティングを塗布した結果
ロードバイクに自動車用ガラスコーティングを塗布した結果

カーワックス

自動車用ワックスを塗るのも有効な手段です(効果は短い)

ロードバイクに自動車用ガラスコーティングを塗布した結果
ロードバイクに自動車用ガラスコーティングを塗布した結果

業務用

ロードバイクでは、”ガラスの鎧”が有名ですが、専門店でしか塗布してもらえないので、Amazonなどで購入できる自動車用コーティングを試すことにしました

AQUA DROP

様々なメーカーが色々な商品を販売していましたが、日本製で奈良が販売元だったので、これを選びました

5年持続で、容量も少なかったのも、選んだ理由です

オススメ

結論を先に言うと、DIYでコーティングを検討している人にオススメできる仕上がりになります(簡単作業ですし)

仕上がり

コーティングをした事で、この輝きになります

作業内容

コーティング作業は、ロードバイク(走行可能な状態)、フレーム(新規購入時・オーバーホール時)に行うことになります

作業条件

・普段使っている状態を綺麗にする

・オーバーホール時に作業を行う

コーティングは、大まかに以下の作業になります

  1. パーツを外す
  2. ボディを綺麗にする(汚れを落とす・磨く)
  3. コーティング剤塗布1回目(塗ったら、すぐにふき取る)
  4. 2時間以上放置(水などで濡らさない)
  5. コーティング剤塗布2回目(塗ったら、すぐにふき取る)
  6. 乾燥(季節によって違いますが、数時間放置)

簡単に、コーティングをする方法を紹介します

パーツを可能な範囲で外す

ボトルケージやセンサー類は外します

アーレンキー(4mm六角レンチ)やハサミなどがあれば、作業ができます

タイラップ止めは、外したら再利用不可なので、新しいものを用意しておく必要があります

オススメタイラップ

自転車用のタイラップは、専門店で購入できますが、値段が超高い(ぼったくり)ので、ホームセンターなどで買える汎用品を使います

20本入り200円以下なので、1本10円程度で購入できます

大体のセンサーに合います(長さが足りない場合は、2個繋ぐなど工夫が必要ですが、200mmで足りなかったことはありません)

クランクの取り外し

ボディを大きく覆っているクランクは外します(油汚れが付くのもクランクの裏)

ウルトラトルククランクの外し方

今回作業したロードバイクは、カンパニョーロのコンポーネントを使用しています

チェーンを緩める

ミッシングリンクを付けているので、外してもいいのですが、面倒なので、チェーンをクランク(チェーンリング)の外側に外します

※S字フックをサドルなどにひっかけて、チェーンを守っておくと汚れにくい

クランクボルトを緩める

8mmのアーレンキーを使って、フィキシングボルトを緩めます(まだ外さない)

力技なので、トルクレンチを使った方が、作業をやりやすい

左クランクを外す

先ほど外さなかったボルトに、8mmアーレンキーを入れて、柄の部分をゴムハンマーで叩くと簡単に外れます

右クランクのストッパーを外す

脱落防止のストッパーをラジオペンチなどで掴んで外します

片側を掴んで外したのち、反対側も同じように引っ張れば、簡単に外れます

右クランクを外す

クランクアームなどを持って、引っ張れば、簡単に外れます

外すのに、硬かったら、左クランクを外した時と同じ要領で、反対側(左)にボルトとアーレンキーを入れて、ゴムハンマーで叩いてください

その他のパーツ

これ以上外すと、戻すときが大変だし、コーティング剤を塗布するのに大きく邪魔にならないので、ここまでにします(ブレーキ位は外してもいいかもですが・・・・面倒・・・)

ボディを綺麗にする

はっきり言って、キレイなコーティング仕上げには一番大事な工程です

洗車

チェーンやボディを洗車します

ロードバイクに自動車用ガラスコーティングを塗布した結果
ロードバイクに自動車用ガラスコーティングを塗布した結果

コンパウンド

最も大事な作業で、コンパウンドをウエスなどに塗って、ボディを磨いて細かい傷などを取り除きます

ソフト99のコンパウンドは、丁度いい容量で、使いやすい

上記、トライアルセットで、好みのコンパウンドを探してみてください(これだけでも数年もつ)

仕上がり大事

汚れたままだと、その汚れもコーティングしていまいます

コーティング剤に揮発性溶剤が含まれているので塗っている最中に汚れが落ちますが、その汚れを含んだ状態で、コーティングされます(綺麗にしておいた方が、よい)

コーティング剤塗布

洗車用の大きめのスポンジが使いやすかった

塗る

溶剤をスポンジにかけて、ボディになじませるように塗ります

塗る量は少なくていいと思います

ふき取る

塗ったら、間髪入れず、ウエスなどでふき取ります

2時間以上放置

マニュアルには2時間以上と書いてありますが、作業をしたのが乾燥している時期だったので、30分くらいで2回目を塗りました(それでも綺麗になったから)

コーティング2回目

1回目と同様に、スポンジにコーティング剤をつけて、ボディになじませ、ふき取りました

納得の仕上がり

予想以上に綺麗になりました

誇張した写真ではなく、同じ条件で撮影しても、この輝きです

余ったコーティング剤

ロードバイクのフレームに塗布して溶剤が残ったら、別のバイクに使用するか、コンポーネントに塗ってもいいと思います

面積が大きいので、クランクは、コーティング効果が高い(見た目に影響する)

外した部品を戻す

クランクなど外したパーツを戻していきます

カンパニョーロのクランク(ウルトラトルク)の締め付けトルクは、超高いので、自重を使った力業で締めてください

仕上がり

組立てている間に、ほとんど乾いている気がします

これで良くない?

車用ですが、作業も簡単だし、ロードバイク用と言っても過言ではない気がします(容量も小瓶で十分ですし)

塗りムラ

おそらく塗り残しや、塗りにくくムラになっている個所はありますが、筒状のフレームなので、目立ちません(私見ですが、ムラは分からないし、部品の裏だと見えない)

雨テスト

コーティングした翌日に天気が怪しいなと思いながら外へ出かけたら、雨にあたりました(意図していない雨・・・・)

水弾き

水滴がきれいな水玉になり、ウエスなどで軽くふき取ったら、汚れも取れました

雨平気

雨の日でロードバイクが汚れても、メンテナンスが楽になりました

洗車

コーティング後、いつも通りに洗車をしたので、”ガラスの鎧”と比較しました

AQUA DROPでコーティングしている2台と、相方さんのバイク(専門店コーティング済)を比較しました

洗車後

中性洗剤で洗った後の状態

いい感じに水玉ができて、簡単にふき取ることができました

ガラスの鎧

ガラスの鎧でコーティングしたバイクの洗車後

ボディの色が違いますが、出来る水玉は、同じような感じで水を弾いた状態も似ています

比較結果

コストが1/10ですが、十分コーティング効果を実感できます

使用台数

購入した小瓶のコーティング剤(10g)で、4台のバイクにコーティングを行うことができました(溶剤を使い切った)

Pinarello Paris

オーバーホールを行う時に、コーティングを施しました(作業を始めたきっかけ)

完全に部品を外して、塗布したので、塗り残しはないと思います

RIDLEY HELIUM LTD

コンポーネントを付けた状態で、クランクのみ外してコーティングを施しました

雨でも汚れにくくなったことを、意図せず感じました

Pinarello Galileo/Cinelli Experience

2台同時に作業を行いました(ボトルケージやクランクのみ取り外して作業)

塗布後

普段使いしているので、一番ボディの状態が良くなかったけど、コーティングを施して、輝きを取り戻しました

まとめ

コーティングを行うことで、ロードバイクを綺麗な状態で使い続けることが可能

コスト

小瓶1個で、ロードバイク4台にコーティングを行うことができました

コーティング剤(10ml):約1,500円=ロードバイク4台分

1台当たり約400円(コスパ良し)

専用品じゃなくても

自転車用の製品があったり、専門店がありますが、自動車用を使えば、十分に効果を感じることができます

コスパ良し

自動車用コーティング剤は、色々なメーカーが作っているので、効果や持続期間など比較できるし、何より安いので、導入しやすい

下地が大事

コーティングはとても簡単な作業ですが、塗布する前にフレームなどを綺麗にしておかないと効果は半減以下になります

汚れたコーティング

汚れや小傷を残したまま塗布すると、汚れた状態を維持し続けることになる

コーティング剤は使い切り

この手の溶剤は、長期保管できないので、購入後(開封後ではない)出来るだけ早く使い切ってください

容器が簡易

購入した容器は、大瓶から移し替えたものだと思われるし、完全に密封ができるものではないので、常に揮発性の溶剤が蒸発していると思います

保管は諦める

保管は考えず、買ったらすぐに使って、残ったらあきらめて破棄してください(破棄の方法は各自治体などに確認してください)

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おっさんサイクリスト
自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。
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