[BROMPTONカスタム]FD追加で前2速にしました

BROMPTONの6速化計画
1台目のブロンプトンを手に入れた時、相方さんに「坂をもっと軽く走れるようになったらいいのに・・・」との意見をもらっていました
軽く走るカスタム案
- リアギア変更(13T→14T以上)
- 15T以上はメーカー推奨外だが対応可能
- 内装変速5段へ変更
- 古いパーツを探す必要あり
- 外装変速に変更し、ギア数を増やす
- フレームが対応していないと、実質不可能
- フロントディレイラーを追加
- FD台座を付ければ可能
BROMPTON M3Lを手に入れる
また幸運が重なり、2004年イギリス製M3Lを手に入れることができたので、カスタムを決行することにしました

カスタム方法
カスタム前提だから、台湾製を安く手に入れたかったのですが、今回もクラシックレベルのイギリス製なので、また元に戻せる方法を選びました
フロントディレイラー追加(前2速×後3速)
M3Lレストア体験記
前オーナーが豪快な方法で発送して一部壊れていたし、メンテナンスをしたと思われるショップが適当だったので、まずはオリジナルな状態にレストアしました
![[BROMPTON]またフリマで2台目を購入しました](https://bike-memo.com/wp-content/uploads/2025/05/maintenance_B78-320x180.jpg)
前回と年式が近く、今回もSachs(SRAM)製の変速だったので、スムーズにレストアできました(レアパーツ)
BROMPTON M3Rのレストア
1台目は、前オーナーが丁寧に使っていた2002年イギリス製だから、できるだけオリジナルを残したかったので、カスタムはしないつもりでした

レストア体験記
オリジナルを残しながら、比較的安価でレストアしました
![[BROMPTON]フリマ購入したバイクをレストアする](https://bike-memo.com/wp-content/uploads/2024/09/cycle_B129-320x180.jpg)
内装変速が壊れていたので、DIYで修理しました
![[BROMPTON]内装3段のリアハブを修理しました](https://bike-memo.com/wp-content/uploads/2024/09/custom_B170-320x180.jpg)
FD追加カスタム
2012年以降のブロンプトンなら、FD追加は難しくないのですが、2004年製は色々な作業が発生します

カスタム箇所(購入パーツなど)
- FD追加
- 9速用FD購入(SHIMANO FD-3500直付け)
- シフター追加
- 10速用シフター購入(SHIMANO SL-M670-L)
- FD台座追加
- Amazonで中華パーツ購入(シフトケーブル受け有)
- クランク交換
- 9速用クランク購入(SHIMANO FC-3450)
- BB交換
- ホローテック2対応購入(SHIMANO SM-BBR60)
- チェーン交換
- Amazonで中華パーツ購入(9速用)
- リアスプロケット交換
- 通販で純正品を購入(13T 3/32Chain)
- シフトケーブル追加
- シマノ製シフトケーブル
- リアテンショナー交換
- 純正が壊れたら嫌なので、中華パーツ購入
部品購入
複数のネット通販などでパーツを購入したので、届くまで時間がかかり、まずクランク・FDから始めました

中古購入
安くカスタムしたいので、クランク・FD・シフターなどは中古購入しました
クランクはイベント会場のフリマ500円で購入したが、左カバー欠品で、逆に高くついた(シルバーが欲しかったのです)
シフターの追加
左ハンドルの邪魔にならない場所に取り付けました

MTB10速用シフターを選んだ理由
- 2速/3速の切り替えがあった
- リア1段なので、FDのトリムが必要ない
- 操作が使いやすそう(過去に使った経験あり)
BB交換
ホローテック2クランクを使いたかったので、BBを交換しました(BSA形式)

後作業で、カスタムが必要になります
FD台座取付
中華パーツを購入したから、覚悟の上ですが、バンド幅が大きかったので、加工しました

アルミシート(アルミ缶で代用可能)を2枚重ねて簡易シムを作りました(フレームのポストに巻けるようにカットしても良い)
簡易シムの作り方
- アルミシート(アルミ缶)を用意する
- 良く切れるハサミで適当な大きさにカットする
- ペーパー用や100均のハサミはダメ
- 四隅を切り落とす(面取り)
- 面取りしておかないと怪我の元
- 両面テープで貼り付ける
別の方法
今回は中華製の安い一体型を購入しましたが、FDをバンド式にして、ケーブルハンガーを取り付ける方法もあります(取付位置調整が楽かもしれません)
FD取付
正しい位置に、FD台座を取り付け作業に予想以上の苦戦でしたが、FDの取り付け・シフトケーブル調整は簡単です

折り畳みで問題発生
リアスプロケットが届いていませんが、仮チェーンを張ったところで、問題が発覚しました

チェーンリング干渉
2速チェーンリングのインナー側が折り畳み時、リア部と干渉してしまいました

折り畳み不可になってしまった
BBクリアランスを広げる
BBをホローテック対応にしていたので、フレームとBBの間にシムを入れて、クリアランスを少し広げることにしました

2.5mmスペーサー使用
厚みが0.5~2.5mmまでありましたが、2.5mmを使用しました(おそらく1.5mmでも大丈夫だと思いますが、余裕を選びました)

MTB用BBのススメ
MTB用BBなら、68mmを73mmに変更するためのシムがセットになっているので、それを使えば別途購入する必要なしか?!
スプロケット交換
ネットを検索して、個人ショップ通販で純正品を見つけ、購入しました(適当なもので加工作業をしなくて、助かった)

新旧比較
2012年までは多段変速対応していない(1/8 Chain)ので、それ以降は(3/32 Chain)に変更されています

アセンブルされているチェーンの種類
- 2012年以前:シングルチェーン(1速)
- 2012年以降:9速用チェーン
テンショナー交換
スプロケット交換したので、テンショナーもAmazonで買った中華製に交換しました(これが意外と優れものでプーリーが左右に動くので変速時良い感じ)

中華製なので、少し加工が必要です(テンションの位置がおかしい)
完成
実作業より、部品集めに時間がかかりましたが、ブロンプトンにFDを追加して2×3速化できました

シフター
本来の指の動きとは違い、アップ時は押し込むのではなく、手前に引く動作になるので、動作が重く感じます(要改善)

FD取り外し可能
オリジナルの状態に戻せるのが、今回のカスタムの条件だったので、FDを取り外し可能にできています

折り畳み可能
折り畳み時のクリアランス問題は解決したので、輪行も可能です(FDが追加されているが、折り畳んでも、チェーンが落ちることはない)

インナー側の方が安定
今回のカスタムでは、折り畳み時はインナーにしてほいた方が、チェーンが常にギアにかかっている状態でした

アウター側では折り畳み時、チェーンが外れた状態になるが、戻す時には元の状態になります

試走
梅雨入りには早い時期ですが、雨続きだったので、晴れ間を狙って近所を試走してきました

フロント側のインナー・アウター共に、問題なく変速もスムーズです

少しチェーンが長いかもしれませんが、一旦これで運用してみて、問題を感じたら、1リンク詰めようと思います
2×3速化達成
内装3段のブロンプトンに後付けカスタムで、2×3速化できるようになりました
坂が楽になる
チェーンリングが50-34Tなので、フロント:インナー側とリア:ロー側を組み合わせると、平地だと空回りしていると感じるくらい軽いので、坂を楽に登れるし、漕ぎ出しも軽くなりました
輪行可能
チェーンラインが変わってしまっているけど、インナー側で折り畳めば、FDがストッパーになりチェーンが落ちることもないし、元の状態に戻した時もスムーズでした
カスタム楽しい
クラシックな自転車好きなので、2004年イギリス製を大幅に変更するのは躊躇しましたが、後付けでFD追加(他にも色々変更しましたが・・)だけで、乗り心地を改善できたので、楽しいカスタムでした