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「シマノが上がるなら、海外通販でSRAMを買えばいいじゃない」 残念ながら、その逃げ道も2026年は塞がれそうです。
シマノの値上げ予測記事でも触れましたが、自転車業界全体のコスト増は世界共通の課題です。 むしろ、為替(円安)の影響をモロに受ける「輸入ブランド」こそ、価格改定の爆弾を抱えています。
今回は、シマノ以外の主要メーカー(コンポ・ホイール・ウェア)に焦点を当て、2026年の値上げ危険度を予測します。
コンポーネント:SRAMとCampagnoloの動向
結論から言うと、「電子制御パーツ」を多く抱えるメーカーほど値上げ圧力が高まります。
SRAM(スラム):危険度「大」
- 予想: 全ラインナップ 5〜10% 値上げ
- 理由:
- SRAMは現在、エントリーグレード(Apex)まで「電動・無線(AXS)」化しています。半導体コストやバッテリー関連の原材料費高騰の影響を回避できません。
- 対策:
- 特に消耗品である「バッテリー単体」や「チェーン」は、代理店の在庫があるうちに確保すべきです。
Campagnolo(カンパニョーロ):危険度「中〜大」
- 予想: ハイエンド(Super Record)中心に価格調整
- 理由:
- カンパは「高級路線」を突き進んでいます。ユーロ高の影響を受けやすいため、日本国内定価は為替に連動して上げざるを得ません。
- 注目:
- 機械式コンポ(Chorus等)は希少価値が上がっており、廃盤リスクも含めて「欲しい時が買い時」です。
ホイール:欧州ブランドは「ユーロ高」直撃
ホイールは「かさばる」ため、輸送コスト(コンテナ代)の上昇が価格に転嫁されやすいジャンルです。
| メーカー | 危険度 | 予想される動き |
| MAVIC (マビック) | 大 | 例年、春先に価格改定を行う傾向あり。カーボンモデル(Cosmic)は数万円アップの可能性も。 |
| Campagnolo / Fulcrum | 大 | イタリア・ルーマニア生産が多いため、欧州のインフレと輸送費増が直撃。「BORA」や「Racing Zero」は高嶺の花に…。 |
| Zipp (SRAM傘下) | 中 | フックレスリムの先駆者ですが、米国企業のSRAM方針に従い、コンポと同時に価格改定される可能性が高い。 |
| Lun / Winspace | 小 | 中国メーカーは比較的価格維持を頑張っていますが、物流コスト増はじわじわ効いてきます。 |
ポイント
ホイールは単価が高いため、5%の値上げでも「15,000円〜20,000円」の差になります。春のライドシーズンに向けた購入は、1月〜2月中に決断するのが賢明です。
消耗品:タイヤは「1本15,000円」時代へ?
地味に財布を痛めつけるのがタイヤの値上げです。
- Continental (GP5000シリーズ)
- 予想: ドイツ製ハンドメイドのため、人件費とゴム価格の高騰を受けやすいです。実売価格がついに1本12,000円〜15,000円レンジに定着する恐れがあります。
- Vittoria / Michelin
- 予想: こちらも同様。特にハイエンドの「コットンケーシング」モデルは製造の手間がかかるため、値上げ候補の筆頭です。
アパレル・ヘルメット:輸入代理店の限界
ウェア、ヘルメット、シューズなどの「身に着けるもの」は、代理店ビジネスの構造上、値上げが避けられません。
- ヘルメット (KASK, MET, GIRO)
- 発泡スチロール(石油製品)と輸送費(箱が大きくて軽い=輸送効率が悪い)のダブルパンチです。人気モデルの「Protone」などは数千円アップの覚悟が必要です。
- シューズ (SIDI, Fizik, Shimano)
- 革製品やカーボンソールの高騰。特に海外ブランドのシューズは、サイズ欠品後の「次回入荷分」から新価格になるパターンが多いです。
輸入モノは「為替」次第。待っても安くならない!
2026年、シマノだけでなく海外ブランドも「総値上げ」の様相を呈しています。
- コンポ(SRAM/Campy): 電動パーツは半導体コスト増で値上げ濃厚。
- ホイール: 輸送費高騰で、特に欧州ブランドが危険。
- タイヤ: ゴム価格と人件費で高止まり。
「円高になれば安くなるかも」という希望的観測は捨てましょう。 輸入代理店が一度上げた定価を下げることは稀です。
「迷っている機材があるなら、代理店の在庫がある今のうちに買う」 これが、2026年を生き抜くための唯一の防衛策です。
【根拠・定点観測すべきサイト情報】
海外ブランドの価格改定は、各輸入代理店の公式サイトで発表されます。シマノと違って代理店ごとに発表時期がズレるため、こまめなチェックが必要です。
- 株式会社メニーズ(Many’s) / 株式会社インターマックス:
- カンパニョーロジャパン / 日直商会(Nichinao):
- Campagnolo、Fulcrum、Michelin、De Rosaなどの代理店。
- 日直商会 ニュース
- 老舗代理店のため、ここが価格改定を発表すると業界全体が動く傾向があります。
- マヴィックジャパン(Mavic Japan):
- 商品先物市場(ゴム・原油):
ABOUT ME

自転車趣味歴だけは長いサイクリスト。レースは観戦するもので、自転車旅を楽しんでいます。西日本を中心に活動しています。