【2026年版】ロードバイクおすすめランキング。海外メディア厳選の23モデル

みぞお
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ロードバイクの種類や価格帯は幅広く、自身の用途や予算に合った最適な一台を選ぶのは容易ではありません。

本記事では、海外の自転車専門メディア『BikeRadar』のテストチームが実走評価した「2026年版ロードバイクおすすめランキング」をもとに、エンデュランス、レース、エアロ、女性向け、初心者向けエントリーモデルの5カテゴリーから厳選された23モデルを紹介します。

各モデルのスペックや価格帯ごとの特徴に加え、フレーム素材やコンポーネント、ディスクブレーキといったロードバイク選びの基礎知識についても客観的に整理して解説します。

BikeRadarの大型購入ガイド(23モデル+購入ガイド解説)をまめとました。

Best road bikes 2026: Top-rated endurance, race and budget bikes

Contents
  1. 【2026年版】ロードバイクおすすめランキング
  2. エンデュランスロードバイク ― 快適性重視、長距離向け
  3. ロードレースバイク ― 効率と速さを追求
  4. エアロロードバイク ― 空力性能に全振り
  5. 女性向けロードバイク
  6. 初心者にもおすすめの予算重視ロードバイク
  7. 価格帯別の選び方
  8. ロードバイク購入ガイド
  9. この記事のテスト方法について
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【2026年版】ロードバイクおすすめランキング

一口に「ロードバイク」と言っても、そのタイプは実に多様で、価格帯も幅広い。何を基準に選べばいいか分からず迷ってしまう人も多いはずだ。今回は英BikeRadar誌のテストチームが実際に試乗・評価した中から、カテゴリー別におすすめモデルを紹介する。同誌はこれまで15,000点を超えるバイク・製品をレビューしてきた実績を持ち、数万円台の入門車から1,000万円クラスのプロ仕様スーパーバイクまで幅広くテストしている。

この記事でわかること
  • エンデュランス・レース・エアロ・女性向け・エントリーの5カテゴリー、計23モデル
  • 各モデルの価格・重量・特徴・弱点
  • 価格帯別の選び方(7.6万円〜64.8万円超まで)
  • フレーム素材、コンポーネント、ブレーキ、ホイール、タイヤ、サイズ選びなど購入ガイド

※価格は英国での参考価格(GBP)を基準に、2026年9月時点のレート(1ポンド=約216円、1ドル=約159円、1ユーロ=約185.7円、1豪ドル=約110.5円)で円換算した参考値です。

エンデュランスロードバイク ― 快適性重視、長距離向け

エンデュランスロードバイクは、リラックスしたポジションで快適に長距離をこなせるのが特徴。レースバイクよりも汎用性が高く、コンプライアンス(路面追従性)を重視した設計になっている。

Canyon Endurace CF SLX 8 Di2 ― 2026年エンデュランスバイク・オブ・ザ・イヤー

価格:約92.9万円(英国参考価格4,299ポンド/米国5,999ドル/欧州4,499ユーロ)

速さ・快適性・実用性を兼ね備えた優等生。スポーティなジオメトリーによる俊敏なハンドリングと、しなやかなリアエンド・VCLSシートポストによる路面追従性を両立。38mmのタイヤクリアランス、フェンダー台座、ダウンチューブ内収納も備える。8.6kgという軽さで登りも軽快、幅広タイヤのおかげで下りも安定。シマノ・アルテグラDi2、DT Swissカーボンホイール、4iiiiパワーメーターという価格に対して優秀な装備が魅力。

弱点:アウトフロントマウントインサートが緩みやすかった

Cannondale Synapse Lab71

価格:約280.8万円(英国参考価格13,000ポンド/米国16,499ドル/欧州15,799ユーロ)

SRAM新型1x Red XPLR AXSドライブトレインと、DT Swiss 180ハブ+Reserve 42/49カーボンリムを採用したフラッグシップ。路面の振動をいなしつつ軽快な走りを実現し、長時間のライドでも快適なポジションを保てる。CannondaleのSmartSenseテクノロジー(ライト、Garmin Varia eRTL 615)がダウンチューブ内バッテリーと連携する統合も優秀。

弱点:価格の高さ

Fairlight Strael 4.0 ― スチールは健在

価格:約84.4万円(英国参考価格3,909ポンド)

先代Strael 3.0の後継として、優れた乗り味と汎用性の評判を継承。俊敏なハンドリングにより先代より反応性が向上し、長距離でも快適。3本目のボトル台座、フロントフォーク内蔵のダイナモライト用配線など、多彩なマウント・ポートを備え、高いカスタマイズ性を実現。

弱点:ベントボックス(小物入れ)用の台座がない

Cube Attain C:62 SLT ― 価格以上の価値

価格:約64.8万円(英国参考価格2,999ポンド/欧州2,999ユーロ)

ドイツブランドらしく、カーボンNewmenホイールとシマノ・アルテグラDi2をこの価格で搭載。フレーム自体も快適性・ハンドリングともに優秀な仕上がり。

弱点:タイヤクリアランスがやや狭いと感じる人もいるかもしれない

Ribble Ultra-Road 105 Di2 Aero ― 優れたコストパフォーマンス

価格:約82.1万円(英国参考価格3,799ポンド/米国5,215ドル/欧州4,880ユーロ)

エアロロードの速さとエンデュランスバイクの快適性を融合。高速域でも安定しながら俊敏なハンドリングを実現し、下りでも登りでも楽しい一台。38mmのタイヤクリアランス、フェンダー台座、ダウンチューブ内収納も完備。8.58kgと軽快で、シマノ105 Di2・カーボンコックピット・Mavicホイールという装備を考えるとこの価格は非常に魅力的。

弱点:フリーハブがまれに引っかかることがあった

ロードレースバイク ― 効率と速さを追求

できる限り効率的かつ高速に走ることを目指した設計。カーボンファイバーと空力設計を組み合わせ、エンデュランスバイクよりも前傾のポジションを取る一方、純粋なエアロバイクよりは汎用性が高い。

BMC Teammachine R 01 LTD

価格:約324.0万円(英国参考価格14,999ポンド/米国14,999ドル/欧州14,499ユーロ)

レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ(F1チームの技術部門)と共同開発。角ばったカーボンフレームは空力性能を最優先しながらも過度な重量増を避けている。一体型ハンドルは36cm幅のみという超ワイド設計だが、ステム長は選択可能。フラッグシップ仕様の装備は非の打ち所がない(このモデル自体は最新のSRAM Red AXS搭載モデルに世代交代済み)。

弱点:タイヤの耐久性がやや低め

Cannondale SuperSix Evo Lab71 EF Replica

価格:約270.0万円(英国参考価格12,500ポンド/米国14,000ドル/欧州14,499ユーロ)

アグレッシブなポジションと反応の良いハンドリングを備えた、まさに王道のロードレースバイク。EFエデュケーション・イージーポストのチームカラーを纏ったワールドツアーレプリカで、シマノ・デュラエースDi2 R9200、Vision Metron 60 SLカーボンホイール、FSA PowerBoxパワーメータークランクという装備は非の打ち所がない。

弱点:フィッティングのためのパーツ変更(ハンドルやシートポストなど)が無料対応でないことが多い

Cervélo S5 Dura-Ace ― 2025年レースバイク・オブ・ザ・イヤー

価格:約259.2万円(英国参考価格12,000ポンド/米国14,100ドル/欧州13,999ユーロ)

鋭いハンドリングと優れた最高速を両立したバランスの良い一台。強い横風の中でも安定感を保ち、もっとペースを上げたくなる走りを提供する。プレミアムな価格ながら装備は充実しており、重量もトップクラスのオールラウンダーに迫る水準。

弱点:シートポスト変更は追加料金が必要、大きめのチェーンリングは全てのアマチュアには合わないかもしれない

Eddy Merckx 525R ― 2026年レースバイク・オブ・ザ・イヤー

価格:約136.1万円(英国参考価格6,299ポンド)

鋭いハンドリングと、意外なほど快適なポジションを両立した高速エアロレースバイク。剛性の高いカーボンフレームはパワー伝達効率が高く、先進的なジオメトリーにより無理なくエアロポジションを維持できる。登り・下り・平坦、どのシーンでも速く、日常使いのバイクとしても優秀。アルテグラDi2構成でLサイズ7.87kg。

弱点:34mmのタイヤクリアランスはやや控えめ、幅の狭いハンドルは肩幅の広いライダーには合わないかもしれない

Factor Monza

価格:約151.2万円(英国参考価格6,999ポンド/米国7,199ドル/欧州8,299ユーロ)

Factorの超ハイエンド路線からは一歩下がった位置づけながら、決して安価ではない。ブランドのトップモデルの特性を、より手頃な価格で継承。コンプライアンスとレース向けポジションを両立し、扱いやすさも損なわれていない。

弱点:競合と比べると軽さでは一歩譲る(ただしエアロ最適化を考慮すればそれがすべてではない)

Giant Propel Advanced Pro 0-Di2

価格:約125.3万円(英国参考価格5,799ポンド/欧州6,600ユーロ)

軽さと鋭いハンドリング、高速安定性を兼ね備えたエアロレースバイク。Lサイズで7.39kgと軽快で、空力フレームと50mmカーボンホイールにより平坦路でも速さを発揮。多くのエアロバイクよりも俊敏な走りながら、下りでの安心感も損なわれていない。シマノ・アルテグラDi2、カーボンホイール、ジャイアントPower Proパワーメーターという装備でこの価格は優秀。

弱点:標準装備の28mmタイヤは荒れた路面ではやや硬さを感じる

Parlee Ouray

価格:約306.7万円(英国参考価格14,200ポンド/米国14,990ドル)

クライマーの軽さ、エンデュランスバイクの快適性、レースバイクの速さに、わずかなエアロ性能も加えた一台。優れたハンドリング特性とフレームのコンプライアンスにより荒れた路面もいなす。価格は非常に高いが、カスタムペイントを見送れば約32.4万円(1,500ポンド)引きにできる。伝統的な特性を持つビスポークロードバイクを探しているなら候補に入る一台。

弱点:価格の高さ、一体型ハンドルバー仕様のため選択肢が限られる

Scott Addict RC 20

価格:約127.4万円(英国参考価格5,899ポンド/米国5,700ドル/欧州5,999ユーロ/豪州8,000豪ドル)

どこで乗っても実力を発揮する、隙のないオールラウンダー。ダイレクトな乗り味とバランスの取れたハンドリングが印象的で、軽さのおかげで登りでも軽快。快適性も犠牲になっておらず、路面の凹凸も難なくいなす。

弱点:コンピューターマウントが付属せず、一体型ハンドルへのGPS取り付けには別途購入が必要。パワーメーターもなし

Van Rysel RCR Pro Team Edition

価格:約194.4万円(英国参考価格9,000ポンド/米国10,999ドル/欧州9,999ユーロ)

Van Ryselのフラッグシップロードバイクで、軽量エアロレースバイクとしての実力は本物。デカトロン系ブランドとして期待されるほどのコストパフォーマンスとは言えないものの、緻密なジオメトリーと非の打ち所のないコンポーネントで優れた乗り心地を実現。Deda製フロント周りの完成度も高評価。

弱点:現状カスタマイズの選択肢が少なく、万人向けではない

エアロロードバイク ― 空力性能に全振り

できる限り空気抵抗を減らすことを目指した設計。風を切るチューブ形状、フルインテグレーション、伸びたポジションが特徴。必ずしも最軽量ではないが、間違いなく最速のカテゴリーだ。

Giant Propel Advanced Pro 0 AXS ― 2023年エアロバイク・オブ・ザ・イヤー

価格:約138.2万円(英国参考価格6,399ポンド/米国8,000ドル/欧州6,900ユーロ/豪州8,499豪ドル)

過度な重量・コストをかけずに圧倒的な速さを実現。ジャイアントのトップグレードPropelの半額ながら、性能面ではほぼ肩を並べ、あらゆる路面で速さを発揮する。10-28Tのカセットと細めのタイヤはやや旧世代的だが、全体としてはこの価格でレース対応の完成度を持つ。

弱点:やや古めのスペック選択が一部に見られる

Rose Shave FFX Red AXS

価格:約157.8万円(欧州参考価格8,500ユーロ)

速く、非常に軽く、高度に特化したエアロレースバイク。M/Lサイズでわずか6.56kg、鋭いハンドリングと登り・下りでの高い効率性を発揮する。剛性の高いフレームとカーボンスポークホイールにより非常にダイレクトな乗り味。SRAM Red AXSにはパワーメーターも内蔵。35mmまでのタイヤクリアランスもあり、快適性を高める余地もある。この価格でワールドツアー級のコンポーネントという装備は優秀。

弱点:剛性の高さゆえ、荒れた路面ではやや硬く感じる場合がある

3T Strada Italia

価格:約247.6万円(英国参考価格11,462ポンド/米国15,899ドル/欧州14,951ユーロ)

エアロバイクの効率性と、エンデュランスバイク並みのジオメトリー・タイヤクリアランスを融合したオールロード対応モデルで、快適性は印象的。とはいえ純血のスーパーバイクという趣もあり、カテゴリー分けが難しい一台。レース志向の人にはリラックスしたポジションが物足りず、エンデュランス志向の人にはエアロチューブが好みでないかもしれないが、両者にとってこのユニークな組み合わせは魅力になり得る。

弱点:価格の高さ

女性向けロードバイク

近年、多くのブランドがユニセックスモデルへ移行する中、女性専用設計のロードバイクは以前より数が減っている。しかし、探せば今なお優れた選択肢が存在する。多くは女性の体格に合わせたジオメトリーや、幅の狭いハンドル、女性向けサドルなどが特徴だ。

Liv EnviLiv Advanced 1

価格:約97.2万円(英国参考価格4,499ポンド/欧州4,399ユーロ)

ジャイアントの女性向け姉妹ブランドLivが手がける、Propelの女性版に相当するエアロバイク。Propelと同様の速さ・加速性能を持ちながら、女性専用ジオメトリー・スペックを採用。トライアスロン、クリテリウム、ロードレースに特化したマシンと位置づけられ、よりオールラウンドな一台を求めるならLiv Langmaがおすすめ。

弱点:一体型シートクランプ設計

Liv Langma Advanced Pro 0

価格:約140.4万円(英国参考価格6,499ポンド/米国6,500ドル/欧州6,499ユーロ/豪州8,199豪ドル)

Livの主力オールラウンドレースバイク第3世代。ブレーキ・ギアケーブルは完全内蔵化され、タイヤクリアランスも32mmから33mmへ拡大。フレームサイズに応じた幅のハンドルバー、快適なバーテープ、深めのリムのホイールを採用し、速さと快適性を両立。

弱点:ボトルケージが付属しない(他モデル同様)

Scott Contessa Addict 25 ― 2023年女性向けバイク・オブ・ザ・イヤー

価格:約54.0万円(英国参考価格2,499ポンド/米国2,800ドル/欧州2,800ユーロ)

優れた作り込みと、軽快ながら快適な乗り味、そしてお買い得な価格で受賞。カーボンフレームのジオメトリーはエンデュランスバイクの中でもレース寄りで、ペースを上げても十分な走りを見せる。シマノ105(機械式)、幅広いギアレンジ、隠しフェンダー台座を備え、長距離走行にも十分対応できる汎用性の高い一台。

弱点:タイヤはチューブレス非対応

初心者にもおすすめの予算重視ロードバイク

実用性と汎用性を重視したモデル群。アクセサリー台座により通勤にも使いやすく、多くは軽めのオフロード走行にも対応できる余裕のあるタイヤクリアランスを備える。この競技への入門用としても、通勤や冬場に酷使する「サブバイク」としても優秀な選択肢だ。

Cannondale CAAD Optimo 1 ― 2023年予算重視バイク・オブ・ザ・イヤー

価格:約28.1万円(英国参考価格1,300ポンド/米国1,305ドル/欧州1,499ユーロ)

高品質なアルミフレームで知られるキャノンデール(CAAD13など)の評判にふさわしい一台。105ベースのグループセットを含む良質なコンポーネントと組み合わさり、軽く滑らかで満足度の高い乗り味を実現。

Specialized Allez E5

価格:約21.6万円(英国参考価格1,000ポンド)

優れた汎用性と鋭いハンドリングを持ち、将来的なアップグレードの余地も大きい一台。リラックスしたジオメトリーで長距離も快適、反応の良いフレームはペダルを踏み込んだ時の走りも軽快。シマノ・クラリス2×8のドライブトレインは幅広いギア比を提供し、30mmタイヤが荒れた路面での快適性を高める。35mmまでのタイヤクリアランス、フェンダー・リアラック用の台座も完備。10.3kgとそれほど軽くはないが、フレーム自体の質の高さからアップグレードの余地は大きい。

弱点:ブレーキ性能はやや期待外れ、フル油圧ブレーキシステムへのアップグレードにはドライブトレイン自体の交換が必要

Trek Domane AL 2 Gen 4

価格:約22.7万円(英国参考価格1,050ポンド/米国1,200ドル/欧州1,199ユーロ/豪州2,000豪ドル)

上位モデルのDomaneシリーズと同様、実用的で快適、かつ楽しい乗り味のエンデュランスロードバイク。38mmのタイヤクリアランス、フェンダー台座、トップチューブバッグ用の固定具により汎用性が高く、冬場のロードライド、バイクパッキング、通勤のいずれにも対応。フレーム自体は軽快でアップグレードの価値もあるが、油圧ディスクブレーキへの変更にはドライブトレイン全体の交換が必要になる。シマノ・クラリスの変速自体は良好なだけに惜しいポイント。

弱点:機械式ディスクブレーキ

価格帯別の選び方

約7.6万円以下(350ポンド)から始められる

ロードバイクを始めるのに、必ずしも大金は必要ない。約7.6万円(350ポンド)程度でも入門用として十分な一台が手に入るが、もう少し予算を上乗せできれば、さらに良いバイクが見えてくる。

約21.6万円(1,000ポンド)前後

初心者、あるいはどれくらい乗るか分からない段階の人にとって、良いスタート地点となる価格帯。

約43.2万円(2,000ポンド)前後

この価格帯を超えるプロ仕様のスーパーバイクは確かに魅力的だが、家を抵当に入れなくても、この価格帯で十分に「良いバイク」の領域に入ることができる。

約64.8万円(3,000ポンド)前後

かつては純粋なレースバイクの独壇場だった価格帯だが、近年は市場の様相が変化し、スポルティーフ/エンデュランスモデルが同じくらい多く見られるようになっている。

ロードバイク購入ガイド

どのタイプを選ぶべきか

ロードバイクは大きく「レース」と「エンデュランス」の2系統に分かれる。レースバイクは上体を低く空力的なポジションに保ち、俊敏なハンドリングのためアグレッシブなジオメトリーを採用。エンデュランスロードバイク(スポルティーフとも呼ばれる)はより上体を起こしたポジションで、安定感と長距離での快適性を重視したフレーム角度になっている。

近年台頭している「オールロード」バイクは、エンデュランスバイクに近い性格を持ちながら、グラベルバイクほどではないもののより大きなタイヤクリアランスを備えるカテゴリーだ。どちらのカテゴリーでも、約10.8万円〜21.6万円(500〜1,000ポンド)出せば、何年も使える高品質な入門機が手に入る。

ニッチなサブカテゴリー
  • エアロバイク:純粋な速さを追求
  • クライミングバイク:空力性能より軽さを優先
  • 冬用ロードバイク:エンデュランス系に分類されることが多い
  • ツーリングバイク:エンデュランス系の一種と考えることもできる
  • 電動アシストロードバイク:モーターがライドをアシストする、成長中のカテゴリー

フレーム素材

最も高価なロードバイクの多くはカーボンファイバー製だ。強度対重量比が高く、軽量かつ効率的なバイクを作れる。アルミロードバイクはカーボンに近い乗り味・性能を、より手頃な価格で提供できる(アルミが安価な素材のため)。やや重くなる傾向はあるが、その差はさほど大きくないこともある。最も手頃なロードバイクの多くはアルミ製だ。

スチール製ロードバイクは、クラシックで上質な見た目と、路面の凹凸を吸収しながら「弾むような」独特の乗り味が魅力とされる。チタン製ロードバイクは加工の難しさから高価になりがちだが、スチール同様、独特の乗り味・魅力的な見た目・希少性で人気がある。

コンポーネント(グループセット)

ドライブトレイン・ブレーキ関連部品の集合体である「グループセット」は、バイクの価格・品質を左右する重要な要素だ。現在のロードバイクの多くは2枚のチェーンリングと、9〜12速、最近では13速のリアカセットを組み合わせる。シマノとSRAMが圧倒的なシェアを持つが、カンパニョーロ、マイクロシフト、FSAの部品を採用するバイクもある。

一般的にエンデュランスバイクはギアが軽め(登りやすい)に、レースバイクは最高速重視の重めのギアに設定される傾向がある。53Tの大径チェーンリングは、プロ仕様のバイクを除いてほぼ姿を消しつつある。一部のロードバイクは、フロントディレイラーを省略し幅広いカセットレンジを持つ「1x(シングルチェーンリング)」ドライブトレインを採用しているが、これはグラベルバイクでより一般的だ。

リムブレーキかディスクブレーキか

長年、ロードバイクはリム(キャリパー)ブレーキが主流だったが、現在は中〜上位グレードの大半がディスクブレーキを採用している。ディスクブレーキは雨天時の制動力に優れる一方、やや重く、メンテナンスにも多少の手間がかかる。より手頃な価格帯のバイクでは今もリムブレーキが一般的で、多くのライダーにとって十分実用的な選択肢だ。なお、リムブレーキ仕様のバイクをディスクブレーキに(あるいはその逆に)改造することは基本的にできないため、購入時にどちらかを選ぶ必要がある。

ホイール:アルミかカーボンか

ロードバイクの多くは700cホイールで、リム素材はアルミまたはカーボンファイバー。アルミリムは比較的安価に製造できるため、特に低価格帯のバイクに標準装備されることが多い。カーボンリムは近年、完成車への採用が増えており、アルミより軽量かつ、強度対重量比の高さから空力性能に優れた「深リム」形状も実現しやすい。

リムブレーキ車の場合、リム自体が制動時の摩耗にさらされるため、摩耗した際の交換コストの安さからアルミリムが好まれる傾向にあり、雨天時の制動性能もアルミの方が優れる。そのため、カーボンホイールを持つライダーの中には冬はアルミホイールに履き替える人もいる。しかしディスクブレーキの普及により、この議論自体の意味合いは薄れつつある。ローターとの接触で制動するため、天候やシーズンを問わずカーボンリムを選べるようになったためだ。

タイヤ

多くのロードバイクにはスリック、あるいは非常に浅いトレッドのタイヤが装着される。かつては極端に細いタイヤが主流だったが、近年は太めのタイヤを標準装備する傾向が強まっている。レースバイクには25mm幅、エンデュランスバイクには28mmあるいは32mm幅のタイヤが採用されることが多い。幅を問わずいずれも転がりは速いが、太いタイヤの方がクッション性(そして荒れた路面での速さ)に優れる一方、重量はやや増す。

タイヤは交換が容易なパーツの一つであり、最も費用対効果の高いアップグレードの一つでもあるため、購入時の標準タイヤについてはあまり神経質になる必要はない。ただし快適性を重視するなら、フレームが太めのタイヤに対応しているか確認しておきたい。

正しいサイズの選び方

バイクフィットは非常に重要だ。体に合った安価なバイクは、フィットしていない高級スーパーバイクよりも遥かに良い走りを見せる。多くのブランドはサイズチャートを公開しているが、自転車を始めたばかりの人はまず実際に跨ってみることが大切。適切なサイズのフレームを選んだ後は、サドル高・ハンドル高の調整も欠かせず、良いショップでのプロフィッティングは非常に価値がある。サドルの好みは非常に個人差が大きく、万能な正解はない。

ロードバイクでグラベルは走れるか

一見するとロードバイクとグラベルバイクはよく似ているが、タイヤクリアランスとジオメトリーに違いがある。グラベルバイクはトラクションと快適性のために太めのタイヤを、ロードバイクは登坂性能のためによりスティープなヘッドアングルを採用する。ロードバイクは荒れた地形での走破性ではグラベルバイクに劣るものの、グラベルロードや未舗装路を走ること自体は問題ない ― パリ〜ルーベやストラーデ・ビアンケといったクラシックレースを見れば分かる通りだ。ただし乗り心地は硬くなり、パンクのリスクも高まる点は覚悟しておきたい。

この記事のテスト方法について

BikeRadarは2007年の創刊以来、ロードバイクのテスト・レビューを続けてきた。電動グループセットの登場からディスクブレーキの普及まで、業界の主要な技術動向をすべて追跡している。テストはユーザーからの検索データ・市場調査をもとに選定され、毎年恒例の「Bike of the Year」テストは業界の指標としての地位を確立している。テストの大部分は英国内で実施されているが、可能な限りグローバルに入手可能な製品を優先しているとのことだ。

出典
  • Nick Clark(Warren Rossiter、Ashley Quinlan、Simon Withers、Simon von Bromley、Oscar Huckle、Liam Cahill、Katherine Moore、Robin Wilmott 協力), “Best road bikes 2026: our pick of the best endurance, race, women’s and entry-level road bikes”, BikeRadar, 最終更新 2026年9月16日
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ABOUT ME
みぞお
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おっさんサイクリスト
関西在住の自転車DIY愛好家。 「自転車組立はプラモデルみたいで面白そう」という直感をきっかけに、ロードバイクの世界へ。 現在は、自転車の組立(バラ完)・メンテナンス情報のほか、10年以上続くフェリー輪行旅の記録、さらに家電修理などのライフハックも発信中。 「自分の手で直して楽しむ」をモットーに、初心者でも真似できる等身大のDIY記録を綴っています。
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