スレッドでもアヘッド風に!“なんちゃってアヘッド”でハンドル周りをスマートにカスタム

「スレッドステムの見た目、ちょっと野暮ったいかも…」
そんな悩みを解決してくれるのが、スレッド→アヘッド変換コラムを使った“なんちゃってアヘッド”化。
今回は、22.2mmスレッドコラムのクロモリバイクに、アヘッドステムを装着するための作業記録をお届けします。
使用したのは、Azarxis製の変換アダプター(22.2mm→28.6mm)と25.4mmクランプのアヘッドステム。
一見シンプルな作業に見えますが、センター出しや固定順序を間違えると、あとで泣きを見ることに…。
「先にステムを固定してからセンターを出すべきだった!」という“やらかし”も含めて、リアルな作業の流れと注意点をまとめました。
この記事でわかること
- スレッド→アヘッド変換アダプターの選び方と取り付け手順
- センター出しで失敗しないためのコツ
- ステム固定の順番と“ズレ防止”のポイント
- アヘッド化による見た目と操作性の変化
- 作業中に起きた“あるあるトラブル”とその対処法
自転車のレストアに挑戦しよう
愛着のある自転車を長く使い続けるために、レストアをしてみましょう。
丁寧に整備し直すことで、見た目も性能もよみがえり、新たな気持ちで乗り続けることができます。
ハンドル周辺の整備と対策
まずはハンドル周りの装着作業に取り掛かりました。
安全かつ快適に乗るために、細部までしっかりとチェックしながら進めていきます。
アヘッド変換コラムの取り付け
今回は「なんちゃってアヘッド」とも呼ばれる、アヘッド変換コラムを装着しました。
これにより、旧式のフォークにも現代的なアヘッドステムを取り付けることが可能になります。
使用上の注意をしっかり守りましょう
アヘッド変換コラムには最大の高さのラインが設定されています。
このラインを守らないと、何かの拍子にハンドルが抜けてしまう恐れがありますので、必ず指示通りの範囲内で使用しましょう。
装着前にグリスを塗る
コラムを装着する前に、しっかりとグリスを塗布します。
なお、グリスを塗っている際の写真は手ぶれしてしまいました。ご了承ください。
ねじをしっかり締める
上部のキャップの下にネジがあり、六角レンチの6mmサイズを使ってしっかりと締め込みます。
確実に固定することで、安全性が保たれます。
ネジは確実に締めましょう
ネジが緩んでいると、部品が抜けたりズレたりしてしまい、大変危険です。
安全のためにも、必ずしっかりと締めることが重要です。
締め付け不足には注意を
私自身、ここでネジの締め付けが甘く、後々面倒なトラブルに見舞われた経験があります。
そのため、この工程では特に念入りに締めることをおすすめします。
ステムの取り付け作業
ステムを装着していきます。
なお、アンカーのロゴの向きについては、今回は特に気にせず取り付けを進めました。
まずは仮合わせで位置を調整
この段階では、見た目でセンターを合わせました。
本来であればきちんと測定して調整すべきですが、今回はひとまず仮の位置で様子を見ています。
適当な作業はトラブルのもとに
先ほど見た目だけでセンターを合わせていたことが仇となり、作業中に身体が当たってしまい、せっかく合わせた位置がずれてしまいました。
やはり、正確な測定と丁寧な調整は大切だと痛感しました。
作業手順はよく考えてから進めよう
後になって気づいたのですが、ステムを先にしっかり固定し、その後でアヘッド変換コラム側でセンターを調整した方がスムーズだったと反省しています。
また、ロゴが少し目立ちすぎるため、今後は別メーカーのステムに交換するのも検討しています。
“なんちゃって”でも効果アリ!アヘッド化で感じた変化と満足感
見た目がスッキリ、操作感もシャープに
アヘッドステムに変えることで、ハンドル周りが引き締まり、見た目の印象が一気に現代的に。
さらに、ステムの剛性が上がったことで、ダンシング時の安定感も向上しました。
センター出しは“最後にやる”が正解だった
最初に変換コラムを固定してからステムを取り付けた結果、ハンドルが微妙にズレてやり直しに。
「ステムを仮固定してからセンターを見て、最後にコラムを締める」——この順番が肝でした。
“なんちゃって”でも十分実用的
変換アダプターは軽量アルミ製で、見た目も違和感なし。
「本物のアヘッドじゃないけど、これで十分」と思える、コスパと実用性のバランスが取れたカスタムになりました。
初めての自転車組立へ

細かい作業をビデオに残しておきたいですね。
> moumou様
これをビデオに記録を残したら、失敗の叫び声とぼやきが多々収録された人様には見せられないものになりますよ(@@;